tadashicityのブログ

サッカーとマンチェスターシティ

本質が隠れる快勝 第10節 vs バーンリー戦

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こんにちは。

tadashiです。

 

あっという間に10節です。(マンチェスターシティは第1節がなかったので9試合)

 

前節モウリーニョ率いるトッテナムに弱点をずばずばと突かれて無得点2失点の敗北を喫したペップシティ。

さて、今節はいかに。

もう書きながらにやにやが止まりません。

 

 

 

 

結果

マンチェスターシティ 5 - 0 バーンリー

 

6' マフレズ (assist by デ・ブライネ)

22' マフレズ (assist by ウォーカー)

41' メンディー (assist by デ・ブライネ)

66' フェラントーレス (assist by ジェズス)

69' マフレズ (assist by フォーデン)

 

一つ一つ得点を振り返りたいぐらいの大量得点!気分いい!これこれ!

 

 

スタメン

両チームのスタメンはこちら
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■ホーム マンチェスターシティ 4-2-3-1


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ストーンズが復帰。左SBは3節以来のメンディーがスタメン。メンディーはかなり躍動していました。クロスも多く、得点もあげ、ワイドレーンからペナルティ手前の中央に斜めのパスも。メンディーはだいたい格下相手に良いプレー見せます。

FWもジェズスが復帰。フェラントーレスもスタメン。スターリングを休ませたいのかもしれませんが、ペップはフェラントーレスをけっこう使いますね。スペイン代表でも活躍し、CLでも得点を重ねてていたフェラントーレスを使わない手はないかもしれないですね。

今日の試合ではプレミア初ゴール。記念すべき日ですね。

 

 

 

■アウェイ バーンリー 4-4-2


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GKポープが怪我により出場できず、ピーコックという24歳のGKがプレミアリーグ初出場。結果からもわかる通りほろ苦いデビューとなりました。ほろ苦いどころではないかもしれません。もう一人ベンソンという選手もプレミアデビュー。後半ペナルティエリア手前のFKを蹴った惜しいシーンがありました。ただ、ちょっとこの試合が初出場とはあまりにもきつい一戦でした。

 

シティ相手には常に負けてしまうバーンリーは、4-4-2で挑みます。

ボールを背負ってキープできるウッドの周りをバーンズが旋回。そこに左のマクニールと右のロドリゲスが絡んでいくバーンリーの攻め。しかし、今日の試合はほとんど攻めることができず我慢の展開が続きましたが結論としては我慢しきれず。

4バックでドン引きしなかった心意気はマンチェスターシティからするとラッキーでしたし、もう少し対策が必要だったかなと思います。狙いがわかりませんでした。

他のサイトでは、マクニールトップ下、バーンズが左というスタメンとなっていましたが、どうもそう思えないので上記のような形に。もし、バーンズが左にいたならテイラーはもう少しサポートが受けられたはずですよね。

 

 

前半 バーンリーの男気に感謝

前半開始

 

前半のポイント

・バーンリーの真っ向勝負

・マフレズという男

・ダビド・シルバがいなくなって

 

バーンリーの真っ向勝負

 さて、試合自体は、6分のマフレズのゴールで幸先よくシティが先制しますが、驚くのはバーンリーの試合への入り方。

今シーズンどのチームも引いてブロックを作り、素早いカウンターでシティ相手に善戦していたにも関わらず、バーンリーは引きすぎず、アグレッシブな守備を実践。12分のシーンのように引いて守るのではなく、ある程度シティの攻撃を予測する守り方をしているように思えました。

 

前半の始めの方は、得点は取れていたけど、動きの少なかったシティ。バーンリーは最前線と最終ラインをコンパクトにしつつ、パスの先をふさいでシティの攻撃をなんとか食い止めようとしていました。

しかしながら、このやり方が良かったとは思えなかったのは結果を見ればわかります。

ボールを持とうとしたバーンリーはシティのプレスにボールをロストし、ショートカウンターを決められます。その後も少しずつ、バーンリーの対応が遅れ、得点も必要となって間延びして、最もスペースを与えてはいけないデブライネにたくさんのスペースが与えられてしまいました。

 

 

マフレズという男

 

ハットトリック

 

シティで初めてではないでしょうか。

組織で崩せない(動きが少ない、パターンを読まれている)今のシティにとってとても助かる選手ではあると思います。組織だったシティにおいて、かつてのザネと同じ個で相手を破壊できる存在です。

 

特に圧巻だったのはマフレズ2点目のシーン。

ペナルティエリア内でスローインを受けたマフレズは一人、二人とかわし、最後はゴールを見ずに、左隅に蹴り込みます。

あぁ、今日はもう勝ったな、良かった。と思うと同時に、うーん、今日は連動した攻撃見えないなぁ。と思うシティファンは多かったのではないでしょうか。

 

ちなみに、マフレズ。

昨シーズンの中断明け。相手との駆け引きで裏への抜けだしを多用していましたが、今シーズンはほぼなし。もうやらないのでしょうか。常に足元でボールを受けようとするのは別に問題はないのですが、それって他の選手の動きがあってこそだと私は思っていて、前半のような動きの少ない展開だとバーンリーだったからとは言いにくいですが、なんとかなったのもそこが要因かな、と。これがトッテナムリバプールではそうもいかないですよね。

また、これまた昨シーズンは右足を多く使っていましたが、それも今シーズン減りましたね。

 

「初心に戻る」がテーマなのだろうか…

 

 

ダビド・シルバがいなくなって

シティのレジェンドがいなくなって、もっとも影響しているのがシステムと攻撃です。

 

まず、4-2-3-1が多用されています。

昨シーズンまでのシティは、ダビドシルバがハーフスペースで相手の注意をひきつけてくれることで、スターリングが自由に大外から仕掛けることができ、左SBは安心して中央にパスを入れられました。

しかし、今シーズンはそれができず、スターリングを内側に絞らせ、ギュンドアンをSB落ちさせることで、これまでスターリングにポジション取らせていた位置にSBを置くようになったのです。

これは数試合前のレビューを見てもらいたいのですが、これにより左SBの前方へのパス数は激減。攻撃のための大外レーンではなく、つまったときの逃げ場としてしか大外レーンが活用されなくなりました

 


SBの役割を取り戻せ! 第6節 vs ウェストハム - tadashicityのブログ

(昨シーズンとのSBのパスについて論じています)

 

さらに、ダビド・シルバがいないことで、ペナルティエリア手前でDFラインと中盤の間でSBから受けるプレーやハーフスペースでのボールの出し入れが極端に減りました。

狭いところでボールを動かせなくなったシティは、相手守備を動かすことができず、結局攻撃の生命線がデブライネによるショートカウンターとなっています。

今日の試合はそれがきれいに決まったり、バーンリーが引かずに来てくれたおかげでスペースがあったので、なんとなくパスも繋がるし、良く見えたので、選手たちの動きが少なくパスで崩せないという問題の本質から目をそむけさせてくれたので、つかの間の幸せ、FF10で言えば「ナギ節」が訪れました。

今後(今シーズンだけでなく来シーズンも含め)ペップがどう手を加えていくのか楽しみです。

だれかをダビドに育てるのか、5バックに対する圧倒的な戦術を生みだすのか…!

 

※ちなみに私はある選手をIHに推しています。


ジンチェンコがIHでプレーするべき3つの理由 - tadashicityのブログ

この記事の中盤ぐらいにダビド・シルバのプレーについて書いています。

 

 

後半 ストーンズ…待ってたよ!

後半開始

 

後半のポイント

・スペースができればいつものシティ

ストーンズ復調

・SBのポジションを教えてくれるテイラー

 

 スペースができればいつものシティ

3点を失って、バーンリーも攻めなければいけません。

当然、前半のように守備からスタートしていられません。ウッドをうまく使いながら、マクニールやロドリゲスでチャンスを作ります。後半の15分ぐらいまでは、クロスを中心にチャンスがありました。

 

さて、これによりスペースができ始めたこの試合。スペースができてしまえば、十分な休息を得たデブライネが精度の高いパスを送ることができ、ギュンドアンが巧妙に時間を作ることも可能。

 

67分のフェラントーレスの得点。

マフレズがペナルティエリア手前でゆとりを持って相手と対峙することができ、ウォーカーの上がりを待つ時間もありました。

その直前に、デブライネからディフェンスの裏にスルーパスを出され、最終ライン全体が下がって、なんとかクリアしてラインを上げようとするも、ジーニョに拾われ、逆サイドに展開されました。バーンリーは守備の陣形が整わず、ペナルティエリア内を自由にシティが使いました。

フェラントーレスはこれでプレミアリーグ初得点。

 

69分のマフレズの3点目は、この広大なスペースをデブライネが自由に使ったことで生まれました。

中央でだれもいないフリーな状態で、ウォーカーからパスを受けるとターンをし、すぐさま左サイドのフォーデンへスルーパス。速すぎていつ判断していたのか理解ができなかったです。

このシーンもバーンリーはまったく間に合っていませんでした。というのも、このシーンは最終ラインからのサイドチェンジのパスミスによるものでした。前がかりになるためのきっかけをミスしてしまうとこの展開の通り対応が間に合わなくなりますね。精度というものがどれだけ大事かがわかります。

 

 

ちなみに、この試合を見たシティファンは、あることに気付きます。

 

 

「デブライネには十分な休息を与えないといけない」

 

過密日程になればなるほど、デブライネは弱音を吐き、文句をたれ、精度の下がったプレーになってしまいます。疲労がプレーに如実に表れる選手。それがケビンデブライネなのです。(異論は認める。しかし、ことごとく却下だ!)

