プレミアリーグ第28節 vs アーセナル ~つべこべ言うな、サッカーは楽しい~
こんにちは。
tadashiです。
プレミアリーグが再開しましたね!
始まるまでは、フィジカルコンタクトの多いサッカーというスポーツは時期尚早なんじゃないかと思っていたし、選手たちとその家族のことを考えると心配だなという気持ちでした。しかし、サッカーファンは熱狂してしまう。見てるだけで楽しい!
再開後はとにかく過密日程です。リーグだけでなく、チャンピオンズリーグもシーズン終了後に行うことが決まったので選手たちも、そのファンもしばらく休めそうにないですね。
では、さっそく本日のアーセナル戦を振り返っていきましょう。
今回は時間ごとに変わる局面に対する両チームの対応や最後にSBのことを書いています。
※ペップとアルテタの師弟の違いは書きません。たくさんの方が書いていて、とてもわかりやすいので。
目次
結果とスタッツ
Manchestercity ⚽⚽⚽
Arsenal
■Goal
45分 Sterling (assist De Buryne)
51分 De Buryne (PK)
91分 Foden
■MOM
Kevin De Buryne
■ハイライト
3️⃣ゴールの完勝⚽️⚽️⚽️
— Manchester City (@ManCityJP) 2020年6月17日
再開初戦のハイライトをお届け📺💙
🔵 #ManCitypic.twitter.com/BxcWmVcS5b
スターティングイレブン 「え、ベンチ外ですか」
スタメン紹介文の長さに定評のある私ですが、なるべく短くしていきたいと思います。
今日の試合の22人です。
以前のアーセナル戦スタメン予想とは程遠い結果となりました。なんでなんでしょうね。
結果的に大勝しましたが、前半うまくいかない時間帯あったんですよ。アーセナルのカウンターがうまく発動しなかったけど、裏取られてましたからねぇ。
アーセナルがしっかりビルドアップしてくるから、機動力のあるギュンをアンカーに採用し、SBはスピードのあるウォーカーとメンディーを採用し、ある程度カウンターにはフィジカルで対応できるってことですかね。
さっそく長くなりました。
4-3-3対4-2-3-1です。
ボランチが2枚というのは、私の考えるシティ対策の一つです。ベジェリンは予想できましたが、左SBのティアニーは予想できず。ティアニーと言えば、尊敬する選手を中村俊輔というところに好感をもてました。
では、それぞれ見てみます。こっちの方が見やすいと思います。
Manchestercity 4-3-3
控えメンバー
GK Carson
DF Otamendi
MF Zinchenko
Fernandinho (← 70分 Laporte)
Rodri (← 70分 De Buryne)
Foden (← 65分 Mahrez)
FW Bernardo (← 65分 David Silva)
Sane
Aguero (← 80分 Jesus)
ストーンズとカンセロがベンチにも入っていません。どちらも調子が悪いのでしょうか。ストーンズはなかなか大成しませんね。CBとしての優先順位も落ちているような気がします。
サネが復帰してくれたのはとてもうれしい。けど、移籍はどうなるんだろう…。
Arsenal 4-2-3-1
控えメンバー
GK Martinez
DF David Luiz (← 24分 Pablo Mari )
kolasinac
Maitland-Niles (← 67分 Guendouzi)
MF Ceballos (←8分 Xhaka)
FW Lacazette (← 67分 Nketiah)
Nelson (← 67分 Willock)
Pepe
Martinelli
なんとエジルがベンチ外。構想外ではないですよね?
両チームの形と狙い
今日の試合は退場者が出たということもありますが、シティとアーセナルそれぞれが相手に合わせて形や狙いを変えていました。
その多くは、すでにたくさんの人がブログ等で書いてくれていますが、少しだけここにも書かせてください。
■シティのポイント
- ・ボール非保持の改善
- ・徹底的にカットイン
- ・ジェズスの動き
■アーセナルのポイント
- ・左からビルドアップ
- ・オーバメヤンにパスが出ない
- ・準備不足が否めない
私が感じた両チームのポイントはそれぞれ3つずつありました。
~30分 神出鬼没のGuendouzi
さて、試合が始まります。
試合開始5秒で、アルテタが先手を打ちます。
ダブルボランチの一角であるグエンドージが、エデルソンからパスを受けようとするギュンドアンにぴったりマークをつきました。
おおー、さっそく!
