【ひし形の頂点、だれがてっぺん?】 09-10セリエA第2節 AC ミラン vs インテル
こんにちは。
tadashiです。
自粛期間が解除されたのに、こうやってブログを書いたり、ブログを覗きにきてくれたりするなんてほんと暇なんですね。仲間です。
大層な目次
自粛生活にて
つい最近、09-10シーズンのミラノダービーを見ました。
インテルの公式youtubeに「クラシックマッチ」と題してフルタイムで試合映像が…!2時間なんてあっという間でした。
インテルといえば、このシーズン3冠ですからね。いやー、おそろしやモウリーニョ。
カカとかがいなくなったとはいえ、ACミランですよ!?その相手に4対0での快勝。ミランに退場者が出て、勝利は前半のうちにほぼ決まってましたけど、いやー、モウリーニョは嫌な試合してきますね。ミランもちょっと不運ではありましたが。
INTER CLASSICS | FULL MATCH | AC MILAN vs INTER | 2009/10 SERIE A TIM - MATCHDAY 02 ⚫🔵🇮🇹
それにしても、同じホームスタジアムのチームがミランとインテルという強豪2チームとは…。
話を一度脱線
自分がサッカーを見た記憶で最も古い記憶を思いだすと、2002年の日韓ワールドカップです。当時中学2年生か3年生だったと思いますが、友達とテレビの前に食い入るように見ていたのを思いだします。サッカーを見て、好きなチームを応援する楽しさというのはここから知れたのだろうなと。
さらに古い記憶では、1998年のフランスワールドカップ。当時10歳で、サッカーを初めて2年ぐらいでしょうか。大人たちが大騒ぎしているのをなんとなく覚えているぐらいです。
今、考えると初めてのワールドカップ出場で、とんでもないことです。岡野、岡田、中田なんて言えばどのシーンか思いつくぐらい。岡野さんは今もガイナーレ鳥取のフロントなのでしょうか。
高校生、大学生になったら、WOWOWでスペインリーグを見るようになります。野球好きだった父親が、サッカーを見始めるようになり、WOWOWに契約してくれたんですね。その当時から、レアルマドリードに心奪われていたのを思いだします。(実は大久保のマジョルカデビュー戦でのゴールもライブで見てました)
ベッカムとジダンのサイドライン同士のワンツーとか。ロべカルのフリーキックを壁に入っていたマケレレがうけてしまって倒れるとか。
ちなみに最も心震えた試合は、日本のワールドカップもそうですが、04-05CL決勝ミランvsリバプールですね。前半ミランが圧倒していた試合をリバプールがひっくり返す展開。朝5時からPKが終わるまで一度も眠くならなかったのを覚えています。いやー、すごい。スミチェルのミドルシュート声出たなぁ。デュデクのくねくねストップも少し話題になりましたね(え、なってない?)
ミランには、カカ、インザーギ、クレスポ、ピルロと本当にスター選手がたくさんいました。
1年前ぐらいにアマゾンプライムで、ジェラードの映画がやってました。体にムチを打って、なんとか愛するクラブに栄光を、とふんばるジェラードを見て、プレミアリーグは取れなかったけど、CL優勝できて本当に良かったなぁ。
映画はつまらなかったです。本当につまらなかったです。
一応、みなさまにタイトルをお伝えしておきます。
「Make Us Dream」/Prime Video
アマゾンプライムに登録しているリバプールファンの方はぜひ。彼らのチームの崩壊が見られます。(僕はシティファンです)
両チームのスタート
youtubeの中では、フォーメーションの表示もなくイタリア語だったので、最初はスタメンを読み解くところから笑