 

 

ストーンズの復調

久しぶりの男がこの試合とてつもない輝きを放ちました。

それが今日右CBに入ったストーンズです。

競り合い、1対1(ほとんどなかったけど)、縦パス、ボール運び。どれをとってもほぼパーフェクト。

 

特に後方からドリブルで運ぶ姿が目立ちました。バーンリーが2トップを縦関係にしてブロックを作っていたので、2CBたいしてはウッド1枚のみ。ストーンズはパスに頼るだけでなく、ボールを運びながら守備の噛み合わせをずらしてそこからパスを出していました。決定的なパスは前線の選手に任せながらも、そこにいたる前の効果的なパスは数多く見られました。

 

個人スタッツを見てみると、

クリア 8回

インターセプト 2回

ボールタッチ 110回

パス成功率 96%

ロングパス 6/6

キーパス 1回

 

攻守に渡り、見事な活躍を見せてくれて、数シーズン前からシティを見てる人からしたら「おかえり!」という気分だと思います。

このまま調子を落とさなければ、ルベンディアス、ストーンズラポルトという素晴らしいCBを疲労を考慮しながら起用できることになります。昨シーズンからは考えられない…。すごい…。

 

 

SBのポジションを教えてくれるテイラー

バーンリーの左SBのテイラー。

私は彼のプレーを初めて見ましたが、これこそがSBですね。と感じました。

中央に行ってしまうマクニールをサポートするため、絶妙な位置をキープしながらマフレズを相手に1対1をする。さらに後半は攻めなければいけないのでオーバーラップして、センタリング。いやー、素晴らしいです。

 

テイラーのヒートマップを見てみましょう。f:id:tadashicity:20201201165311j:image

 

5失点している試合でこのポジションの高さ。右のロートン(背番号2)と比べるとポジショニングの違いがわかります。

クロスも3本上げていて1本成功しています。

アストンビラのターゲットもそうですが、中堅以下のチームで存在感を放つサイドアタッカーの後ろにいるSBは本当に苦労します。オーバーラップを囮に使われることなんて当たり前。

パスが出ようが出まいが、彼らのためにサイドを駆け上がる。素晴らしい光景ですね。

 

プレミアにはそんなSBがもっともっと隠れているかもしれません。今シーズンどれだけ発見できるかわかりませんが、目を凝らして見つけていきたいなと思います。

 

(ちなみにメンディーのゴールは大層うれしいです。実はクロスだったのでは?と思ってる人も多いぐらい絶妙なシュートでしたね。あそこが見えるデ・ブライネにはほんと恐怖です)

 

 

 

トッテナム戦から良くなった点は?

5得点かつクリーンシートでだれもが「これこそがマンチェスターシティ!ペップシティだ!ひゃっはー!さあ、アルコールを浴びようぜ!Let's drinking!」と言いたくなりますが、少し前節を思い出してみましょう。

 

モウリーニョに狙われた弱点はなんだったでしょうか。

 

1. スペース管理の甘さ

2.シティの左SBから攻められる

 

の2点でした。

 

では、今日のバーンリー戦はどうだったのでしょうか。

まず、スペース管理の甘さについては、それ以上にバーンリーが甘かったので、良くなったのかどうかも不明です。

 

私が感じたのはやはりロドリとフェルナンジーニョの違いでした。

後半からロドリと代わって投入れたフェルナンジーニョ。おそらく3点差を維持したまま追加点を狙う交代だったと思います。なぜ、フェルナンジーニョが点差を維持するための交代カードなのかというと、背後のスペースをよく理解しているという点が大きいと思っています。

相手のボールホルダーが後ろを向いたとき、トラップがずれたとき、など、自分が上がったスペースを使われない状況のときだけ詰め寄り守備を行っていました。

また、攻撃のときも上がらずに一つ引いた位置でセカンドボールに備えます。

フェラントーレスの得点は、相手のクリアを拾ったフェルナンジーニョが右サイドに展開したことが決めてとなっていました。

 

続いて2つ目の左SBからですが、これは選手が変わらなければ根本的には変わりません。今日のメンディーは攻撃に関してはGoodでしたが、相変わらずヘディングは嫌いそうだし、クロスは簡単にはあげられるし、バーンリーだからなんとかなったかな、という印象。左にルベンディアスがいたので、さらになんとかなっていたのもありますね。

 

左SBの守備というのは今のところアケを使う以外は改善されないと思います。ペップが、アケの左SBをファーストチョイスにするとは到底思えませんが。

 

 

以上です。

 

久しぶりの複数得点、クリーンシートでの勝利。最高の気分で眠ることができました。

1試合少ない状態で勝ち点差5なので、まだまだリーグは問題ないですね!

と言いたいところですが、何度も言うようにこういう勝利は、問題の本質から逃げられる試合なんです。

なんとも、まあ、解決策はあるのかどうか…。

 

先日のCLオリンピアコス戦も勝利はしたものの、攻めながら点が取れないという試合でしたので、攻撃は満足のいくものになっていない可能性が高いです。

 

と、まあまずは勝利を喜び、次の試合をまたしっかり観ていきたいと思います。

 

 

長い文章読んでいただきありがとうございました。

 

それでは!

 

戦術は勝ち点3 第9節 vs トッテナム

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こんにちは。

tadashiです。

 

本日はトッテナムとの試合です。

モウリーニョとペップの因縁がどうとか、昨シーズン負け越しているとか、2シーズン前のCLで負けているとか、トッテナムに関しては嫌な話がけっこう多いんです。

 

モウリーニョ率いるトッテナムは現在5勝2分1敗。モウリーニョ体制2シーズン目、そして2年目となる今シーズンは、モウリーニョにとってもトッテナムにとっても勝負の一年となりそうです。

 

一方、我らがボスのペップグアルディオラは、2年の契約延長を行い、2023年までの契約となりました。7年間という長期政権となったことで、ペップがマンチェスターシティに居心地の良さを感じているのと同時に、このチームで勝ちたいと思ってくれているのかなとうれしく思います。

勝ってほしい!

 

ということで、さっそく試合の振り返りをやっていきましょう。

 

まとめのところだけ読んでいただいてもそれだけでうれしいです。

この試合の動き、狙いはもっとわかりやすく伝えてくれる人がいます。でも、読んでくれるとなおさらうれしいです。

 

 

結果

トッテナム  2  -  0  マンチェスターシティ

 

5' ソン・フンミン(assist by エンドンベレ)

65' ロチェルソ(assist by ケイン)

 

 

スタメン

両チームのスタメンはこちら
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トッテナム

昨シーズンは怪我人に悩まされたモウリーニョ。今シーズンは、コロナウイルスという影響はありますが、昨シーズンよりはベストな布陣を揃えている。前線はケインをトップに、ソン・フンミンとベルフワインが両サイド。トップ下にエンドンベレが入ります。

DFラインにはモウリーニョマンチェスターユナイテッドの監督の時から欲しがっていたダイアーがスタメン。左はレアルマドリーから加入のレギロン。今日はこのレギロンがしっかりとマドリーらしさを出してくれます。

アンカーにはホイビル。この選手、まあ厄介ですね。守備も攻撃もサボらない。シティだけではないですが、試合を決める決定的なプレーをするわけではないですが、そのために必要なことをすべてやってくれるのです。

 

・injuryed player

ドハーティ、ラメラ、ダニーローズ

 

■シティを苦しめた選手

ケイン(ソン・フンミン)

ソン・フンミンをあげたいとこでしたが、全体で見るとケインが圧倒的でした。今シーズンのケインは得点だけでなく、ゲームメイク、チャンスメイクすべてができるFWになっていた。

とくに、今日の試合はシティの失点すべてに関わるプレー見せました。

シティのCBを引き付ける絶妙な位置を取り、ロドリの背後を常に狙い、ボールを引き出してはソン・フンミンの飛び出しを使うというプレーは今シーズンかなり成熟してきていると思います。まだ、9節なのに。

 

 

エンドンベレ

フィジカル強く、ボールをキープされてチャンスメイクというより、シティの流れを作らせなかった。

自陣深いところでボールを受けたときも足元に納めながらフィジカルでシティの選手を振り切るシーンもあった。

守備ではケインと並んでシティのアンカーを塞ぐなど、トップ下に入りながら守備とパスの出口として機能。チャンスメイクはケインに任せるという役割分担はあまり思いつかないところでさすがモウリーニョと思いました。

 

ホイビル

今シーズン加入したホイビルは、良い意味で目立たない選手。

今日の試合は守備の面でかなりやられました。デ・ブライネをシャットアウト。鬼のようなインテンシティで、シティの狙いたいペナルティエリア奥にデ・ブライネは走りますがホイビルも同じ速度で対応し、決定的な仕事をさせていなかったと思います。

 

 

DF陣は組織で守っていたので、だれか特定の選手をあげるのは難しいかな、と。あげるとしたらレギロン。それはマフレズに対する対応の良さだけでなく、後半のカウンターの瞬間にボールを持ちすぎてロストするところは、なんだかレアルマドリーの左SBっぽいとこでしたよね笑

 

 

 

マンチェスターシティ

怪我で離脱していたアグエロ、代表ウィークに怪我をしたスターリングは揃ってベンチ入り。

スタメンには、左SBにカンセロ。もうジンチェンコはスタートには考えられていないのでしょうか…。

IHにはデ・ブライネとベルナルド。前線の3枚は右からマフレズ、ジェズス、フェラントーレスです。フェラントーレスは、スペイン代表で、ドイツ相手にハットトリックバレンシア時代のサイドが主戦場だったときより得点へ意識が向いてるのはシティで1トップを2試合ぐらいやったからでしょうか。

 

・injuryed player

アケ、メンディー、フェルナンジーニョ

 

 

前半 モウリーニョは勝ちを狙う

シティらしい失点

試合開始

 

トッテナムのキックオフから、アルデルバイレルトのロングボールで試合は始まりました。

 

2分、3分とナショナルウィークで、大活躍したフェラントーレストッテナムゴールへ迫ります。

2分は、マークに来ていたソン・フンミンを交わし、カットインからシュート

3分は、ペナルティエリアの深いところをベルナルドシルバが侵入し、フェラントーレスからパス。これはクロスがカットされました。

 

さっさくスピードのある展開となります。

カンセロがロドリと並び、大外にフェラントーレス、マフレズと両WGが開くことで、チャンスを作ったようにトッテナムのSHを下げさせる狙いがあったのかもしれません。

 

モウリーニョがどのようにシティの攻撃を抑えるかだれもが気になるところでしたが、しばらくはマンチェスターシティが攻めて、トッテナムが受ける展開になりそうだな、となんとなか思っていました。

そんな矢先にスコアが動きます。

 

 

トッテナム先制点。

 

 

5分のことです。

 

ピッチ中央、シティから見て右サイドでファウル。シティの流れがここで途切れます。

この段階では前線にはソン・フンミン、ケイン、ベルフワインが前にいて、マンチェスターシティのバックラインは高い位置にありました。

トップ下のエンドンベレはボール近くにいてパスを要求。その瞬間のピッチが下の図になります。


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ベルナルドがおそらく後方へのパスコースを切りながらエンドンベレを囲んだつもりでいたのですが、2枚目のディフェンダーとしているはずのロドリはそんな気持ちはさらさらなく、簡単にエンドンベレに前を向かれてしまいます。