と、ワクワクしながら数分眺めるとアーセナルはシティのビルドアップに対して、ほぼマンツーマンのような構造で挑んでいることがわかりました。
例えば、ラポルトがボールを持ったとき、ワントップのエンケティアがギュンドアンへのパスコースを切りながらプレス。ギュンドアンはパスを受けようと動きますが、その後ろにはぴったりとグエンドージがマーク。
トップ下のウィロックとジャカはシティのIHをマーク。
シティのグラウンダーでのパスをなるべく封じようというスタートをきりました。
わりと成功していたようで、なかなかうまく攻めれていなかったシティ。この形は、前半5分にジャカが負傷し、セバージョスに変わったあとも同様でした。
現に前半20分まで、あの難しいパス大好きなラポルトが一度も効果的な縦パスを入れられていませんでした。
一方で、シティの守りはというと、
がらっとこれまでの守備ブロックを改善してきました。
これまでのIHの一人が一列あげる442ではなく、433のブロックのままビルドアップに対抗する構造をとりました。
GKのレノがボールを持つと、図のようにグエンドージが中央へ。両CBがワイドに開き、さらにその外側にSBが位置します。
アーセナルはどんなときでも、まず左CBにボールを預けます。それはわかっていながらもシティはラインを高くしつつ、プレスは緩めにかける守り方をしていました。
これまでは「守る時間が不安だからなるべく早くボールを奪いたい」という考えから「ブロックを作って相手の動きを受けてたつ」という考え方が真逆になったように思えます。
いやー、なんかこれも見てて楽しかったですね。
ジェズスは左CBにボールがわたってもグエンドージを話さず、マフレズがSBのパスコースを消しながらゆっくりとプレスをかけます。
たまらずGKに戻しますが、それでもプレスにはいきません。
ハイラインプレスではありますが、飛び込むのではなく睨みを効かせたプレスでした。
お互いに決定機もなく、試合展開的には玄人には楽しめる展開。でも、シュートも少ないしなぁ、とも思える展開。
実は、アーセナルの方がうまくいっていて、13分、35分にオーバメヤンが飛び出したシーンがありました。
そのどちらもシティのボールを深い位置でカットしたあとのプレーでした。
シティの右CBのエリックガルシアより素早く前に飛び出していたので、もしパスが出されていたらキーパーとの一対一、決定機となっていたと確実に思います。
あの場面は、エンケティアもティアニーも顔あげていて、ボールも足元にありました。なんでだせなかったんでしょうか。
エジルだったら絶対に出せました。
Arteta's gameplan was to use our speed on the counter to get isolated 1v1 with the defender. Wrighty explaining we had two opportunities to set Auba free but on both occasions we chose the wrong option.#afc pic.twitter.com/tcmro2ZUej
— Gilles (@_Grimanditweets) 2020年6月17日
https://twitter.com/_Grimanditweets/status/1273354619251556354?s=09
ここはやっぱりもったいなかったな、と思います。
30分~45分 Jesusがアーセナルを困らせる
流れを変えたのはジェズスの動きでした。
マンツーマンで守るならマークを混乱させよう!
というのは、常套手段です。
ギュンドアンにマークをつくグエンドージの近くまでボールを受けに、ジェズスがおりてくるようになりました。
たったこれだけの動きで、アーセナルは混乱します。
このジェズスのマークはだれがやるの!?
おそらく予想していなかったのだろうと思います。
時にはムスタフィがついていき、時にはグエンドージが見て、時には残りの中盤の二人がついたり、少しずつ少しずつほころびが出始めました。
そこで訪れた先制点は、マリに代わって入ったダビド・ルイスの判断ミスでした。
右サイドでボールを受けたデ・ブライネが右足でインフロントのカーブをかけたアーリークロスを放り込みます。
回転のかかったボールはダビド・ルイスの前でバウンドし、左太ももをかすめ自分とキーパーの間へ。
「あぁっ!?」
時すでに遅し
スターリングは右足を振り抜き、ゴールは右隅へ。
後半直後 アーセナルはだれが飛び出す?
1点を取られ、後半は点を取らないといけないアーセナル。
アルテタは、ギュンドアンにマークをつく選手をグエンドージからウィロックに変えました。
うまくボールを取れていたけど攻撃に転じられていなかったアーセナルは、役割を変え、ボール回収後にグエンドージの展開力を活かして攻撃に繋げようと考えていたと思います。今となっては答えはわかりません。
49分にダビド・ルイスが退場となってしまいます。
起点となったのはエデルソン。
正確なロングボールが右サイドにいたウォーカーへ。ダイレクトで落とした先にはマフレズ。マフレズは先にボールを触り、ダビド・ルイスの前に入ります。
右肩に手をかけたダビド・ルイスはペナルティエリア内に入ってもなおマフレズの右肩かは手を離さず無情にもホイッスル。
試合はここで終わってしまいました。
ダビド・ルイス退場後 CBはとっくにいない!?
