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降格する前半と優勝する後半 PL第10節 vsAston Villa戦


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引用:Mancity公式Twitter

 

こんにちは。

tadashiです。

 

Mancityの試合はとめどなく続きます。

CLアタランタ戦の快勝はすごかった。前半あれだけガスペリーニ率いるアタランタのプレスに苦しめられながらも、後半はまったく苦労もなく5点をとりました。

スターリンハットトリック


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アタランタの話を簡単にしますが、Mancityのビルドアップに対して、アタランタは上の図のようにプレスをかけます。(黒がアタランタ)

ボールをもったFernandinhoに対して1枚、RodriとGundoganにそれぞれ1枚と、徹底してSBにボールを誘導。SBに出たら、MancityのIHをマークしていたCMがプレスをかけ、空いたIHには余っていたCBがマークをつく。これによりパスの出しどころを失ったMancityはかなり押し込まれてしまいました。

ビルドアップ時にRodriをひとつ前にあげるというのがアタランタの守備にはまってしまったのが不運でした。

前半はほんと見ていて楽しかったです。

前半途中からはFernandinhoとRodriを並べいつもの2-3の形にします。ボールもかなりキープできたと思います。前半で苦しめられても後半で修正する応用力を今季のシティには感じました。

 

では、アストンビラ戦にうつります。

 

ビラとはこれまでここ5試合は4勝1分で相性のいい相手です。

 

[結果]3 - 0

Mancity ⚽⚽⚽

AstonVilla 

 

46 Sterling

65 D.silva

70 Gundogan

 

[今日のポイント]

◻️前半の弱さ

◻️AstonVillaの策

 

[フォーメーション]

◻️Mancity

433


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今日のCBはFernandinhoとStones。帰ってきました。Rodriは先日のアタランタ戦でハムストリングを痛めて欠場。またCBがいません。Otamendiの兄貴は出れるのでしょうか?

結局昨シーズンと同様にGundoganはアンカーで多用されています。

 

◻️AstonVilla

4141

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ドウグラスルイスがいます。元Mancityです。あとは、ウェズレイ、グリーリッシュ。

あまりビラの試合を見たことないので楽しみです。

 

◻️前半の弱さ

Pep体制4年目。やはり研究されています。

Mancityと戦う相手は、なるべくFWからDFまでの距離をコンパクトに保って奪ったら素早くシュートまで繋げるという戦術を使ってきます。

そのなかでチームによってカラーが出てきますが、今日のビラはMancity相手にも最終ラインからしっかりと繋ぐサッカーでした。

ワントップのウェズレイはCBにはあまりプレッシャーをかけずGundoganをマークします。


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するとボールの受けられないGundoganは左側に動いて、後ろの陣形がいつもの2-3ではなく1-4の形になってしまいした。さらに前の5人はいつものような配置に収まるので、中央にはビラの選手だけがいるという不思議な時間が前半に流れ、ビラにもチャンスを数多く作られていました。

こんなにCBの選手がギリギリのところで、体を投げ出すシーンはあまりなかったはずです。

Pepも試合後の会見で、前半は降格圏のチームのプレーだと言わんばかりの発言をしていました。

 

一方、ビラはグリーリッシュがかなり自由を与えられていたようで、左サイドを起点として、真ん中、右サイドにまで顔を出していました。ゾーンで守るMancityは彼を捉えられず突破を許すシーンも。

グリーリッシュが自由に動く代わりにドウグラスルイスと右SBのターゲットがバランスをとります。素晴らしいと思いますね、ターゲット。

サイドバックのつらいところで、前にいるサイドハーフのキャラクターによってサイドバックは色んなことを考えないといけない。目の前の彼が、ボールをキープするタイプなのか、飛び出すタイプなのか、はたまたサイドに張るのか、内側に切り込んでいくか。後ろから状況を見ながら守備と攻撃のバランスを取らなければ、試合が崩れてしまいます。そういった意味ではこの試合のターゲットはなかなかに良かったです。

 

毎度思うんだけど、右サイドってあんまり攻撃パターンが多くない。B.silvaやMahrezのキープからDe Bruyneのアーリーや、Walkerのインナーラップぐらい。左サイドのように流動的になってないのが非常に気になる。

 

とにかく前半のMancityはひどかった。

 

◻️AstonVillaの策

そして後半です。

 

後半は、一転してMancityの展開になりました。

結果として3得点かつクリーンシートでの勝利です。

前半と変わった点で言えば、選手たちが冷静になったということでしょうか。ビラはウェズレイ一枚でGundoganを見るという役割があり、左サイドのグリーリッシュはある程度自由に動く。ということで、実はCBがかなり大胆にボールをドリブルで運べるんですね。


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これだけなんですけどね。

Gundoganがウェズレイを引き受けて、自分のパスコースを切られるように立つことでCBはフリーです。そもそも前半からボールホルダーであるCBにはプレスをかけに来なかったんで、前半からできたんですけど、なんでかロングボールとか蹴ってましたね。

 

得点はすべて後半。

1点目は伝家の宝刀Edersonキャノン炸裂。Jesusが競り勝つというのは両チームにとって予想外でしたがこれを受けてきっちりと決めるSterlingはもう完全にストライカーですね。

 

2点目は我らがDe Bruyne。Zinchenkoと似ていると言われ、「僕はこんな(Zinchenkoのこと)ブサイクじゃない」と言っていたDe Bruyneのゴール。左サイドから右足で中に放り込んだクロスがそのままゴールへ。D.silvaが触っていたようにも思えますが、、、オフサイドもなく。

相変わらずクロスのスピードと質が化け物です。

 

3点目はGundoganがこぼれ球をボレー。

 

試合終盤にFernandinhoが2枚目のイエローで退場。Otamendiの兄貴が出られないとするといよいよ若手CBを起用することになるのでしょうか。

 

ここ数試合前半が悪いMancityですが、なんだかんだ勝っています。この調子で勝ち続けて負傷者が戻ってきて一気に勝ち点を稼ぎたいですね!

 

それでは!