ManCityを追うものは一兎を得ず

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プレミアリーグ開幕 第1節 vs ウェストハム

2019.8.10

プレミアリーグ第1節 vs Westham

 

いよいよプレミアリーグが開幕する。シティに期待することはただ一つ。今まで通り。

2連覇したチームが受けるプレッシャーは相当なもの。優勝が至上命題なマンシティは今まで通り戦えば優勝できるはずです。

ohhhhhh Kevin De Bruyne~♪

 

Westhamは名将Pellegriniが率いています。メンバーと戦いかたも変わったとはいえ、マンシティを率いていた彼がどういう対策を施すのか見物です。

が……結果はご存知の通り5-0でMancityが大勝。なんでこんなことになったのでしょうか。

 

[試合のポイント]

・右WG Mahrez

・被カウンターへの対応

・VAR

 

[フォーメーション]

Mancity 433
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数時間前の予想は外れ、MahrezとJesusがスタメン。

 

Westham 4231

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フランクフルトから獲得したHallerが1トップ、その下に特徴の異なる3人が攻撃を作り出す布陣。スタメンだけ見ると魅力的なWestham。

 

引用元:goal.con

 

それでは試合へ。

 

 

シティが後ろからビルドアップをスタートするときはWesthamは守備時も4231。1トップHallerの後ろの3枚は非常にコンパクトになっていて、ピッチの縦半分に収まる配置になっていた。

ロドリを見るように、ロドリを狙うようにしていたのかもしれない。現に何回かロドリのロスト、パスミスから即座にバイタルエリアペナルティエリアに侵入していた。

また、StonesやRaporteが持ち上がるときはリトリートで対応し、ハーフスペースを消すためか442の陣形を保ち、2列目の4枚はだいぶ中央にポジションを取っていた。


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点線で囲われた部分を中盤の2枚ずつで消す形。前半はDe Bruyneはあまりボールを触る機会がなかったというところは良かったんですが…。

(Rodriから後ろは気にしないでください。)

 

15分

D.silvaのミドルシュートは枠外。この試合にMahrez起用の意味がわかります。

Westhamはスペースを消すようなポジションで守ります。

すると前半は特にハーフスペースでDe Bruyneが受けられないことが多かったです。左はZinchenkoとD.silva、Sterlingがうまくレーンを動きながらボールを引き出していたので、そこから右サイドに張るMahrezにボールを渡す展開がいくつか見られました。

Mahrezは相手の飛び込めないタイミングでボールを運び、一度目はカットインから自らシュート。二回目はカットインからD.silvaにパスを出しています。SBとしては、近づいても距離を空けても的確なプレーをするMahrezに相当嫌な印象を抱いたはずです。これによりWesthamのLSBは迷いが出て、後に出てくる先制点のWalkerへのスルーパスに繋がります。

 

24分の先制点のシーン



ゴールキックからボールを回して、EdersonからZinchenkoへパスが入ります。Zinchenkoはワントラップ目で中央にボールを運びます。それにより前の選手は少しずつ前進を始めます。Mahrezがフリックして足元へのパスを要求します。この時点ではLSBはもう少しMahrezに寄ってしまうとDe Bruyneが裏に走るかもしれないので寄せられません。



そしてゴール直前のWalkerのオーバーラップです。見返してみると彼の圧倒的な走力の前にLSBのポジショニングはたいして影響なかったかもしれませんが笑。しかし、何度もMahrezにやられていたことを考えるとMahrezとWalkerにたいして、WesthamはLSB一枚ではなく、LWGのAntonioあたりをつけるべきでした。

 

次に、18分の被カウンターのシーン。

Walkerだからできるのか、新加入のCanceloにも同じ役割を担わせるのか、被カウンター対策として、攻撃時には3CB化しています。

ボールを取られて、一気に前に運ばれたとき、前線の選手は素早く帰陣しますが、Walker、Stones、Raportは真ん中に集まりボールを絡めとりました。

シティの選手は攻撃的なチームではありますが、チームとして守備の意識はとても高いです。この試合でも言えましたが5点差で勝っているにも関わらず前線の選手はしっかりと帰陣します。3CBは被カウンター時は少しでも相手の攻撃を遅らせればいいのです。

 

最後のポイントはVARです。

53分のシーンです。

 

試合を実際に観ていた人は思ったでしょうが、やっぱり止める位置によって矢印を下ろす位置によって判断が異なります。

華麗なパスワークでWesthamの右サイドを崩したこのプレーはわずかな差でオフサイド。(わずかな差というか、錯覚というか)

いずれ慣れるのでしょうか。

 

それでは、残りの得点シーンのおさらいをしましょう。

 

51分

Westhamのボールを何人かで囲んでボール奪取。ボールを運んだMahrezは横を走るDe Bruyneにパス。De Bruyneはすぐにパスを出すのではなく、一つ運んで真ん中を快走。相手が動いたところでSterlingへ。パスを受けたSterlingは冷静にゴールへボールを流し込みました。一番のポイントはMahrezのDe Bruyneへのパス。De Bruyneがスピードを落とさずにボールを運ぶことのできる絶妙なパスでした。

 

75分

中央でボールを受けたSterlingが右サイドにいるMahrezへ預けます。Mahrezが左足に持ち替えたところでSterlingがディフェンスラインを飛び出し、フリーで受けたSterlingがループシュート。WesthamはMahrezに完全に対応できてないですね、この試合は。

 

85分

Mahrezがペナルティエリアで仕掛けて倒されてPK。Agueroが決めました。(一度外しましたが新レギュレーションにより蹴り直し)

Westhamのミスとしか言えないプレーですね。そもそもスローインをカットされて一気に前に運ばれて、キーパーに下げたボールはMahrezに吸い込まれました。

 

91分

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Sterlingがハットトリックを達成。CBはAgueroとSterlingの両方にポジションしてしまって、Mahrezとしてはどちらにも出せる状況でした。中央のCBは体の向き的にSterlingは見えていないでしょうから、この場面まで来たらイージーなゴールですね。昨

シーズンから彼は大きく成長しました。ウイングの位置から中央に流れて飛び出す。特にシュートの精度が上がったことが大きい。

 

最後に気になった点

・ロドリのプレーエリア

    コミュニティシールドから気になっていることではありますが、ロドリのプレーエリアが真ん中に限定されているような気がします。アンカーとして、Fernandinoの後継者と期待されていますが、スペインの首都でプレーしていた時はもう少しダイナミズムがあったと思います。(まだチームに遠慮しているのでしょうか…)むしろWesthamには中央に止まるRodriのファーストタッチを狙われていたようにも見えました。しかし、スタッツを見るとパス成功率90%、デュエルは9回の勝利で両チーム通じてトップ。これからもっと期待したいですね。

 

開幕戦は最高のスタートをきることができました。なによりもDe Bruyneのキレがいいことが嬉しいですね。

78分に交代したDe BruyneはPepとなにやらプレーの確認をしていましたね。交代直後にあれだけ監督と意見を交わせるなんて羨ましくもあります。

 

次節はTottenham。昨シーズンのリーグでは、Mancityが2勝していますが、CLではアウェイゴールの差で負けました。この借りを返します!

 

 

※いまいち試合の映像の使い方がわからず、写真を撮って保存して張り付けてますので非常に見えにくい。フリーで使用していいものかどうかもわからず。ここは色々と調べていくしかないですね。