50分から先は、残り時間10人で戦うことになったアーセナル。CBが負傷のため、交代し、そのCBがいなくなりました。
アーセナルにCBはいないので、左SBのティアニーがスライド。右WGのサカが左SBに入りました。
ひたすらボールをキープされピンチを迎えるアーセナル。でも、失点しませんでしたね。
それはボールを取りに行かず引いて守っていたからだと思います。オーバメヤンすらも自陣深くまで下がっていて、到底カウンターには切り替えられず。
一瞬光が見えたのは80分辺りの出来事です。
エリガル退場後 ボールを取りにいってはダメ
80分辺りのプレーにてエリックガルシアがエデルソンと接触。頭か顎を打ち、ピッチに倒れ動けなくなりました。
一時、場内は騒然とし、88分の交代まで緊張感が続きました。
(試合後、笑顔を見せるエリックガルシアの姿がエデルソンのSNSにアップされ、ファンはみな、ホッとしたことでしょう)
アディショナルタイム11分
アーセナルは思わぬ形で可能性を得ます。数的同数で残り10分。早い時間に1点返したらまだわかりません。
アーセナルは、、、
ボールを取りに行ってしまいました。
91分
ボールを取りに来たことで逆サイドがフリーになったことを見逃さなかったフェルナンジーニョのサイドチェンジから、アグエロに決定機。レノがかろうじて防ぐも、こぼれ球をフォーデンがゲットです。
万事休す。
シティは再開初戦を見事3-0で勝利を納めました。
レノのファインセーブも目立つ試合でした。敵ながら素晴らしかった。
特に前半30分過ぎから立て続けにあったシティの決定機を3本もストップしています。
それ以外でアーセナルの良かったところがあまり見当たらなかった試合。アルテタは来シーズン期待したいです。
アーセナルの苦悩
アーセナルはアルテタになって変わったのか。
いや、それどころの問題ではない。
これからの試合CBはどうするの?
余計なお世話だと思いますが、アーセナルのCB事情を確認しました。
・ダビド・ルイスが一発退場だったので、3試合欠場
・パブロマリ負傷
・ソクラティス怪我
・チェンバース怪我
・・・・
ムスタフィだけが残っています。この試合も途中からティアニーがCBに回る始末。これでは勝てるものも勝てません。
今の時代はCBに求められるものがとても多く、守れるだけでは第一線で活躍し続けることは難しいとさえ感じます。
しかし、
最も大切で重要な要素は、今回の試合を見てはっきりわかりました。
体が丈夫なこと
これに尽きます。
いや、我々シティファンは今シーズン痛いほどその辛さを感じていました。
CBがロドリとフェルナンジーニョの試合がありましたね(遠い目)
SBにとってこの試合はどうだったのか
元SBの私は(今も時々SBやります)、どの試合でもSBのことを考えてしまいます。
そしてなによりも考えることが
「SBにとってこの1試合は楽しかったか」
ということです。
うーん、今日は楽しくないような気がしますね。
近年のSBのタクスの多さは、SBが輝ける居場所を見つけたとも言えますが、オーバーラップしてWGをサポートしたり、内側にしぼってビルドアップの出口を作ったり、カウンター対策で引いたりと、「SBはサイドをかけあがってセンタリング!」という日本の長友やはたまた古き良き加地のようなSBこそ、SBと言える時代は過ぎ去ってしまったのです。
今日の試合は、試合としてはとても面白くて見ごたえのある試合で、シティが完勝したのでうれしかったです。
ただ、SBとしては窮屈だなぁという印象。
シティのSBはビルドアップに関与し、アンカーの位置までレーンの移動が必要です。WGを追い越す動きは不要で、後方でサポートします。ジンチェンコは、今日の試合出場していませんが、ペップシティの恩恵を受けた選手の一人です。しかし、攻撃を受けるときはだいたいカウンターであるシティでは、守備に関する能力も求められるのはたしか。SBはボールに関与して、ビルドアップを円滑にするものだ、というのが続くようであれば、SBにとってつらい時代が続くと私は思います。
サイドをかけあがり、相手DFラインの位置、味方パサーのタイミングをはかって飛び出したときの気持ちよさはSBの醍醐味ですよ。
4人のデータを見ると、アーセナルの両SBは、8割が後ろへのパスですし、クロスは一度もありませんでした。
