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サッカーとマンチェスターシティ

プロとしての振る舞い ~無策のモイーズに救われて~ PL第26節 vs West Ham United


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引用:Mancity公式Twitter

 

こんにちは。

tadashiです。

 

「CL2年間出場停止」というニュースが舞い込んでから最初の試合。練習などを見る限り、動揺もせずしっかりと取り組む選手たちの姿がありました。

 

PepやSterlingの残留宣言もあり、ファンとしても折れてはいけないと強く感じます。

(Kevin、君はどうだ?)

 

本日は第1節で対戦し、大勝したウェストハム。プレミアの順位も下位に低迷しており、いつの間にか監督もペジェグリーニから変わっていてモイーズが監督を務めています。

Pep自身もウェストハムは過去8戦しており、全勝中です。

 

前回対戦記事はこちら


プレミアリーグ開幕 第1節 vs ウェストハム - tadashicityのブログ

 

目次

 

 

◻️フォーメーション

Mancity

4-3-3
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いつもの基本型である4-3-3の布陣。LaporteとMendyが怪我から復帰。Fernandinhoを久しぶりに休ませることができました。

Sterlingが約4週間の離脱というのは大きな痛手ですが、その位置にはJesusが入ります。個人的にはWGの方がJesusはいきいきとプレーできるような気がしています。

 

 

West Ham 

5-3-2
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Mancityのハーフスペース対策だろうと思いますが5バックを採用。(試合を通してハーフスペースで何度もボールを受けられていましたが)

前回対戦のときとは前線でメンバーがだいぶ変化があります。

フェリペアンデルソンやヤルモレンコが怪我気味で、前線はアントニオとスノドグラス。この冬ハルシティから加入したボーウェン?はサブに入っています。

最初、オーウェンオーウェンと聞こえてびっくりしました。中盤の真ん中にはプレミアリーグで全試合フル出場中のライス。おかずがほしい。彼は、昨シーズンのチームMVPだったようです。

 

 

◻️両チームの狙い

Mancityボール保持

ウェストハムがまったく狙いを見せなかったので、Mancityの話を。


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ビルドアップはOtamendiを底に置いたひし形で行います。

SBのMendyとWGのB.silvaが幅を取り、Jesus、D.silva、De Bruyneがハーフスペースを攻略する形です。

 


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一方のウェストハムはスノドグラスを右サイドに落とした5-4-1で守ります。1枚前線に張るアントニオには守備のタスクはまったく課せられてないように思えました。ビルドアップにたいするアプローチは一切なく、ハーフラインを越えるまではプレッシャーにもいかないというところが読みとれました。

5-4のブロックはハーフスペースを閉じることやディフェンスと中盤の間を使われないことを意識した配置だったと思いますが、この試合で言えば面白いようにハーフスペースを使われていました。

 

Jesusにはハーフスペースの攻略だけでなく、ときにはAgueroと並んでSBCB間や、裏への飛び出しを求められていたと思います。それはしっかりと実を結び、何度となくチャンスを作り出していました。

 


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重ね合わせるとこんな感じ。トップのアントニオは試合を通してほんとにこんな中途半端な位置にいました。アダマトラオレじゃないし、一人でシュートまでもっていくのはけっこう厳しいですよね。

 


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中央をコンパクトにして守るウェストハムに対してMancityはサイドから揺さぶりをかけていきます。

Mendyにパスが通ったとき、ウェストハムは逆サイドのWB残してボールサイドに中盤4枚がに寄るので、サイドチェンジしたときにMancityで言えばMendyやB.silvaが相手のWBと1対1になる場面が多く、質的優位性を作り出すことができていました。


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また、プレスもマークも甘かったのでMancityは5-4ブロックの間を何度も使い、マークのずれを生み出していましたし、RodriやDe Bruyneに戻すことで逆サイドや中央から攻めることができました。

 

Mancityはボールロスト後の即時奪回を狙ってきますが、そこを突破されるともろいです。ウェストハムにはMancityのプレス回避の対策も見られず、見ているファンからすると少し安心してこの試合を見られたかなと思います。

 

◻️前半のジェズス

前半開始

 

5分にさっそく決定機を迎えます。

中央でボールを受けたD.silvaからCBSBの間でJesusがうまくボールをもらってのキーパーとの1対1でした。そしてさっそくの困り顔です。

 

8分 Agueroがワンステップでアウトサイドシュート。

これもIHの選手が中央にポジションを取ったところサイドから受けています。

 

12分にDe Bruyneのミドルシュート。今シーズンはかれのミドルシュートが少ないような気がします。

 