出てくる選手出てくる選手有名で、懐かしさすら感じました。この時代は、友達とよくウイイレをしながら、実際のサッカーの話をしていて、楽しかったですね。ドイツワールドカップ開幕戦ドイツ対コスタリカ。ファーストゴールのラームのミドルシュートも今でも鮮明に思いだせるぐらい。2006年でしたっけ。日本対オーストラリア戦悲しかった。SBが崩壊した日ですね。今回見た09-10シーズンでは、このシーズンのあと2010年南アフリカワールドカップがあったんですが、スペインとオランダの決勝戦は、延長116分のイニエスタのゴールでスペインが初優勝でした。このあたりは、ヨーロッパでポゼッションサッカーがかなり強さを発揮します。2012年のユーロでもスペインが優勝し、オランダで生まれたクライフスタイルがペップの手によってスペインにて完成されました、という感じです。なおさら、このシーズンのインテルはすごいですね。
あぁ…また脱線してる。
さっそくですが、ミラノダービーのスタメンを紹介。
両チームとも中盤ダイヤモンドの4-4-2。細かく書くと4-3-1-2です。トップ下に攻撃をつかさどる選手を配置したフォーメーション。このフォーメーション、ミランが使っているイメージが強かったんですが、インテルも採用していたんですね。
自分が印象に残っている各国のフォーメーションはドイツの3-5-2、イングランドの中盤フラット4-4-2、ブラジルの中盤ボックスの4-4-2、そしてオランダの3-4-3ですかね。それがどうした、という話です。
ACミランのスターティングイレブン
ここでは、より詳しくそれぞれのメンバーを見ていきましょう。いや、僕が振り返りたいんです。お願いします。振り返らせてください。
まずは基本情報です。
フォーメーション:4-3-1-2 Coach:レオナルド
まずね、監督がレオナルドです。知らない方は調べてみてほしいんですが、ブラジルが生んだ超絶イケメンファンタジスタです。これだけイケメンだったら、サッカーだけじゃないところでも活躍できそうですが。
17歳でフラメンゴにてデビュー。開幕直後1994年のJリーグにやってきて、サッカーファンを魅了したのもだいぶ昔のように感じます。
でも、知らなかったんですけど、ACミランも5年しかいなかったんですね。
ところで、レオナルドは鹿島に来たわけですけど、冷静に考えるとすごいですよね。(今も十分すごいです)
また、脱線しましたが、スータティングメンバーです。
GK ストラーリ
DF ヤンクロフスキ、チアゴ・シウバ、ネスタ、ザンブロッタ(右から)
FW アレシャンドレ・パト、ボリエッロ
以上11人がこのミラノダービーのスタメンです。
2006-07シーズン、リバプールをくだして欧州チャンピオンとなったACミラン。そこから3年。カカは去り、マルディーニは引退、インザーギも晩年に差し掛かります。
バルセロナで一時代を築いたロナウジーニョがミランにいるのはなんとも当時の僕には理解ができなかったです。ザンブロッタも赤いユニフォームを着ているものは違和感あります。
ネスタってこのときいくつですか?(…wikipedia)32歳ですか。
少し前、ロナウジーニョとレコバという前歯に特徴のある選手がいました。中学の後輩がレコバのモノマネをしていたのを思いだしました。
インテルのスターティングイレブン
続いて、インテルを振り返らせてください。
そんなこと言わずに。
…いや、お願いします。ほんとに。
モウリーニョは、このシーズン3冠とってます。
セリエA、コパ・イタリア、CLのすべてを勝ち取りました。モウリーニョの哲学なのかわかりませんが、勝てとは言わない、負けてはならないようなことを言ってた気がするんですが、勝つんですよね、モウリーニョは。
つい先日東洋館出版社のバルセロナ・レガシーを読んだんですが、思った以上にモウリーニョの話が出てました。この当時のインテル、というよりもセリエA全体に不穏な空気が漂っていた。(CL出場権が3枠に減るとかカカとイラブラヒモビッチがイタリアを去るとか)
そんな中でのモウリーニョの偉業達成は本当に素晴らしいものだと思うけど、どうしてもあの性格というか攻撃的な姿勢が好きになれない。
サッカーはあんなに守備的で、相手の長所を消すサッカー。ボールを保持している方が不利になるサッカーをするのに、ピッチを離れるとあれほどまでに攻撃的になるなんて、まったく理解ができない、、っていうのと同時にたくさんのプレッシャーをかわすための手段なのかもしれないと思った。
いつまで前置きを話すつもりだと思っていますか?