ケインの位置に注目すると、シティの左CBがつくべきかのような位置取りをしています。ケインは、ソン・フンミンが斜めに飛び出すことをわかっています。なので、シティの左CBがカバーに行けないように自分に注意を引き付けていました。

前を向いたエンドンベレの眼前にはロドリとCBの間にケイン。そしてその裏に向かって走り出すソン・フンミンが見えたはずです。

エンドンベレのパスはきれいにDFラインの裏へ入り、ソン・フンミンは、1対1を冷静に流し込みました。

 

あまりにも早い失点。そしてマンチェスターシティの課題とも取れる形での失点。もうなにも言うことはないのですが、気持ちが強すぎてたくさん書いてしまいました。

とにかくさっそくビハインドを背負います。

 

 

モウリーニョの狙いは勝ち点3

ここで両チームの狙い。否、モウリーニョの狙いを見てみます。

 

 

モウリーニョは、マンチェスターシティの2つの問題点を狙いました。

 

・ロドリのスペース管理の低さ

・カンセロの偽SB

 

まず一つ目。

前線から相手にプレスをかけることになっているのだとすると、その戦術的アプローチはあまりにも不足しています。そのあとのケアがありません。

また、攻め込んだときにロドリは高い位置を取ろうとするし、前線に動きがなければ大外ワイドでボールをもった選手の内側を走り抜けるシーンも、今日のトッテナム戦たけでなくたくさんあります。

トッテナムや、中位以下のチームが中央をしめてパスコースを塞ぐ守り方をしている場合、ここでボールロストすると一転してピンチです。

 

 

二つ目は、ソン・フンミンとケインが今シーズンあまりにも良い関係性であることも影響しますが、左から内側に絞る構造上、左サイドが守備時の弱点になるのは明白ですがそこに対するフォローはなく、それでいてスピードのあるソン・フンミンなので、トッテナムはフィニッシュをシティの左からとイメージしていたはずです。

一点目は、まさにケインとソン・フンミンの関係とシティの左サイドという二つの要素をうまく噛み合わせたゴールだったと思います。

 

 

今、攻撃に対するモウリーニョの狙いを書きましたが、続いてはシティの狙いと、トッテナムの守備を振り返ります。

 


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まず、今日のマンチェスターシティは、SBを内側に集中させていました。大外ワイドレーンを使うのは両WGのフェラントーレスとマフレズ。(トッテナムの両SHに下げさせる狙い)

WGの質的優位とIHのペナルティ奥を攻める動きでチャンスを狙う作戦でした。(これはやはりこれまでまったく変わらない。ある意味でぶれないです。)

 

 

そこで、モウリーニョの取った戦術は以下の3つ

 

・シティのIHにはアンカーが徹底的に対応

・SBとアンカーでシティのWGに対応

・両SHは相手の後ろからパスコースを塞ぐタスクとし、カウンター時に力を注ぐ

 


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モウリーニョの指示かはわかりませんが、前半開始早々2回ソン・フンミンのところから突破され、すぐさま一枚目の形に変更。1対1はオーリエに対応させ、ソン・フンミンにはパスコースを切るなどのタスクを与え、カウンターに素早く対応できるようにさせました。(もしかしたらスタートはソン・フンミンが自発的に下がっていたかも?)

また、素晴らしい連動だなと思ったのは、アンカーの二人です。目の前に対峙するIHをマークするということに加え、SBのフォロー、DFラインの前のスペースを埋めるというタスクを完璧にこなしていました。

片方がIHに対応すれば中央を埋め、危険なエリアを消していました。

 

こういった選手個々、もしくは数人の組み合わせに決められた役割はあれど、最終的にモウリーニョが狙うのは勝ち点3。つまり勝つこと。

それ以上でも以下でもありません。

マンチェスターシティにハーフスペースを使われないようにコンパクトにして、ボールを奪ったら好調なケインとソン・フンミンで仕留める。とてもシンプルな形でも今のマンチェスターシティにはなによりも効果のある戦いかた。その解決の糸口を見つけられていないこともモウリーニョはお見通し。モウリーニョを相手にするにはペップには時間も仕掛けも足りませんでした。

 

さあ、あんまり悪いことばかり言ってもなんか気持ちが落ち込んでいたので良かったことも。あまり良くないときこそ良いところを見ていこうと。

 

ピックアップするとしたら、失点前の5分間、9分のジェズスとフェラントーレスの関係、27分のジェズスハンドによる得点取り消しでしょうか。

 

9分、27分はジェズスがとくに良かった。CBを釣り出す動き、CBを話す動き双方がうまくやれていたシーンでした。

特に27分は、ラポルトのシュートをお膳立てした右サイドのクロスをペナルティエリア内でフリーでトラップできる時間的余裕をトッテナムDFとの駆け引きで創出

アグエロとの比較をよくされますが、曖昧なポジショニングが優れているアグエロに対して、ペナルティエリア内でふっと空間と時間を作るのがジェズスはうまいのかな、と想いました。

その他にもベルナルドのボール運びやフェラントーレスのドリブルなど、随所に良いプレーもありましたからそこまで悲観しなくてもいいですね。

 

 

後半 ペップはなにを狙う?

ベルナルドの機動力と引き換えに…

後半開始

 

1点ビハインドのマンチェスターシティは得点が必要です。

ペップは後半開始から動きます。

 


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ビルドアップを2-3の組み合わせとし、デ・ブライネをフリーマンに据え、前線に4枚並べるように2-3-1-4に見える形で、攻めに出ます。

ベルナルドがジェズスと同じ位置に並び、デ・ブライネとワイドプレイヤーを絡めながらサイドから攻めるのかな?と思いました。

というのも、中央をコンパクトに締めるトッテナムの守備にはハーフスペースすらも空いていません。マンチェスターシティは、不用意なロストをしないように注意しながらもアグレッシブな攻撃が必要になります。

 

後半もポゼッションできたし、シュートも前半と同じように打つことができましたが、このシステムによりベルナルドが消えてしまったと私は感じました。

ベルナルドシルバの良さは運動量と攻守の切り替えを武器にピッチを広く走り回ることで相手守備組織をずらしていくところです。

しかし、後半ジェズスの真横を基本位置としたことで、思うように動けなかったかなと思います。前に行くとオフサイド、下がりたくてもそこにはすでにカンセロがいたのです。

 

また、攻めなければいけないマンチェスターシティは、今回のモウリーニョが狙いたいロドリの背後をいとも簡単に空けてしまいます。

 

それが、65分のロチェルソのゴールに繋がります。

マフレズとウォーカーが左サイドトッテナム陣内でプレス。こぼれたボールをウォーカーが中央にパスしたところ、合わずにトッテナムCBに。すかさずダイレクトで前線にパス。

そこにはロドリの後ろでフリーになっていたケイン。

あとは、ケインの持ち上がりに合わせてカウンターに備えていた選手たちが前線に走り込むだけ。デ・ブライネを振り切り、フリーで抜けたロチェルソにラストパスを送り、そのままゴール。

2失点目はまあ、仕方ないところはありましたが、、少し早かった…。

 

 

72分にペップはスターリングとフォーデンを投入。しかし、その交代が効果的かと言われたら首をかしげるものでした。

トッテナムのコンパクトに引いて守るというやり方に対する答えをいまだに見いだせないマンチェスターシティはただただ時間を消化していきます。

トッテナムはむやみにプレスをかけずパスコースを切りながら時間を稼ぎ全員が帰陣して、少し余裕を持ちながら対応していました。シティはそれによりさらにファイナルサードまで入れずシュートはことごとく跳ね返されていきます。

そして、試合は終了。特に後半は驚くような展開もなく、負けました。

 

 

モウリーニョ率いるトッテナムは枠内シュート2本で2点取り、22本のシュートを浴びながら11本をブロックし、クリーンシートで勝利しました。

ペップ率いるマンチェスターシティは60%を越えるポゼッションをしながら、22本のシュートを打つも、枠内に5本しか飛ばず、たった2回の決定機を確実に決められ負けました。

 

 

 

まとめ SBを見るのは楽しい

今日のまとめは(今日も?)SBについてです。

 

まず、なによりもマンチェスターシティ相手に最初から5バックで挑むチームが多い中で、4バックを採用したモウリーニョありがとう。

それだけで試合を見るのが楽しくなります。

 

さて、今日の両チームのSB。双方に与えられた役割はまったく異なります。

 

マンチェスターシティのSBにはビルドアップへの参加で、WGへ良い形で配球すること。

 

一方で、トッテナムのSBは、マンチェスターシティのWGへの対応と純粋なオーバーラップとなります。

 

 

マンチェスターシティの平均ポジション

(画面上に攻撃)
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トッテナムの平均ポジション

(画面下に攻撃)
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他のポジションの選手には言及しませんが、それぞれでなにかを感じ取れそうです。

両チームのSBの大きな違いは、そのポジションです。

 

シティのSBは

・ハーフスペース

・センターライン

 

トッテナム

・大外レーン

 

となっていました。

 

役割によってここまで平均ポジションが変わるのも面白いです。センターの選手やFWの選手ではこのままで変わりません。これもまたSBの面白さ、魅力です。

 

この試合で言えばマンチェスターシティのSBはボールを回してビルドアップに貢献していましたが、守備の時は斜めに戻らなければならず相手の攻めに対してまっすく迎え撃つことができなかった点が、構造上の問題ではありますがつらいところでした。SBの仕事はまず守備。CBと協力して守ることが大前提。マンチェスターシティのSBはスタートが「ボール保持への関与」だからなんだか守るとき大変になっちゃう。

 

トッテナムのSB良かったですね。フェラントーレスとマフレズをしっかり迎え撃ち、特にレギロンはマフレズをちゃんと分析していたのか左足を警戒し、右に運ばせる1対1をしていたと思います。アンカーのフォローも早くチームとして守備を考え、その一員としてSBを活用していました。トッテナムは、守ることを大前提にSBのことを考えているので、実際にSBとしては入りやすいし、相手がゆるければ攻め上がることもできるので、柔軟な対応ができます。

 

 

 

 

今、SBは非常に多様な役割を持っていて、そのキャラクターも様々です。

サイドをかけ上がってクロスを上げるというのがSBの当たり前ではなくなりました。

 

今回の試合のように戦術によってキャラクターを使い分けることも可能なポジションです。

 

ここ最近とても注目しているのが、レアルマドリードのメンディーです。

SBとしてオーバーラップするだけでなく、時にはハーフスペースに入り、ボールをさばくなど、今日の両チームのSBのハイブリッド型のように思えます。

また、チャンスとあればインナーラップでゴール前に入り込むパターンもあり、彼を見ているだけでSBの可能性の高さに楽しくなってしまいます。

 

このSBの可能性を広げ、それを知らしめたのは間違いなくペップです。

だからこそ彼の作りあげる戦術でのSBの使われ方にはどうしたって期待してしまいます。

 

もっと楽しませてくれよ!