ただ、ティアニーはとても良かったと思います。ボールを受けても焦らずしっかりパスコースをとらえられていたと思いますし、右サイドから攻めているときは、状況を見て高い位置をキープしていました。
メンディーがやっぱりここ最近は満足いかないです。私の中で。
モナコでのプレーと、移籍1年目のダイナミックなオーバーラップは、組織的なシティの組織的じゃない部分としてサネと同様に相手からしたら嫌な存在だったはずなんですよね。
メンディーがこのまま成長して、ラームやキミッヒのようになれるわけではないし、なってほしくないので、一度おもいっきり反抗してもらいたい笑
両チームともWGには逆足が利き脚の選手を配置してるから、カットイン多くて、オーバーラップするスペースはいくらでもできるはずなんですけどね。チームの方針がどうしてもSBをSBではない存在に仕立てあげてしまう。
それにしても、今日のシティはカットインに磨きがかかってました。徹底的にカットインからシュート!でした。
最後にちょっとしたデータ
今日の試合は後半早々に退場者が出てしまったので、前半まででやめましたが、以下のプレーをカウントしていました。
- 縦パス回数
- 相手のファイナルサード(ペナ外)の侵入
- 不用意なボールロスト
1 縦パス回数
ラポルト 3回
28分 ハーフライン中央左寄りにおりてきたジェズスへ
32分 中央にいたデ・ブライネへ
41分 中央自陣にてシルバへ
エリックガルシア 2回
20分 ハーフライン近くのマフレズへ
45分 敵陣中央のジェズスへ
エデルソン 1回
2分 ハーフライン中央におりてきたスターリングへ
場所と時間帯を図化するとこのようになります。縦パスが入ると相手は混乱するし、マークもずれますから、CBがこういったパスを何度も供給できるのは強みですね。
2 相手のファイナルサード(ペナ外)の侵入
ウォーカー 1回
メンディー 1回
ちょっと少ないですね。
3 不用意なボールロスト
25分 デ・ブライネ
横パスを奪われシュートまでいかれる
47分 ラポルト
不用意なドリブルでボールロスト
なるべくやめてもらいたいプレーです。サッカーに100%正しいプレーや判断はないので、ミスは当たり前にあるものですが、どこでミスをするかですよね。
シティ出場選手の感想
スタメン
■エデルソン
セービングよりもビルドアップで貢献した試合。パスコースがなくなったときのロングボールは絶品の一言。
エリックガルシアとの交錯はだれのせいでもなくそれぞれがしっかりと役目を果たした結果。今シーズンはクリーンシートが少なかったのでその試合に出会えて良かった。
19歳のCBは何度かオーバメヤンに裏を取られてましたが、ビルドアップではまずまず。パブロマリが怪我をしたシーンを作り出したのは彼からマフレズに出た縦パスからウォーカーが突破したところでした。
今後は右SBがだれでもいいんだぜ!ってぐらいのプレーを期待。
■ウォーカー
コロナの中断中はなにかと世間を騒がせたウォーカー。プレーで挽回しろとスタメンフル出場。プレーはいつも通りでした。
左サイドにボールがあるときは、アンカーの横に移動して、ボールをさばき、右サイドではマフレズとデ・ブライネとのコンビネーションでしっかり攻撃に絡んでいました。
ウォーカーは一試合を通して見ても焦ることもなく安心感が増しています。
■メンディー
大外レーン担当のメンディー。
豪快なドリブル突破はなかったけど、スターリングのレーン移動に合わせて、相手のファイナルサードに入り込むシーンも。スルーパスは出なかったが、SBとしてそれはつづけてもらいたい。
ディフェンスでの印象深いシーンはなかった。意外と足元がうまく、ライン際で細かいタッチでボールをずらしてギュンドガンやラポルトに繋いでいた。
フェルナンジーニョでもロドリでもなく今日のアンカーはギュンドガンが選ばれた。
最初はグエンドージにマンマークされて窮屈そうだったけど、途中からジェズスの動きも重なって、アンカーとして右に左にボールをさばけてた。きちんとセンタリングに入り込むシーンもあったから、ギュンドガンがアンカーに入ると、3センターでみんなで守る感じになる。
メンディーとの相性抜群なんだけど、今日は一度もスルーパスは出ず。
今日の試合は、絶妙なタイミングでペナルティエリアに侵入することが多かった。
スターリングやジェズスからスルーパスを受けたシーンがあったが、この試合だれよりもペナルティエリア内でのスルーパスを狙っていたと思う。