僕の悪い癖なんですね。話しだすとなんでもないことをベラベラと。何度も脱線してしまう…。
さて、スターティングメンバーです。
フォーメーション:4-3-1-2、Coach:モウリーニョ
GK ジュリオ・セザール
MF スタンコビッチ、ザネッティ、チアゴ・モッタ、スナイデル
インテルの時代と言ってもいいでしょう。なんといっても3冠ですからね。スナイデルの圧倒的な存在感。パスのうまさ、ミドルシュート。レアルであまりうまくいっていなかった印象があったので、ここまでとは…。
ちなみに今のスナイデルは見る影もないぐらいスナイデブになってますが、、、(これは何年ごろだろうなぁ。すみません、情報がないです)
ザネッティと言えばミスターインテル。鉄人ですね。後に加入する長友のおじぎパフォーマンスをえらく気にいっていたナイスガイ。
スナイデルはご存知長友の親友です。長友がトルコ行きを提案されたときに相談した相手がスナイデルです。
ギブってサイドバックが本職でしたっけ? エトーは、インテルでも活躍するんですね。
モッタはPSGでも活躍し、監督になったら2-7-1みたいなフォーメーションを提案するようなアナーキーな監督になっています。
マイコンは、長友ともレギュラー争いしてませんでした? この試合こんなにキープレーヤ―になるとはね。右も左もできるマルチなタレントです。
なかなか試合にいきませんね。ごめんなさい。
僕のせいです。でも、ここまで読んでもらえたら、あと少しです。
試合の話と僕の生い立ちどちらを読まれますか?
試合の話◀
僕の生い立ち◀
(目次を見てドキッとしましたか? 残念でした!)
ブラジルのリズムを崩すモウリーニョの策
前半開始
と、最初の10分はスタメンとフォーメーションの把握に時間を割く。
まずはレジスタとしてミランの攻撃のタクトを振るうピルロに注目。
中盤の真ん中で360度囲まれるピルロですがほとんどボールを取られない。体を外側に開いて、内側にトラップしたり、同サイドへのドリブルをアウトサイドではなくあえてインサイドでタイミングをずらしたり、視線で外したりと。ボールを取られずに次につなげる工夫がいたるところにちりばめられていて、ボランチの選手は絶対にフルで見るべき。
服で言うとリバティ柄です。ピルロのプレーは。しきつめられてるんですよ。
さて、両チームの真っ先に注目するポイントは二人のファンタジスタです。
嫌でもこの二人に注目は集まります。両チームがどう守り、どう攻めるのか。今の自分の頭で見るのは少しわくわくします。
ところで(脱線します)、
ロナウジーニョと言えば「サッカーを楽しむ」ことをだれよりも体現してくれた人です。フランスからバルセロナにやってきたのは、2003年。高校生になってから、WOWOが導入された我が家と重なり、レアルのライバルチームとしてロナウジーニョの存在に魅了されていた自分がいました。
柔らかいタッチ、一瞬で相手を置き去りにする緩急、誰もが思いつかない独創性のあるプレー。
当時はマンデイフットボールとやっべちFCぐらいでしか海外の情報が得られず、番組の後は必ず仲の良い友人たちと語らいあいのが習慣となっていたのはいまでも自分の宝物です。
ロナウジーニョのプレーで最も印象に残っているのは、05-06シーズンレアルホームのクラシコでセルヒオラモスを置き去りにしたあのゴールと、04-05シーズンCL決勝トーナメント1回戦チェルシー戦のボディフェイクからのノーステップシュートです。
あとはキレのあるエラシコ。ビッククラブであれだけテクニックを惜しげもなく見せていたのはあの時代見たこともなかったです。
だめだ…話が止まらない。。。
試合ですね、試合。
前半5分にスナイデルのコントロールシュートがありましたが、前半15分手前まではミランのペースだったように思います。
ロナウジーニョを含めた前線の3人は戻らず、コンパクトな4-3のラインで守るミラン。ボールを保持したらロナウジーニョではなく、ピロルにボールを集め、ピルロを起点にチャンスを作っていました。
今のサッカーでよく見られるハイプレスはこの時代あまり見られず(クロップのドルトムントが少しあとに出てきますか…?)