 

 

 

ということで以上となります。

 

シティは負けてしまいましたが、モウリーニョさすがだな、というところでした。

ペップの策は策だったのか…。

上でロドリの問題のように書きましたが、ロドリの背後のスペースは、そもそもシティの守り方、ネガティブトランジションの考え方にも要因がありそうな気がします。

もう一つ言えばファイナルサードへ侵入する回数が昨シーズンより減っているように思います。ボールは運べるのに最後のところで届かない。機械的に狙うところを狙っているのでDFからしたらわかりやすいし、圧倒的に強かった数シーズン前より流動性がなくなっています。

人が動いてボールが動いているのではなく、ボールが動いているだけに見えるのは、私が見慣れてしまったのか、本当にそうなのか…。

 

CLは勝利し、なんとなくグループリーグ突破。しかも、デ・ブライネとウォーカーを帯同させず休ませることもできた。

 

ペップも契約延長したことですし、本腰を入れて最強を目指し、CLを狙えるチームを見たいです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

それでは!

SBの存在をもっと自由に! 第8節 vs リバプール

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こんにちは。

tadashiです。

 

 

空はあいにくの天気。大粒の雨がピッチに降り注ぎます。観客のいないエティハドはその姿をより一層際立たせ、ただただ勝負の時を待つ要塞のようです。

 

相手は前年王者のリバプール

 

クロップが率いるこの赤いライバルは、今シーズンチアゴを獲得し、中盤でのボールキープを上昇させ、さらに高みを目指しています。

しかし、そんな彼らも今シーズンは守備がふるいません。アストンビラに対する7失点に見られるように、ボールホルダーへの詰めの甘さが目立ちます。

ファンダイクの守備範囲の広さを信頼しているのか、オフシーズンの期間が短くコンディションが整っていないのか。

それでも首位に立っているのはやはり王者の意地なのだろう、と思います。

 

ここ数シーズン。この両者の直接対決はリーグ覇者を争う一戦となります。

特に2シーズン前のマンチェスターシティ優勝のシーズンではこのエティハドでマンチェスターシティがリバプールを倒し、リバプールはこの一敗が大きく響き勝ち点1の差で優勝を逃しました。

また、昨シーズンは、直接対決の1回目で敗戦したマンチェスターシティが、優勝が現実的でないことを悟った瞬間でもありました。

 

今シーズンもこの直接対決はリーグの順位に大きく影響を与えるはずです。

 

 

 

 

結果

マンチェスターシティ 1 - 1 リバプール

 

11' サラー(PK)

31' ジェズス (assist by デ・ブライネ)

 

 

https://youtu.be/sK3ElUjUBdA

 

 

スタメン

両チームのスタメンはこちら


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■ホーム マンチェスターシティ

ジェズスが復帰し、1トップ。

CBはルベンディアスとラポルトのコンビ。左SBはカンセロをチョイスしてきました。

IHはデ・ブライネとギュンドアン。ベルナルドシルバではなく、ギュンドアンというのはやはりその先を見越してのことかと。

WGにはスターリングとフェラントーレス。フェランが加入してからか、今シーズンは右利きの右WGが採用される試合が多々あります。

 

怪我人リストは、

メンディー、アケ、フェルナンジーニョアグエロです。

 

 

■アウェイ リバプール

驚いたのはフォーメーションとスタメン。フィルミーノ、マネ、サラーそしてジョタとアタッカー4人を同時起用。

アゴファビーニョが怪我で離脱というなかではフィルミーノトップ下の4-2-3-1はベターだったかもしれません。

しかしこのフォーメーションなのに南野はベンチ外。単純に力不足と思われているのかわかりませんが、今日のような戦いかたではフィルミーノの控えは南野でしかないはずですが、、、

ファンダイクがいないので、CBはマティップとジョーゴメス。フィジカル重視でしょうか。

 

怪我人リストは、

ファンダイク、ファビーニョ、チアゴチェンバレンです。

 

 

■シティを苦しめた選手

これは一択です。フィルミーノですね。

サラーやマネも得点に直結するプレーをしましたが、それを生み出したフィルミーノの動きに一番手を焼いていたと思います。

スペース創出とチアゴファビーニョ不在の中での起点となったフィルミーノは前半やりたい放題と言っても良かったです。

中盤と最終ラインの間を良いように使われ、周りの選手がマネやサラーへロングボールを送る時間を作られていました。

 

 

前半 SBに自由を・・・

試合開始

両チームの噛み合わせと狙いを見ていきます。

 

今日のポイントはずばり

 

SBが自由になれるか

 

ということです。

 

 

マンチェスターシティボール保持


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マンチェスターシティ

・アンカーロドリの4-3-3でセット

・両SBが幅を取り、その間をIHやWGが顔を出す

 

前半は思うようにいきませんでした。

リバプールの的を絞った素早いプレスとそれを支えるインテンシティにすっかりはまりました。

 

リバプール

・フィルミーノとサラーを前に出した4-4-2の守備ブロック

1.  ロドリを前の2枚で封じる

2. CB以外マンツーマン

3. マネ、ジョタのWGはSBを起点に内に絞ってプレスをかける

 

これにより、攻撃を組み立てるアンカーとSB両方を食い止めることに成功したリバプール。この二つのポイントを封じられ、早いタイミングで前線にボールを送る必要が生じたマンチェスターシティですが、当然リバプールに回収され、ヘンダーソン、ワイナルドゥムにより素早くリバプールの前線にボールを戻されていました。

 

始まって1分、6分にピンチを迎え、11分にPK献上。

明確なリバプールの狙いだったのか、図のようにセットするマンチェスターシティの裏を一本のロングボールで抜け出しました。


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元々、マンチェスターシティはこの試合にリバプールSBからのロングボールを警戒し、自由にさせないため、4-4-2でWGをリバプールのSBに当てることにしていました。

しかし、それを知ってか知らずか、前半のピンチはアレクサンダーアーノルドが低い位置からシティDFの裏へロングボール。

この開始早々の展開にシティは、動きにくくなります。高いラインを保つのは裏をとられるリスクが大きくなるが、SBにもプレッシャーは与えなければならず、自ずと4-4-2ラインの間は広がっていきます。

 

そこで、フィルミーノが最大限に活かされしまいます。

そんなリバプールのボール保持がこちらです。


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SBを警戒して、高い位置にいたマンチェスターシティのWGに対し、CBの左脇にワイナルドゥムがおりてきて、ロバートソンとアーノルドを押し上げるリバプール

さらに、ワイナルドゥムに対してロドリがケアしてしまうため、そもそも開いたスペースがさらに空になってしまいました。

フィルミーノが自由に中央を使っていたのは、試合の流れによるマンチェスターシティの判断の迷いが出るように頭からしかけていったクロップの戦術がはまったからでした。

 

11分のPKは上記のようにロバートソンが高い位置に進出し、マネとのパス交換でマネがうまくペナルティエリアで前を向けたところから得られたものでした。

 

 

さて、エティハドで先制されたマンチェスターシティ。このまま黙っているわけにはいきません。さっそく動きます。

 

やはりここでもポイントは、SBを自由にするためには、という思考が必要になります。

 

マンチェスターシティは失点直後から以下の2つの方法でゲームの流れを引き寄せます。

 

1. ロドリ or ギュンドアンのサリーダ

2. ロドリとギュンドアンのダブルボランチ

 

これが一つ目です。

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後ろで数的優位を作ることでそれぞれ青のハッチングをかけた5選手がリバプールの陣形に対してスペースが与えられた位置に配置できることになります。特にSBに対してプレスがかけにくい構造をつくり、主にカンセロが左からゲームを作っていました。これは後半にもそのまま続く形でした。

 

 

そして二つ目です。
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ロドリが数的不利となっていたところにギュンドアンを並べ、数的同数に、さらにウォーカーを少し絞らせることで、マネを釣り出す作戦です。

これはリバプールのプレッシングを活用してSBのウォーカーを自由にさせる形でした。

 

31分のマンチェスターシティの同点ゴールはまさにこの形がはまった攻撃でした。

 

マネがウォーカーからCBへそのままプレッシング。リバプールの選手らしい高いインテンシティと献身性。

これにより、ウォーカーがフリーに。中央で待っていたデ・ブライネにワイナルドゥムとヘンダーソンが寄せていたので、ウォーカーにボールが戻ったときには、ワイナルドゥムがデ・ブライネを捨てて、マークに行く必要がありました。(ロバートソンはフェラントーレスでピン留め)

 

ワイナルドゥムのプレスから生じたずれをウォーカー→デ・ブライネ→ジェズスとパスでついていき、最後はペナルティエリア内でアーノルドをかわしてフィニッシュ。

 

 

また、今日のマンチェスターシティは、ボール保持だけでなく、守備からも攻撃に転じる仕掛けを使います。

左ハーフスペースを激しく上下動するワイナルドゥムを狙いました。

 

本来IHで前にがんがん出ていくワイナルドゥムはボランチの一角としてボールを器用に配球するタイプではないので、マンチェスターシティはワイナルドゥムにボールが入ったところを狙ってボールカットを試みました。

 

25分のスターリングの決定機は、その狙いがばしっとはまったシーンでした。

決めてほしい…。

 

普段の試合よりもボールがキープできていたわけではありませんでしたが、30分以降流れは確実にマンチェスターシティに傾いていました。

 

それでは後半へ。

 

 

後半 リバプールの停滞

後半開始

両チームとも選手交替はありません。

 

リバプールは、前半同様サラマネで裏は狙うが4バックが絞っていい対応を見せます。

 

