羽ばたいたジェズス PL第15節 vs Burnley (アウェイ)
引用:Mancity公式Twitter
こんにちは。
tadashiです。
前節のニューカッスル戦から中4日。ミッドウィークでのバーンリー戦。負けたのは2015年のみで、非常に相性のいい相手。確実に勝って、週末のマンチェスターダービーに臨みたい。
(ハイライト動画をTwitterから使わせていただいてます。ブログ一番下にあります)
[フォーメーション]
◻️Mancity
4-3-3
もう今さらなにも言うことはありません。
今日は左サイドはAngelino。Pepはターンオーバーをきっちりやっているのでしょうか。
Aguero不在2試合目。Jesusはチャンスをものにしたい。
Rodriは移籍1年目でPepcityにしっかり順応。心強い。
◻️Burnley
4-4-1-1
レスターにいたドリンクウォーター。
ドリンクウォーターって名前ほんとすごい。
[結果] Burnley : Mancity
1 - 4
24分 ジェズス(Mancity)
50分 ジェズス(Mancity)
68分 ロドリ(Mancity)
87分 マフレズ(Mancity)
89分 ブラディ(Burnley)
ジェズスがしっかりと期待に応え2得点。ロドリのゴラッソもあり、大勝。
しかし、クリーンシートで終えられないのが、今のMancityを表しています。
[今日のポイント]
◻️困らないJesus
◻️D.silvaの重要性
◻️Mancityの今後
◻️困らないJesus
前半開始
バーンリーは4411。ツートップを縦関係にして、ロドリをマークし、ロドリへのパスコースを消す作戦。
攻撃では、ロングボールを主体とし、Mancityのバックラインに素早いプレスを実施。ここ最近のMancityの対戦相手とは異なり、ボール保持時、非保持時の両方とも後ろに選手を固めるわけではなかったのが印象的でした。
今日のMancityはWalkerを含めた後ろの3枚+アンカーのRodriでビルドアップ。(点線で囲んだエリアがバーンリーが使われたくないところ)
しかし、当たり前ですが、一人に対して二人かけると他が空いてきます。
Mancityは以下の形でボール保持を続けます。
○FernandinhoやWalkerがボールを運ぶ
○D.silvaとSterlingが交互にRodriの横まで降りてくる
○De Bruyneが幅取りをして、空いたスペースをWalkerやB.silvaが使う
○EdersonがJesus含めた3トップにロングパスを送る
これらの方法で、バーンリーのプレスを回避。最終的には75%のポゼッション率を記録しました。
23分
Jesusのゴール。(最下部にハイライトあり)
バーンリーの攻撃後、Edersonのキャッチングから素早いスタート。
左斜め45度でボールを受けたJesusは、ペナルティエリアにしかけ相手ディフェンスを半歩ずらして右のサイドネットへ突き刺しました。
素晴らしいゴールでした。
前節のJesusはあまり効果的にボールを受けられずSTとして真ん中にいるよりはブラジルのときみたいにWGとしてプレーするべきではと少し思っていたので、その考えは消さなければいけないと思います。
今日のJesusは背中で相手を受け止めないように注意しながら顔を出してボールを受けようとしていました。
31分には、B.silvaがワイドにボールキープし、De BruyneがSBとCBの間を抜けるいつもの形も出てきます。
42分にもカウンター。得点にはならないものの、比較的攻撃にも重きを置くバーンリー相手に効率的に攻撃ができています。
◻️D.silvaの重要性
後半開始
48分にすぐさま追加点(最下部にハイライトあり)
何度となく左右に揺さぶりをかけてB.silvaのピンポイントクロスからJesusの2点目。
ニューカッスル戦でもそうでしたが、相手のスライドが間に合わないぐらいペナルティエリアの前で、左右に揺さぶりをかけるので、守る側からすると非常に守りにくい。
めまぐるしく動くボールと自分のマークとエリアを監視し続けるのは簡単なことではありません。
困り顔オブザイヤーのJesusが活躍してしまうと困り顔が見られなくなりそれはそれで寂しいのですが、後半ロスタイムに出ました。
タッチライン際で、ボールを運び相手に当ててゴールラインをボールが割りましたが、判定はゴールキック。
素晴らしい最高の困り顔。もはや愛らしい。
60分に、バーンリーは選手交替とともにツートップの縦関係から、横に並べるツートップに変更。プレスも強度を高めますが、Edersonでのロングでかわします。
サイドでの攻撃もうまくいきました。
※前節のニューカッスル戦の図