カウンターに対して、カウンターが簡単に成立する。それはよりスペクタクルな感じはします。昔のサッカーは見ていて楽しかったなぁ、という人はもしかしたらここら辺の要素があるのかもしれない。やはり殴り合いは見ていて楽しいですからね。
僕が注目したのは同一フォーメーションにおける中盤の選手たちの役割です。
ピルロは説明は不要です。ボールを受け、相手を剥がしながら前線にパスをつないでいくレジスタの役割です。サイドに開いたり、CB近くまで下りたりしていました。
与えられた役目は「ロナウジーニョを抑えろ」です。
プレッシャーのないときはCBからボールを受けることはありますが、基本的にはザネッティとモッタに任せ、ロナウジーニョの動きをマークしていました。ルシオとサムエルは対人強いですからね、パトとボリエッロじゃ役不足感もありましたし、ピルロからのパスが出るのは仕方ないから、受け手をなんとかしてやるか、という気持ちが伝わってきました。嫌なやつだなぁ。
フラミニとガットゥーゾは、守備の時はコンパクトに絞り、攻撃時は前にぐいぐいと進んでいきます。攻撃をつくるというよりは、ピルロとフィニッシュの間もしくはフィニッシャーとしての役割を持っていました。
全然話飛びますが、パトのドリブル全然だめでしたね、この試合。見てると、タッチはすごい柔らかくてドリブラーだなって思うんですけど、この試合はストップされてました。左に流れるんですよ、パトは。マイコン強し。この一言です。
ザネッティとモッタは、スタンコビッチの前に入り、下りてくるスナイデルとエトーとともに攻撃を作ります。エトーは下りるだけでもなく、ミリートと同様にサイドに流れてました。インテルの二人は、ミランのようにサイドに流れることもあまりなかったのが印象的。特に、左サイドはギブも全然上がってこないし、試合を通して見て思ったのは「左サイドってどうしてたっけ?」です。
最後に、ダイヤモンドの頂点。
ロナウジーニョはある程度自由を与えられてる感じでしたね。最初のうちはあまり守備に戻ってなかったけど、失点してからはたまらず戻ってきて2トップにも戻るように指示していました。本来なら、ドリブルや細かいパスでリズムを作りたいんだと思うんですけど、スタンコビッチが常にマークしてきますからね。ロナウジーニョもやりにくかっただろうなと思います。
そして、スナイデル。前半5分にさっそくゴール右隅を狙うコントロールシュートを打ったり、ミドルレンジから強烈なシュートを打ったりとかなり積極でした。
それだけでなく、中央からボールを受けに下りてきます。これはロナウジーニョと大きな違い。ミランの前線はあまりボールホルダーにプレスをかけないので、スナイデルに後ろからばしばしパスが通ります。前線の3人はプレスに行かないので、ピルロと前線の間にポジションを取るフラミニとガットゥーゾ。うまい具合にそのピルロの脇を使うスナイデル。
もっと厄介なのは、スナイデルがだめなときは、エトーも下りてきてる。これ決められてたんですかね。ミランの戦術を知っているような戦い方。
もう少し話すと、ミリートもエトーも開くのは左サイドが基本。1人が流れれば、1人は中央に残る。空いてる右サイドはマイコンが前進。中盤後ろ3枚は不変で4-3-1-2から3-3-3-1に変化していますね。
この時代ですでに可変式のフォーメーションが出ていたのかと思うと、自分の知識の遅さが悔しいです。たぶんもう当たり前だったんだろうなぁ、、、
10年前なんてこんなサッカーの見方してなかった。だれがうまいとか、どれだけ広い視野を持ってるかとか、シュートやパスがうまいなど。個々の能力しか見ていなかった…。バルサのパス回しを見ていても、すごいなぁって感想だけで、「なぜパスが繋がるのか」という視点が欠けていた。そりゃサッカーうまくならないですよ。
そのおかげかわからないけど、テクニックだけはあがりました。このプレーをしてみようってことばっかり考えてましたからね。
20分を過ぎたあたりからは試合が落ち着きます。
ボールもけっこうインテルが持つようになります。
右サイドからボールを動かしたインテルは、中央のエトーとミリートがパスを繋ぎます。ミリートにパスを出したエトーは自分のマークを確認して、それを引きつけるように斜めに走ります。その空いたスペースにこれまであまりあがらなかったモッタが入り込み、ミリートはフリーのモッタにスルーパス。モッタは冷静に左サイドにボールを流し込みます。
小中学生に見せたい3人目の動きです。
さて、ミランは攻めなければいけません。しかし、嫌な空気がミランを包みます。
34分 KFを得たミラン。蹴られたボールはDFに跳ね返され、マイコンへ。
マイコンのルックアップの瞬間ミランの裏へ飛び出すエトー。マイコンのロングボールはエトーをフリーにペナルティエリアに侵入。追加点かー…
ガットゥーゾのスライディング!!PK!!