後半のポイントとしては、

■フィルミーノへの中盤の2人の意識

■アレクサンダーアーノルドの負傷

シャキリ投入の意図

 

というところで、マンチェスターシティの戦術変更というよりは、リバプールの動きによりシティが優勢になった形。

 

フィルミーノが中央で効果的にボールが受けられなくなったために、攻撃は単調になります。裏へ飛び出したいがスペースはできず、攻めあぐねる展開。

リバプールはそんな流れを変えたかったのか59分にフィルミーノをシャキリに交代します。

シャキリにどのようなタスクが与えられていたのかわかりませんが、この交代は失敗だったとしか言えません。

ボールはスムーズに繋がらなくなり、前線4人の役割が曖昧。本来裏へ抜け出すべきマネまでがおりてきてしまう始末。

4バックが連携して対応していたマンチェスターシティを見ていて失点の心配をあまり感じませんでした。

 

得点の予感があったのはマンチェスターシティ。

 

55分には、サイトでボールを受けたカンセロが右足に持ちかえて、ゴールに向かうクロスをCBとGKの間に放り込みます。見事に抜け出したジェズスが決定機。ぜひとも決めてほしかったのですが枠外。

 

78分は中盤後方でリバプールのボールを奪いギュンドアンから右サイドのベルナルドシルバに展開。ペナルティエリアにいるスターリングへグラウンダーのパスが通りますが、トラップでもたつきボールロスト。

 

両方とも惜しいシーンでしたが得点にはならず。

 

後半はデ・ブライネに疲れが見え、スターリングからは集中力が欠けているように感じました。

オフの期間が少なく、リーグCLでの連戦、それだけでなくナショナルチームでの活動もあり、安定した実力が出せていなくなっているかもしれません。

 

 

最後に

カンセロについて

最近のカンセロは左SBで起用されることも多く、ハーフスペースに位置を取ったり、幅をとってスターリングを絞らせたり、非常にフレキシブルな働きを見せます。今日も後半にジェズスの決定機を演出するところから見ても攻撃的センスで言えばシティSBの中では飛び抜けています。

しかし、今日のカンセロは守備がとても良かったです。試合全体を通して、バックラインとの連動、サイドでの守備、攻撃後のテイクバックなど守備に対して意識を高めていたと感じました。特に82分のサラーへのスルーパスの対応は失点でもおかしくないギリギリのプレーでしたがいち早くスライディングをしてボールを引き寄せ決定機を作られずに済んだシーンでした。

ユベントス時代から、カンセロは攻撃はいいけど守備がだめ、という評価でいましたが、本人の意識から変わっていけばいいなと個人的には思います。

 

リバプールの交代について

フィルミーノをシャキリに代えたあの判断がどうしても読めませんでした。

フィルミーノがあれだけ効いていて、前半はフィルミーノ経由ですべてがうまくいっていたのに、シャキリに代えて攻めの糸口がなくなり試合終了。リバプールとしては惜しい試合だったなと思います。(シティから見たら勝つべきでした)

今日のように4-2-3-1でトップ下を使うならフィルミーノの控えは南野一択じゃないかと思っています。試されたこの半年でクロップの期待に応えられなかったという意見もありますが、この世界クラスひしめくスカッドの中、安定した時間をもらえず活躍するのも難しい。(ジョタは置いといて)

フィルミーノは受けてはたいてリズムを作ってくれますが、後半10分でそれがシティに防がれ始めました。それに対するものは南野であってほしかった。

フィルミーノよりも前を向いてゴールへの意識が高いので、引いて受けにくるフィルミーノへの対応が頭に残るシティに対して効果的なプレーができたんじゃないかと、今となっては惜しい気持ちばかりです。

使われなければ意味がないとも言えるので、南野にはぜひとも一回まぐれでもなんでもとにかく結果を出して使われるプレーヤーにまずはなってほしいと思います。

 

 

今日のおさらい

両チームともSBがゴールの起点となりました。

 

・開始早々は後方でアーノルドが自由に

・シティ陣地でロバートソンが自由に(11分のPKへ)

・マネを釣りだし、ウォーカーを自由に(31分のジェズスのゴールへ)

・サリーダでカンセロを上げさせ自由に

 

 

SB目線で試合の展開を眺めると、

サッカーにおいて、SBの配置がどれだけ大事か見えてくるような気がしました。

 

 

 

 

この試合で、またインターナショナルブレイクに入ります。ヨーロッパの国々はフレンドリーマッチ1試合、ネーションズリーグ2試合の計3試合を戦うようです。

アタマオカシイ

クラブに戻ったらまた試合。そろそろまた、デ・ブライネが怪我のリスクを訴えると思います。

 

再開後はモウリーニョ率いるトッテナムとの試合が待っています。

トッテナムは現在2位。前回対戦時は可変式システムを使い、シティを苦しめたトッテナム。次はおとなしくしていてほしい。

 

 

マンチェスターシティが出てくるThe keeperを鑑賞しました。

感想はまた別の機会に。

 

 

それでは!

100の勝者 第7節 vs シェフィールドユナイテッド

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こんにちは。

tadashiです。

 

CLマルセイユ戦は危なげなく勝利し、急造5バックでは守りきれないことをヨーロッパに示したマンチェスターシティ。

今日は特殊な5バックを用いるシェフィールドユナイテッド 通称ブレイズとのプレミアリーグとなります。

 

これまで過去3回戦っていて、マンチェスターシティの3勝。試合中は苦労させられましたが相性は悪くない相手。

 

 

 

いくつかの「100」にまつわるこの試合。

 

 

・ブレイズのワイルダー監督はブレイズで通算99勝。あと1勝で100勝を達成。

マンチェスターシティのマフレズはシティでの得点関与が99点。ゴールかアシストのどちらかで、得点関与100点となります。

マンチェスターシティのカイル・ウォーカー。シティでの出場100試合を迎えての古巣ブレイズとの対戦です。

 

さてさて、だれに軍配があがるのか。

 

 

 

結果

ブレイズ | マンチェスターシティ

0 - 1

 

28' ウォーカー(assist by デ・ブライネ)

 

この1点を守りきったシティが勝利。危ないシーンも多かったですが、運もありクリーンシートを達成。

 

「古巣相手にゴールセレブレーションはできない」と語ったウォーカー。シティでの100試合出場を勝利で飾りました。

地を這うようなミドルシュートのお手本でしたね。

 

 


HIGHLIGHTS | Sheffield United 0-1 Man City! | KYLE WALKER LONG RANGE GOAL! - YouTube

 

 

スタメン

両チームのスタメンはこちら。

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■ホーム シェフィールドユナイテッド

5-3-2のフォーメーション。主に攻撃は右からで、右CBのベイシャム、右WBのバルドック、右CHのベルゲが連携して右サイドからクロスをあげていく攻めかたが見られました。

チェルシーのアンパドゥ君は、ローンでシェフィールドユナイテッドに来ています。長身イケメンボランチのベルゲ。ヘンクからついにプレミアへ。

 

■シティを苦しめた選手

・ベルゲ

身長が高く、何よりイケメン。

正確なキックだけでなく、足元深くボールを持てるのでドリブルでの突破も可能。シティの左サイドはかなりベルゲに困らされていました。

スピードがないので、サイドからかけ上がってクロスなどのプレーは不得意。今日のように敵も味方も密集した中で、ドリブルでぬるぬると抜けるのが得意かもなと思いました。この試合では決定的なプレーは見られなかったのですが、シティ以外の相手のベルゲを見てみたいと思いました。

 

 

■アウェイ マンチェスターシティ

ウォームアップ中にカーソンが負傷。アカデミーのトラッフォードがベンチ入りしたようです。

いつもの4-3-3ですが、ストライカーが不在でフェラントーレスがトップの位置に入っています。

結果的には裏抜けの回数も多く、試合開始前の想像より何倍もブレイズ守備陣を困らせていました。

ペップも「ストライカーは不在にしているが、フェランの動きには満足している」とコメントしてましたね。

 

 

リズムの作り方

普段の生活でも自分のリズムってありますよね?

朝起きて顔を洗って歯を磨いて、

 

とか

 

朝、電車に乗るときはこの車両に乗る

 

とか

 

それができなかったときに「リズム狂うなぁ」と思ったことがあると思います。

 

家族のリズム、自分のリズム、社会のリズム

 

 

それはサッカーでもまったく同じ。

例えば、オタメンディの兄貴は試合開始早々自分のリズムにするために一発目のロングボールはしっかりと競り合うとか、SBだった私はまず全力でオーバーラップしないといまいちリズムに乗れなかったり。

 

 

今日の試合はポゼッションvsロングボールの構図。

しかし、このどちらの戦術もそれぞれのチームにとってリズムを作りやすい攻めかたでした。

 

さっそく試合の流れと一緒に両チームの噛み合わせを見てみましょう。

 

 

後でロドリを使うから

まずは、マンチェスターシティ

 

マンチェスターシティのキックオフ。ウォーカーへのロングボールからゲームがスタートします。


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マンチェスターシティはみなさんご存知のようにボールを繋いでいくことでリズムを作っていきます。各個人個人ではそれぞれプレーによるリズムの作り方は違うとは思いますがチームとしては、このパス回しというのはゲームを支配して崩しきるシティにとっては非常に重要です。

 

ルベンディアスを頂点にしてダイヤモンドを形成。カンセロがIHの位置まで上がり、ベルナルドシルバがトップ下の位置に。

WGが大外に幅を取り、これはもう私が見たかった形です。なぜジンチェンコじゃないんだ!と悔し涙を滲ませようと努力したほどです。

 


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ブレイズの2トップはロドリを見ます。CBにはプレッシャーはありません。

WGがブレイズのWBと1対1になることは、シティとしては狙いたい展開ですが、ブレイズもそこまでその展開を嫌ってるように見えませんでした。まあ、CB余ってますから。

 


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2トップがビルドアップに対してプレッシャーをかけない代わりに左右のCHがプレッシャーをかけるのがブレイズ。自分のマーカーを一度捨て(パスコースは切りながら)ボールホルダーにプレス。残りの2人のCHはスライドしてバランスを取ります。


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右でも同じ。

ウォーカーに対してプレス。ルベンディアスにはほとんどプレッシャーはなかったです。

 