前節は5-4ブロックの中央固めにかなり手を焼きました。ワイドに開いた選手からパスが通らない。
しかし、今節はB.silvaやDe Bruyne、Angelinoから内側にいる選手へのパスが収まったことが良かったです。
中央に密集しないバーンリーはその点ではやりやすかったと感じました。
上述していますが、D.silvaは前半からこの展開に合わせて引いた位置でボールを受けます。ハーフスペースからRodriの真横までおりてボールを動かしていました。
こういったちょっとしたプレーが試合の流れをつかみ、より優位に試合を進めることができます。D.silvaは特に今のMancityの左サイドで不可欠なプレイヤー。SBが枚試合違う選手が出場し、Sterlingが覚醒しているなかで、SBとWGの間を繋ぎ、攻撃を具現化しなければなりません。バレンシア時代のD.silvaはサイドやトップ下の選手だったのに今ではハーフスペースの支配者と言っていいほどの存在感。ダイレクトプレーの判断も視野の広さもSterlingとの相性も抜群です。
今シーズンで退団が確定しています。
共に戦うDe Bruyneはこのまま突き抜ければいいのか、D.silvaから学んでプレースタイルを変えた方がいいのか…それともD.silvaの系譜はFodenに任せるのか、とても気になります。
そこから68分、87分とゴールを決め、勝負あり。
特に68分のゴールは、ロドリのゴラッソ。
そこに至るまでの流れるようなパス回しも素晴らしかったです。
このゴールもAngelinoから斜めにSterlingに通ったところから生まれています。
終了間際に失点をして、クリーンシートは達成できなかったのですが見事な勝利。次のマンチェスターダービーに弾みをつけてほしいです。
◻️Mancityの今後
バーンリー戦から見られたMancityの今後を考えてみました。
1. 若手選手の育成
今日の試合の交代メンバー
80分にDe Bruyne→Foden
85分にFernandinho→E.Garcia
Fodenは最近の過密日程からIHで交代出場することができていますが、3トップとCBにはなかなか控えとなれる選手が現れません。
今日はGarciaが出場できましたが、プレー時間は10分以下。しかも失点のシーンは中途半端な位置でなにかをするでもなくボールが逆サイドに転がってしまいました。
資金のあるMancityでも、育成が必要だと思います。
こうやって少しでも試合に出してある程度の金額で移籍させてしまうのでしょうか。
2. 左WGと左SB
今日の試合Mahrezが出てからB.silvaが、左に回りました。すると体をオープンにしてボールをキープするB.silvaのおかげで、Angelinoはするすると前線にあがるシーンが見られました。84分にはきわどいクロスも上げたりとMendyよりもチームのひとつとして機能しているようでした。
純粋なSBであるAngelinoはシンプルなオーバーラップももちろんやってきたと思います。Zinchenkoのようなビルドアップも備わったら確実にスタメンになれることでしょう。
しかし、今の段階ではSterlingが流動的にかつ、STのような動きもするのでいまいち連携が深まっていないなと。D.silvaがいないと循環しないのではないでしょうか。Mancityにとっては、Sterlingははずせない選手ですから、Angelinoを一刻も早く順応させるか、Zinchenkoを待つか、はたまた新しい選手を獲得してしまうのでしょうか…。左SB出身の僕からしてもとても気になります。
3. クリーンシートが達成できないディフェンス
ここが一番の問題で、今シーズン失点が多いです。
特に試合終盤での失点は確実に増えていると思いました。理由はなんでしょう。
勝たなければいけないというプレッシャーによる前がかりなところを狙われているのか、そもそも対戦相手が引いてカウンターを仕掛けられているからなのか、プレミアの他チームに比べてデュエルの弱さが関係しているのか。
今期のCLの結果次第では、守備の再構築も必要じゃないかと。選手ではなく組織を。
◻️今節のハイライト
バーンリー戦マンチェスターシティが記録した全4ゴール
— FootballioN (@football_lion_) 2019年12月4日
ジェズス、ロドリのゴラッソとマフレズのプレミア通算50ゴール目pic.twitter.com/cvT7y9nt4n
(いつもTwitter見させてもらって大変助かります。)
これで以上です。とにかく勝利したことが素晴らしい!
優勝は諦めませんよもちろん。レスターが調子いいというところも気になりますが、我々は勝つだけです!
週末はマンチェスターダービー。隣の赤い悪魔を倒せ!
それでは!