闘犬と言えば、昔のサッカー番組(ジローラモとトニーだったかな?が出ていた海外サッカーの番組)で、ガットゥーゾが愛車を傷つけられるドッキリを仕掛けられ、めちゃくちゃキレながら相手を追いかけまわしてぼこぼこにしていたのを思いだします笑
レオナルドは動きます。
正確に言えば”動こうとしていた”
ミランの選手も異変に気付き、ロナウジーニョが守備に戻ります。
セードルフがアップをし、おそらくガットゥーゾと交代でしょう。
悲劇は前半39分に起きます。
スナイデルにきつい一撃をかましたガットゥーゾが2枚目のイエローカードで退場。
2点ビハインドの中、1人少なくなります。
レオナルドが動いたのは本当に早かったですよね。すごいスピードで交代を決断していた気がしますが、ガットゥーゾのアドレナリンの方が明らかにすごかった。
ミランは、4-2-2-1のフォーメーションに変更
ポジション変更により、ロナウジーニョが少しフリーになれる可能性が垣間見えましたが、終了間際の前半45分
マイコンのゴールが決まります。これも、MFとDFの間を使われてしまいました。
試合は終わったようなもんですね。
ロナウジーニョを解放せよ
後半です。
無駄話が多すぎて、書くのが疲れてきました。話のストックはまだあるんですが、なかなかここに入れ込んでしまってもいいものか…。
ミランは、ボリエッロとフラミニを下げて、アンブロジーニとセードルフと投入し、4-3-2に変更します。
レオナルドの意図かどうかはわかりませんが、フォーメーション変更により、ロナウジーニョが前にポジションが変わったことで、スタンコビッチの呪縛から解放されました。
後半は前半よりも良かったと思います。ピルロとアンブロジーニが後ろに残り、セードルフが自由に顔を出す。前半のスタンコビッチ作戦がどれだけはまっていたのか、後半になってよりわかった感じです。
何度も言ってますけど、攻めないといけないのです。3失点してようが、ミラノダービーですよ? このまま黙って降参するわけにはいかないでしょう。
というこで、左サイドバックのヤンクロフスキがガンガン前に出ます。フンテラールを頂点に3トップの左のような振る舞いすら見せるヤンクロフスキ。サイドバックが活躍する試合はいつ見ても最高ですね。
インテルも3点取ってることで気が抜けてると思うし、ミランも1点ぐらいはこのままいけば取れるんじゃないかと思ってましたが、ここでまさかのスタンコビッチでした。
ここもマイコンなんですけど、ミランのボールカットして、持ち上がりその攻撃から逆サイドに流れたボールをムンタリが中央に戻しました。そこには、これまで一回も上がることのなかったスタンコビッチの姿が!
素晴らしいミドルシュートでした。
万事休す
今日の試合、てっぺん取ったひし形の頂点はスタンコビッチでした。
前半はロナウジーニョを完璧におさえ、後半は止めの一撃。言うことなし。
ミランは最後まで走りました。
特にヤンクロフスキとパトは相当走っていたと思います。好感がもてるぐらい。
フンテラールは完全に抑え込まれていましたし、そもそも前半の退場は痛すぎました。
すっかり忘れていたのですが、この当時のインテルにはヴィエリとバロテッリがいました。
バロテッリがお風呂で火事騒ぎになったのってシティにいるときだっけ?インテルのときだっけ?
シティ在籍時に得点後の「Why always me ?」パフォーマンス良かったですね。
あれは、シティが初優勝した11-12シーズンですよね? 伝説のQPR戦、大逆転劇です。リアルタイムで見てないんですよ、実は。リーガに心奪われていたときで。そこからシティを知って、今じゃ陶酔してます。
(この話をし始めるとまた長くなるんでやめておきましょう。本当は話したいですよ。我慢します)
ということで、長々と、本当に長々と書いてしまいました。
これを読んでくれる人は相当な暇人か、相当な変人です。
ぜひ、読んだら報告してください。
ミランとインテルって本当にビッグクラブですね。試合中の空気すごかった。
そんな余韻に浸りながら、自粛生活の最後を締めくくりました。
読んでいただきありがとうございました。
とってもうれしいです。
また、いつかこの脱線たっぷりのお話を書きたいと思います。
(このインテルに長友が移籍するという日本の大事件があったことをすっかり書き忘れていました。もう書く力はありません。)
それでは!
*1:脱線が多いです。ぜひ目次から項目を選んでください。