当たり前のように狭い中でパスを繋ぐけど、シルバじゃなかったらあんなうまくできるのか。スターリングがファイナルサード手前でフリーで受けられるのもシルバがディフェンスを引き付けられるからである。
■デ・ブライネ
圧巻のMOM。1ゴール1アシスト。
一点目は、ウォーカーと入れ替わり、右サイドに張り出したところにボールが届いた。インフロントに回転をかけたスルーパスは、ダビド・ルイスの照準をずらして、見事にスターリングへ。
ディフェンス面では、マフレズがパブロマリにプレスをかけるため、アーセナルのCHを見ながらSBのティアニーにもプレスをかけていた。
すこしだけパスミスがあったが、それは前からなので今さら気にしない。PKを決められたのはチームとして大きい。
大きなサイドチェンジもすごく効果的だった。
■スターリング
この試合1得点。左サイドから中央に移動しながら決定機を演出し、自分でも得点。
32分のカットインからのシュートは、早すぎて守りようがない。
アーセナルが左からビルドアップするからあまり画面に写らなかったスターリング。
メンディーとの連携ってどうなんだろう、っていまだに掴めていない。
どんどんどんどんポジションが内に入ってくるからいつか左サイドが空きそう。
■マフレズ
今シーズン最も成長したマフレズ。後半開始直後にエデルソンからロングボールを受けたように、今シーズンは足元で受けるだけでなく、ディフェンスラインの裏への飛び出しを会得した感のあるマフレズ。ドリブルもできて、裏へも飛び出せるようになったので、ディフェンスからしたら嫌でたまらない。
タッチライン際で追い込まれてもデ・ブライネと二人だと取られる気がしない。現にこの試合も取られず簡単に逆サイドに展開していた。
私は、マフレズのドリブルよりもキックフェイントが大好き。
■ジェズス
影のMOMだと思ってる。試合を通して、任務を遂行し、前半途中からはグエンドージを混乱させる動きを披露。
アグエロのようにフィニッシャーとして大成するか、フィルミーノのようにゲームメイカーとして大成するか、今後がとても気になる。スターリングがどんどん中に入ってくるからスターリングと相性が良さそう。
リザーブ
CBとしてプレー。今シーズンはもうCBの選手として終えるのだろうか。エリガルが退場したあとアーセナルがボールを取りに来たところを見逃さず、サイドチェンジした視野の広さとパスの正確さ。3点目の起点となりました。
■ロドリ
ごめんなさい。今日のプレーをきちんと思い出せない。相手が10人の状態でプレッシャーも少なかったので、ミスもなくたんたんとプレーしていた印象。
■ベルナルドシルバ
途中から出るのはもったいないぐらい走る。前線に気をつかって丁寧にプレーしていた印象。
勝っていたし、相手も10人だったし、ポジションもIHだったので、ボールキープよりもリンク的役割でした。
■フォーデン
今日は1得点。交代で入ったあとは、アーセナルの隙をついて中央でボールを受けるシーンもあった。
あの時間あのポジションに走り込まれたら、止められない。
せっかくの左利きだし、残り少ないシルバとの時間を大切にし、ぜひシティの宝になってほしい。
イングランド代表監督のサウスゲイトが、チームでスタメンでないと召集はできないって言ってた。とてもよくわかる。フォーデンは自分の人生プランをどう考えているか。気になるところである。
■アグエロ
交代して、あの少ない時間でよくもまああんなにチャンスを作れるなと。
CBの一人が本職ではなかったこともあり、右側にステップを踏みながらスルーパスを受けて決定機。フォーデンのゴールもアグエロがスターリングと幅の広いワンツーから。
シティではまだ圧倒的な存在だ。
以上です。
ペップとアルテタの師弟対決と騒がれましたが、結果は師承が力の差を見せつけました。
ダビド・ルイスの退場により、水をさされたような感じですが、前半は途中からアーセナルもあまりうまくいってなかったですね。
それもこれも全部困り顔ジェズスのおかげなんです。
ペップもアルテタも左CBにゲームを組み立てさせようとするんですが、なんで左なんですか。右でもいいじゃないか。
これからかなりの間隔で試合が開催されます。この過密日程に自分の筆が間に合うのかとても心配ですがなんとか残り8試合書ききりたいと思っています。
サッカーは楽しい。
それでは!