15分のデ・ブライネが前を向いてボールを持ったシーン。狙いはこのようにブレイズの3枚のCHの後ろ。前半はベルナルドシルバ、デ・ブライネともにその中盤の後ろに位置していたけど、コンパクトなブレイズの守備ブロック相手にはなかなか通らなかったと思います。

 

ロドリが経由できない、中盤の後ろのスペースがな、となってもシティは今さらなにも思いません。サイドでのトライアングルで少しずつ前進。


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サイドから前線に成功するとようやくロドリの出番です。よく見られたのがブレイズ守備陣を左に寄せて中央ロドリへ。ロドリからロングボールを右サイドへ、という展開です。2トップは、自陣に入ってしまうとそこまでロドリをマークするわけではなくカウンターに備えていました。(個人的にはどの位置でもロドリを潰していたら展開は変わっていたと思います)

ボールサイドにコンパクトに守備を保つのはセオリーです。ブレイズも例に漏れず左に寄りますが、シティの正確でスピードのあるパス2本でサイドチェンジ。さすがに追いつきません。

7分、23分のフェラントーレスの決定機はいずれも逆サイドからロドリを経由したサイドチェンジから生み出していました。

 

そして28分のウォーカーの得点は、ロドリで揺さぶりをかけていたからこその得点だと感じました。

中央で受けたウォーカーに対してロドリと同様のアクションになる(右サイドに展開)と予想したであろうブレイズ守備陣がスライドかプレスかの判断に迷いがあったと思いました。

それにしてもウォーカーに出したデ・ブライネのダイレクトのパスもウォーカーのミドルシュートも素晴らしかったです。

 

 

今日の狙い目はインナーラップ!?
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昨シーズンのブレイズと悪い意味で変わったと思う点が、インナーラップに対する対応です。

右サイドに展開されたとき、スライドが間に合わなければマフレズで勝負。

マフレズがキープに入ったときはデ・ブライネがSB-CB間を走ります。昨シーズンはCHが必ずついてきていたのですが、この試合では26分にデ・ブライネのインナーラップが見られましたが、近くにいる選手たちが「…だれ行く??」ってなってしまっていました。

 

 

つづいてブレイズ

ブレイズは、ロングボールでリズムを作るチーム。ロングボールを放り込みルーズボールを回収しながら前進。回収したら足元の技術もある中盤の選手たちを中心に右サイドから攻めていく。

これは前半から試合を通して行われていて、シティがビルドアップ時にカンセロの位置を動かしているところをついていたのだと思います。

 

右サイドからの狙いはクロス

リバプールのブリュースターとマクバーニーをフィニッシャーに置いています。

パターンは以下の3つ。

重要なのが右にいる3人です。

 

■パターン1 右WBが素直に上がれよ!
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このパターンは前半に見られた形です。右CBのベ イシャムはWBのバルドックの後方でフォローをし、CHのベルゲと連携しながらクロスをあげていく作戦です。バルドックの役目としてはクロッサーになるよりは、スターリングを下げさせるというところに重きをおいていたように感じました。

 

 

■パターン2 CHのベルゲがカンセロに勝つ!
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2つ目のパターンはCHのベルゲがサイドに出る形です。このパターンは、ベルゲの能力の高さが見ることができました。190cmを越える身長ながら足元に深く収まるボール運びは、守備者にとってボールも見えないし、見えないところから一気にボールが飛び出してくるしでなかなか対応に困る。

ベルゲは右サイドのライン際もしくはペナルティエリアの脇でカンセロと対峙したときはかなりの確率で突破を狙っていました。

 

67分、70分に突破を許し、クロスをあげられていました。左サイドの守備は課題かもしれません。それは、カンセロだろうが、ジンチェンコだろうが構造上ハーフスペースの高い位置に配置するのであれば同じです。

 

 

■パターン3 CBのオーバーラップで混乱させて放り込む!

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主に後半によく見られた形です。

先制されてホームで勝ち点1はほしかったのだと思います。バルドックが高い位置ながら後方でフォローし、ベルゲの突破、だめならベイシャムに預けてクロス、それもだめならまたベルゲで!というように変わるがわる人を変え手法を変え、フィニッシャーにボールを送ろうとしていました。

63分のシティ左サイドでの攻防は、あげさせなかったシティも素晴らしい対応でした。

 

後半はベルナルドシルバがデ・ブライネとロドリのいないエリアをカバー。前半ロドリだけになっていたビルドアップの中央の出口をベルナルドの動きにより1枚増やしてよりスムーズに前進させることができていました。今シーズンのベルナルドは、攻撃のリンクマンとして非常に重要な選手かとここ最近の試合を見て思います。

 

試合としては、71分に唯一と言えるチャンスがブレイズにはありましたが、惜しくもオフサイド。シティからしたらあのCB同士の連携は危険が伴う感じが…。

78分を過ぎてからはボールをまた回し始めるシティ。ブレイズは勝ち点のために前からプレッシャーをかける。

ここでは明確に、ブレイズの中盤の後ろでポジションを取る。前がかりになってしまったブレイズは前線とDFラインが連動せず間延びし、最終ラインも不安定になり、オフサイドは取れず、展開としてはチャンスをシティの方が多く作っていたが、スパッとカウンターが決まらなかったですね。

 

 

左右の役割の違いとは

ごめんなさい。

今日もSBについてです。

前回のレビューで、シティにおけるSBという存在の黄色信号を書きました。

そこについては、今節も変わらず、マンチェスターシティのSBが純粋なSBである必要性は見当たりません

 

今回のレビューでは、明確に役割を変えた左右のSBについてです。

 

今日のSBは、左がカンセロ、右がウォーカーです。

共に右SBとして名を売り、カンセロはユベントス、ウォーカーはトッテナムで能力を発揮し、シティのスカウトの目に留まりました。

 

そんな二人がここ最近シティの両サイドを任されています。

さらにこれがまた役割が全然違うので、今日の試合の二人から左右のSBの役割を少し洗い出してみましょう。

 

右SBウォーカーのヒートマップ
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左SBカンセロのヒートマップ
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両者のヒートマップを見てみると、ウォーカーはハーフライン手前に集中しており、試合を通してCBの横で時には幅を取りながらビルドアップのフォローとタイミングが合うときに前に上がっていました。

 

一方のカンセロは、ハーフスペースに集中していて、SBであるにも関わらず高い位置のポジションが多かったことも読み取れます。

幅を取る位置も後ろよりも前。相手陣地が多かったです。

右サイドでのデ・ブライネのように、インナーラップにより守備組織をルーズにさせることもカンセロは行っていました。

 

次に見るのはカンセロとウォーカーのスタッツです。


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/sofascore

 

ボールタッチ、パス数、ロングボールはウォーカー、キーパスはカンセロが上回っています。

うーん、だからなんだって話だなぁ笑

 

カンセロの攻撃センスはさすがです。キーパスが4なんてDFの選手とは思えない数字。

ウォーカーが、ボールタッチ、パス数が多いのは後ろにいてビルドアップに従事している時間が多いことからもなんとなく理解できますね。

 

ちなみにドリブルの回数はウォーカーの方が多いです。これはカンセロはハーフスペースを基本ポジションとしていてドリブルのスペースが少なかったのかなと推察します。

 

 

以上のことから今のペップが与える左右のSBの役割はこのようになります。

 

右SB

・ビルドアップ時にはCBをフォロー

・前進ができたときもロドリの近くをキープ

・相手の守備組織が脆くなっているときにはオーバーラップ

 

左SB

・ビルドアップ時にはIHと同じラインに入りハーフスペースに位置

・前進ができたときには前線の選手と連携してフィニッシュを狙う

・WGがボールを持ったときは、WGがカットインしやすいようにDFを誘導(インナーラップや後方でのフォロー)

 

この役割に合致しているのが現段階では右がウォーカー、左がカンセロなんだと思います。これはカンセロが右に入ったときにもウォーカーと同じように動いていたので左右で役割を決めていると断言できます。

 

昨シーズン メンディーが動けたときは大外レーンをメンディーに任せ、スターリングを内に絞らせていましたが、スターリングはワンタッチゴーラーではないことが判明したので個人的には今の左右のSBの役割がいいと思っています。

 

左SBは、ジンチェンコが出てもカンセロが出ても同じような働きができると思います(逆にジンチェンコやカンセロは純粋なSBではなかなか起用されないと思います)が、実は右SBはカンセロとウォーカーではだいぶキャラクターが違うので、ウォーカーの控えが必要ですね。

 

 

一昔前はSBはWGに合わせて動くことが求められていましたが、いまに、SBの役割に周りの選手が合わせていくことになると私は思っています。

ペップシティはその一端。数年後、いや、来シーズンあたりこのブログを掘り起こしたい。

 

 

100という数字

今日の試合は「100」という数字を取り上げました。

今回の勝者はマンチェスターシティのウォーカー。シティでの100試合目に決勝ゴール。しかも、古巣相手に。

できすぎですよね。古巣相手というのは複雑な気持ちなんでしょうか。

ワイルダー監督と、マフレズは次の試合に「100」を狙ってほしいところです。

 

 

 

ところで、あなたは100という数字にどのようなイメージを持ちますか?どんな思い出がありますか?

私は100と聞くとまず最初に「お風呂」が思い出されます。湯船に浸かることが嫌いな僕に父親は「100数えたら出てもいい」というスパルタな入浴を教えてきました。そんな私も今では温泉が大好きです。そして、そんな父親はもう話すこともできません。

 

そんなことはどうでもいいです。

 

 

100という数字はキリのいい数字ですね。始まったものを終わらせる数字でもあります。

テストだってなんだって満点を表す数字は「100」

10でも1000でもなく100です。不思議ですね。

百分率が関係したりするのでしょうか。

 

また、占いの世界では100という数字はエンジェルナンバーと呼ばれているようです。

始まりを表す「1」と無限を表す「00」が合わさっている数字で、1000か10000より小さく一番良い状態が長く続くとも言われています。

 

はてさて、私はなにが言いたいのかわからなくなってきましたが、ひとつだけプレミアリーグの100にまつわることを。

プレミアリーグで活躍した監督で、100勝をいち早く達成したベスト5です。

 

ジョゼ・モウリーニョ/142試合
ユルゲン・クロップ/159試合
サー・アレックス・ファーガソン/162試合
アーセン・ヴェンゲル/179試合
ラファエル・ベニテス/181試合

 

モウリーニョが1番早いところがなんとも彼らしい。

 

 

100という数字は「日」でカウントすると4ヶ月目でやってきてしまいます。すごく短い。少ない数字に感じますね。

腕立て伏せ100回なんてのはすごい大変で多いなって思います。

1試合に100タッチ、100本のパスだととても多く、この選手は司令塔だなとわかります。

 

今回、100での勝者はウォーカーとなりました。

100試合出場というのはそれはそれは長い記録。でも、200試合出場してる人から見たらまだまだな記録。

Jリーグには1000試合出てる人もいたなぁ…。

 

100というのはキリが良くて目指す数字としても申し分ないけれど、自分自身の100を勝手に決めて、ゴールした気にならないように気をつけようと試合を見ながら思いました。

 

 

なんの話だよ。

 

 

CLは好調でしたね。3連勝で首位。次に引き分ければ突破確定。ターンオーバーで休ませましょ!