13分

またもやJesusの決定機。今度は中央のDe Bruyneからのスルーパス

セカンド困り顔です。

 

先制点は29分。

コーナーキックからRodriがニアでボールをそらしました。

 

ウェストハムは失点後も引いたまま変化はつけず、ボールポゼッションは77%:23%でほとんどMancityが支配している状態で前半は終了です。

 

 

先制点は取れたものの、Jesusへの不安が残る前半。嫌な流れのまま後半にいくとそれを引きずってしまいそうにも思えました。

 

前半から何度も見られたのはDe Bruyneのボールを持たないときのプレー。

自分で出したパスなどに対して味方へのフォローに行くだけでなく、その後のボールロストの瞬間から、相手へプレッシャーをかける、もしくは帰陣するというネガティブトランジションのお手本のような姿には本当に感心します。

 

◻️無策のモイーズ

後半開始

 

ウェストハムは後半も変わらず引いたまま。ハーフラインまでプレスもかけずMancityにボールを運ばせます。

狙いがあって引いてるようにも思えず、ただ、ボール回しに勝てないから中央を固めているようにしか思えませんでした。

 

追加点がほしいMancityは、ビルドアップ時にプレスがかからないということもあり、後半の途中までWalkerはオーバーラップさせることにしていました。

前半はほとんどなかったのですが、後半は味方を追い越す動きが何度か見られました。カウンターへの不安も少なかったので、SBとしてはイージーな判断だったでしょう。

 

後半に入って変わった点は縦パスのくさびが前半よりも増えたことです。

62分のDe Bruyneの追加点もそうでしたが、サイドから中央に戻したボールにくさびを混ぜながら相手をボールウォッチャーにさせました。おそらくB.silvaは自分で右足を振り抜く予定でしたが、それを上回るスピードでDe Bruyneが入り込んできました。

(下部にハイライト動画あり)

 

ウェストハムは、というと、中盤の真ん中にいるライスが一人Mancityのパスカットを何度も狙い一人でボールを運ぶシーンが見られました。まったく歯がたたなかったウェストハムにおいて、ライスは唯一存在を見せられたかな、と思います。

 

57分にフレデリックスが負傷したことで、サバレタが登場します。貫禄ありますね。元シティの右SB。懐かしいです。古巣対決。

 

試合はその後Jesusにもう一度決定機が訪れますが決められず、サード困り顔。嫌な流れは今日立ちきってほしかったけどだめでした。

 

試合はこのまま終了。Mancityは危なげなく勝利です。

 

 

 

試合を見て、モイーズ監督がここまでなにも動かないのが信じられなかったです。チームの状態が良くなく、相手がMancityだから負けは覚悟の上次の試合から立て直すつもりだったのか。Mancityが強い相手だというのは理解できるが、点を取りにいく姿勢が見えなかったのはどうなのか。

ハルシティで29試合17得点のボウエンを獲得し、どこかのタイミングで起用すると思っていたら80分まで動かず、起用した位置は本職の左WGではなく、スノドグラスと同じ位置の右サイド。

後半ライスが2,3度ボールカットからの運びがありましたが、ゲームの流れを持ってくるチャンスはあったかもしれません。

 

モイーズの失態は3点

・逆サイドで質的優位性をつくられた

・ハーフスペースつぶしに気をとられ、5-4ブロックの間を使われた

・交代選手の役割が不明

その分Mancityは楽な展開でした。

 

結果

2 - 0 WIN

29分 Rodri(Mancity)、62分 De Bruyne(Mancity)

 

◻️ハイライト

 

◻️CLレアル戦を前に

気がかりなのはD.silvaの状態です。おそらくハムストリングを痛めた可能性が高く、来週のCLは出場できないかもしれません。

LaporteやMendyが戻ってきたのは好材料ですが、D.silvaの離脱はチーム力として大きく問題となるところです。

 

レアルマドリードというチームは、絵に描いたように、戦術を、個で殴ってくるチームです。タイプで言えばMancityの苦手なタイプと言えるでしょう。

ベンゼマが調子が良く、アザールも復帰。若手のロドリゴやヴィニシウスもいます。優勝を何度も経験しているモドリッチ、クロース、セルヒオラモスもいるので、Mancityは胸を借りるつもりでそれでいて全力で試合に臨まなければいけません。対戦カードとしてはとても魅力的でベスト16で見られることを楽しみたいと思います。

 

 

 

 

今日は以上です。

チーム内にバタバタする案件があったわりには相手に恵まれ、それを感じさせないきちっとした勝利を見せています。

次の相手は3位のレスター。しっかりと勝って、順位では文句なしのCL出場を決めましょう!

 

 

それでは!