そして次はリバプール

はぁ、なんとか!なんとか!!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

応援は続く。

 

 

それでは!

SBの役割を取り戻せ! 第6節 vs ウェストハム

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こんにちは。

tadashiです。

 

プレミアリーグ アーセナル戦、CLポルト戦を勝利で終え、勢いづいてきたマンチェスターシティ。

今日の試合はモイーズ率いるウェストハムとの試合です。ポルト戦から中2日なので選手たちの疲労が心配です。

 

 

 

 

結果

ウェストハム | マンチェスターシティ

1 - 1

 

18' アントニオ (assist by クーファル)

51' フォーデン (assist by カンセロ)

 

マンチェスターシティに明らかに疲労の色が見えていました。ピッチがボールのすべらないコンディションだったことも相まってスピード感のない試合に見えましたね。

特にスターリング、ウォーカーはずっと出続けていて、集中力も切れていたように感じました。

 

 

スタメン

両チームのスタメンはこちら
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■ホーム ウェストハム 5-4-1

前節トッテナム相手に後半残り8分で3点差を同点にもっていった勢いがあるのかないのか。今日の試合は我慢の試合。1点を守りきるつもりで挑んでいましたが同点にされ、その後も何度もピンチを迎えましたがゴールキーパーのファビアンスキを中心になんとか追加点を防ぎました。

 

ウェストハムは今夏に獲得した選手はたった一人。しかもレンタルからの復帰。

強いて言うなら冬にレンタルしたソーチェクを完全移籍で獲得したことぐらい。(ぐらい、と言いますが、ソーチェク獲得はかなり大きな仕事)

監督も変わらず、ある意味で成熟したチームを作れる状態にあります。

 

 

シティを苦しめた選手

・ライス

中盤でボールを引き出して展開するだけでなくチャンスとあらば前にも顔を出す。ワンタッチも効果的に使い、ウェストハムのリズムを作り出していたのは確実にこの男でした。

 

 

・アントニオ

今日の試合で彼を話題に出さないのは失礼である。

体を預けたバイシクルシュートはプレミアリーグらしい豪快なプレー。ポルトガルリーグにいたルベンディアスも度肝を抜かれたと思います。

それ意外にもフィジカルを活かしたポストプレーでシティ相手に堂々のプレー。見ているこっちもかなり困りました。

 

 

 

■アウェイ マンチェスターシティ 4-3-3

まさかのポルト戦とまったく同じスタメンです。ペップが一つ前の試合と同じメンバーで挑むのは2007年ぐらいまで遡るとか。怪我人も多く仕方ないんですかねぇ。

 

ジンチェンコとデ・ブライネ、そしてストーンズが控えに入っています。

 

怪我人は以下

ラポルト、アケ、フェルナンジーニョ、ジェズス、メンディー。

 

ちなみに前半でアグエロが怪我をします。

後半はマフレズもデ・ブライネもフォーデンもみーんなトップ下。

 

 

今日のSBのパスを科学する

毎回テーマを決めて試合を見ていこうと思い、今日はSBについて。(もしかしたらずっとSBかもしれません。)

 

手動でかつ限られた時間にできることはたかが知れていて、今回行ったことはこちら!

 

SBがだれにパスを出したか

 

これを調べることで、マンチェスターシティのSBの置かれた立場の変化がわかるはずです。

 

というのも、ここ最近のペップシティはSBの立ち位置がかなりサイド寄りになっています。ウォーカーでさえ、数シーズン前のポジションよりも外側に位置しています。

これは、ペップの中でビルドアップやフィニッシュにおいて、これまでとは別のアプローチを実戦しているからだと思います。

 

では、さっそくですが始めていきましょう。

試合開始してから、カンセロとウォーカーがどこでだれにパスを出したかを淡々と記録していきます。(ウォーカーの交代する78分までの記録)

 

努力の成果

まずは、手動の成果を。

 

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もう見たくなくなっていますか?

 

同じ気持ちです。

 

画像はウォーカー(左)とカンセロ(右)が試合中にパスを出した位置と相手と距離を記録したものになります。写真は前半のもの。

 

 

こちらが後半。ヒューマンエラー出まくりのなんちゃって記録ですね。

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ここから、3つの数字を取り出します。

 

1. パスを出した相手とその本数。

2. パスの方向と全体のパスとの割合。

3. パスを出した位置とその本数。

 

この数字は後に出てきます。大事な数字です。

暗記しといてください。スクロールするの面倒ですよね?

暗記しといてください。

 

 

1. パスを出した相手とその本数

・ウォーカー前半

マフレズ 5本

ロドリ 3本

エリックガルシア 3本

カンセロ 2本

ディアス 2本

アグエロ 2本

エデルソン 2本

ベルナルド、スターリング、ギュンドアン 1本

 

・ウォーカー後半

ディアス 7本

エリックガルシア 5本

ギュンドアン 4本

ロドリ 3本

デ・ブライネ 1本

 

ウォーカーパス合計 40本

ここ試験に出ます。

 

 

・カンセロ前半

エリックガルシア 7本

ロドリ 5本

アグエロ 3本

ギュンドアン 4本

エデルソン 2本

ベルナルドシルバ 1本

 

・カンセロ後半

ギュンドアン 5本

フォーデン 3本

ロドリ 2本

エリックガルシア 2本

ウォーカー、ベルナルドシルバ 1本

 

カンセロパス合計 36本

 

 

このパスの相手と本数で両SBの振る舞いがわかるほどです。

 

 

 

2. パスを出した方向と全体のパスとの割合

・ウォーカー前半

前へのパス 9本

横、後ろへのパス 11本

 

・ウォーカー後半

前へのパス 2本

後ろへのパス 18本

 

・カンセロ前半

前へのパス 8本

後ろへのパス 14本

 

・カンセロ後半

前へのパス 4本

後ろへのパス 10本

 

パス本数に対する前へのパスの割合

・ウォーカー 27.5%

・カンセロ 33.3%

 

 

3. パスを出した位置とその本数

・ウォーカー 

相手陣地内でのパス 30本

自陣でのパス 10本

 

・カンセロ

相手陣地内でのパス 22本

自陣でのパス 14本

 

 

相手陣地内でパスを出しているので、攻め込んでいるとき高い位置をキープしていながらも、前向きへのパスは半分以下。

特に、昨シーズン何度も見られたSBからペナルティエリア手前中央へのパスはまったくありませんでした。

 

 

 

では、続いて考察に入る前に久しぶりに出場したジンチェンコのプレーをプレイバック!

 

15分間のジンチェンコ

78分からジンチェンコの登場です。久しぶり!

ロスタイムも含めて約15分間プレーしたジンチェンコに言及します。

 

怪我でスタートしたジンチェンコは、現在のチーム内での序列はお世辞にも高いとは言えません。

ここで少しでもアピールしておきたいところ。(SBでアピールする必要なんてないと個人的には思ってしまいますが、まあ、まずは試合に出ることです)

 

ジンチェンコのプレーを見ていると、タッチライン際でポジションを取り、ボールを潤滑する役目でした。

縦の突破は考えておらず、高い位置をキープしながらライン際で味方のあがりを待つ。

 

もしかしたら、一人ワイドに張らせることで5バックを広げさせ、空いたスペースにデ・ブライネやスターリングに走ってもらうつもりだったのかもしれません。

 

しかし、左SBがカンセロのときからそうでしたが、サイドの対応は遅め。カンセロに何度もやられていたのに対応は常に1対1。ジンチェンコが出ようがそのスタンスを変えることは、ウェストハムにはありませんでした。

 

そんな中でジンチェンコは、クロス1本、パスを8本。あまり効果的に試合に入り込むことができませんでした。

そもそも試合勘も戻っていなくて、デ・ブライネとタイミングが合わないこともたった15分間で何度もありました。

 

しかも、この投入の意図はネットでも賛否両論あり。攻撃的な選手を投入すれば得点のチャンスはあったのではないか、と。

ジンチェンコがSBとして起用されたのは、中盤出身の技術力だと思っています。ボールを確実にWGに供給する、相手の使われたくないDFと中盤の間を使う、という部分が与えられた役割だと思っています。

 

今回は怪我明け、15分間のプレーなので何が言えるわけでもありませんが、少し痩せたのうな顔とこの試合展開でもしっかりと守備に走って戻っていたことが印象的でした。

 

 

SBの役割の変化

記録と比較

では、記録した結果を前シーズンと比較して少しだけ分析してみましょう。

 

今回比較対照としたのは、たまたま同じようにSBのパスの方向を淡々と記録していた19-20シーズンのバーンリー戦です。(本来であれば、同じウェストハム戦とするべきなのかもしれませんが、そんなことやっていないし、また見ることもできないし、面倒なのでやりません。)

 

このときのSBは左がジンチェンコ、右がカンセロでした。

 


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図を見てもらうと(見えないと思いますが)、バーンリー戦のSBはハーフスペースから大外のレーンに向かってパスを出している回数が多いことがわかります。

また、大外のレーンにいるときは中央の小さなスペース(相手の最終ラインと中盤の間)を狙うパスも多く、攻撃に対して大きく寄与するパスを選択していました。

これは明確な狙いでした。

 

昨シーズンまで在籍していたダビド・シルバは、その狭いスペースでのボール扱いが抜群にうまかったので、本人も積極的に顔を出していました。それにより中央に寄ってくるDFに対して、孤立する敵SBにスターリングが1対1を仕掛ける。右も同様。

SBはそのどちらにも均等な距離を保ち、滞りなく前線へボールを配球する役割を担っていました。

 

ここで今回の数字を比較。

 

まずはパスの本数

■右SB

・ウォーカー(今回) 40本 

・カンセロ(昨シーズン) 62本

 

■左SB

・カンセロ(今回) 36本

・ジンチェンコ(昨シーズン) 78本

 

これは正直、参考にはなりませんが減ってはいます。SBがビルドアップや仕掛けの段階で関与することが減っていると推察できます。

 

 

次に、パスの方向(前向きを抜粋)

■右SB

・ウォーカー(今回) 11本 27.5%

・カンセロ(昨シーズン) 29本 46.7%

 

■左SB

・カンセロ(今回) 12本 33.3%

・ジンチェンコ(昨シーズン) 21本 26.9%

 

うーん、ジンチェンコが予想とことなりました。パス本数多かったから、前へのパスもなかなか割合は減ってしまいました。横パスもカウントしたら良かったです(やらない)

 

前へのパス本数は純粋に高かったのが昨シーズンでした。

 

今シーズンは、大外レーンでボールを受けたSBの選択肢は縦への突破か、横もしくは後ろへのパスです。

昨シーズンと比べるとSBがより、外側でのプレーを求められていることがわかります。

 

 

役割はどう変化したか

※この考察の根拠としている数字はこの上にあります。結論の前の数値を見たい方は上へスクロールお願いします。

 

以上のことより、現在のペップシティにおけるSBの役割はこのように変化しています。

 

これまで

ビルドアップや崩しの起点、もしくは中継点としての役割

 

現在

大外のレーンで幅を取り、無理はしない。タイミングがあれば突破を狙うという相手守備組織を広げる役割

 

図で表すとこんな感じ

これまで

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現在

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これは「ダビド・シルバの退団」というシティ側の理由と「コンパクトな5バックによるハーフスペースの消失」という対戦相手側の理由によるものです。

(具体的なチームとしての変化はおそらくしばらくしたらプロの方々が解説してくれると思います。)

 

 

え、その理由なら手薄になったサイドを、スターリングやマフレズで突破すればいいじゃん!

 

と、思われる方もいますが、最大の問題があります。

 

 

だれがゴールを決めますか?

 

 

戦術が研究され、低弾道クロスはかなり警戒されました。唯一の望みはペナルティエリア角からのデ・ブライネのクロスです。

屈強なディフェンスが中央にいることが多いプレミアリーグにあいて、シティのFWは背が低いです。よほどのピンポイントクロスでない限り競り勝てません。

 

これで点がなかなか取れないとわかり、方針を変えたのではないかと思ったのです。

 

 

そして告げられる、SBはワイドレーン担当。

 

今さらそれ言う!?

数年間そんなトレーニングしていなかった中でのワイドレーン担当は、なかなかに大変だし、ジンチェンコなんてそれを狙ってのSB起用ではないんだからできないですよね。

それなら素直にアルフォンソデイビス獲得してくれって感じです。

 

 

と、このように、ペップシティにおけるSBの役割の変化はペップの進化のように見えて、まったく進んではいません。

むしろこれまでの蓄積を消し去るかのようなやり方だとも思います。

 

最終年で怪我人も多い状況。試行錯誤する必要もありますが、そこを変えてしまってはなかなかうまくいかないのではないかと思ってしまいます。

 

少なくともペップシティでSBとしてプレーする選手たちに与えられたタスクは、今のシティの戦術には当てはまっていないはず。

冬にSBを獲得するのでしょうか?

これを見ると、なおさらジンチェンコはSBじゃないなと感じるばかりです。

 

ペップよ!

SBの役割を元に戻してくれ!

 

 

あまり、批判ばっかりではよろしくないので、そろそろ落ち着こうと思います。

 

 

 

少しだけ試合を

試合は大方の予想通りマンチェスターシティがボールを持つ展開。

 

ウェストハムは5-4-1の形で守備ブロックを形成します。中場の4枚が横並びになるのではなく、立体的に陣形を組んでいました。

前半気になったのは、マンチェスターシティのボール保持にたいしてウェストハムがCBとロドリをしっかりとおさえていたこと。

アントニオとボーウェンでCBを、そしてフォルナレスがロドリを見る形。

マンチェスターシティに持たれるのが続くと、ウェストハムは一つ重心を下げて迎え撃つ。シティCBの運びに対して明確なプレスはなく、5-4のブロックで中央のパスコースを限定もしくは消去。徹底してコンパクトな陣形を保ちます。いくらCBが持ち上がっても縦パスは通らない。

そんな展開が続きました。

 

先制点は18分。ウェストハムに訪れます。

右から上がったクロスに対して、アントニオがディアスを背負いながらバイシクル。見事なシュートでゴールネットを揺らしました。

ルベンディアスにとっては、これがプレミアか…!と思わせるフィジカルなゴールでした。

 

後半は、怪我をしたアグエロにかわりフォーデンを投入。効果的な守備、フリーになる能力、次の手を探す視野と今日のフォーデンは良かったと思います。得点も取り、マンオブザマッチにも選ばれました。

しかし、WGとしての役目はなんでしょう。1対1で縦に突破することがほぼないフォーデンは、ゲームを作る過程には重要な選手ですが、フィニッシュの前を彩るプレーヤーにまだなれていないと思いました。

 

その後の展開はとても残念な展開でした。

マフレズまで中央に寄ってきてしまい、コンパクトなウェストハムの守備と重なりほとんどスペースのないところで試合が進んでいきました。

途中からデ・ブライネが出て来てその構図は加速。

中央に集まってきたデ・ブライネ、マフレズ、フォーデンが、「ないスペース」に悪戦苦闘してなんとかチャンスを作る展開に。

後半の終わり10分にはマフレズ、スターリングにそれぞれ決定機が訪れましたが決めきれず試合は引き分けで終わりました。

 

ジンチェンコ、デ・ブライネと投入してから流れが戻ってしまった感じです。

それまではフォーデンとカンセロで相手のSHヤルモレンコをピン止め。ほとんど攻撃に参加させずウェストハムを6バックに追いやっていましたが、フィニッシュに問題のあったマンチェスターシティ。なかなか今シーズンは波にのれない試合が多いです。

 

ちなみにジンチェンコを入れて、カンセロを右に持ってきた采配について、私だったら、という意見を述べて終わりにしたいと思います。

 


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カンセロが質的に優位であったため、そこは変えずにカウンター受けて上等攻撃的サッカーです。ボールをもったらロドリが一つ前に上がります。おそらくビルドアップする時間もないので、サイドで待つカンセロ、マフレズの突破から中でフィニッシュという形が描けました。ジンチェンコは元々このポジションの選手なので、しっかりと役目を果たしてくれると思います。

 

 

さて、次はCLマルセイユ戦。酒井宏樹と長友がいるのでわくわくしますね。

そして、プレミアリーグはシェフィールドユナイテッド戦。

ペップの最終年をしっかりと見届けましょう!

 

 

それでは!

第5節 vs アーセナル ~ペップと王様~

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こんにちは。

tadashiです。

 

日本代表のストロングポイントがCBになるとは思ってもなかった。攻撃の形がほしい。

 

 

さあ、今日もやっていきましょう。マンチェスターシティのレビューの時間です。

 

 

インターナショナルブレイクを挟んでリーグ戦が再開です。

マンチェスターシティは、この間にデ・ブライネが怪我。先日、休みがなくて怪我をするのも時間の問題なんて話をしていたデ・ブライネ。代表戦で怪我をするとは…。

良いニュースも。

アグエロ、カンセロ、ベルナルドシルバ、ギュンドアンが復帰です。

 

さて、今日はアーセナルとの対戦。第5節です。アルテタとの師弟対決となります。

昨シーズンの12月に、シティでのペップのアシスタントコーチから、アーセナルの監督に就任したアルテタ。中断明けの14戦12勝は、プレミアトップの成績です。

アーセナルにビルドアップを仕込み、守備の規律を植えつけました。今シーズンはいかに。

アーセナルとはリーグ戦ではしばらく勝ち続けています。

アーセナルの勝利は、2015年の12月まで遡ることになります。もう5年、リーグ

戦ではアーセナルに勝っているマンチェスターシティ。今回も勝ってくれるでしょう。

 

もう1つだけデータを紹介。

マンチェスターシティは開幕から3試合を行って勝ち点が4。これは2001年以降最低の数字のようです。

 

ずっと勝ち続けるのは難しいんですね。

ちなみに、リバプール。チアゴアルカンタラをバイエルンから獲得。個人的には死ぬほど羨ましいです。

 

ということで試合です。

 

 

 

 

結果

得点

マンチェスターシティ ⚽

アーセナル

 

23' スターリン

 

 

スタッツ

マンチェスターシティ | アーセナル

 

ポゼッション 58% | 42%

シュート数 13(5) | 11(3)

パス数 665 (591) | 462 (391)

 

 

ハイライト

https://youtu.be/hrCCXiiKJO0
https://youtu.be/hrCCXiiKJO0

 

 

スタメン

両チームのスタメンはこちら

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はたしてフォーメーション表記に意味はあるのか。最初の11人がどこに配置されるかなんてサッカーのように90分間動き続けるスポーツでは無意味だ。と言わんばかりだ。

 

■ホーム マンチェスターシティ

もし数字でシステムを表示するのであれば3-1-4-2でしょうか。

ウォーカー、ルベンディアス、アケの3枚でDFラインを形成し、アンカーはロドリ。IHの位置に復帰したベルナルドシルバとカンセロが入ります。

なんでカンセロがこのポジションに配置されたのか試合を通して見た上で言及すると、右サイドの守備です。

アーセナルは、サカがハーフスペースに滞在し、ティアニーがバランスをとりつつオーバーラップ。さらに、オーバメヤンがDFラインの背後を狙います。

これまでのSBだけでは、レスター戦のときと同様サイドで1対2を作られ突破される可能性が高いと予測し、カンセロとウォーカーを同時起用したのだと思います。カンセロの役がウォーカーでも良かったんじゃないかと思う人もいると思いますが、そうなると結局IHの戻りが遅れ、CBが釣り出され……あとはわかりますね?

CBは枚数を減らさずサイドの守備をカバーしたいという考えだったのかなと思いました。

 

 

■アウェイ アーセナル

試合開始の15分前までスタメンはホールディングでしたが、試合前に怪我をしたため、入れ換えが出ています。フォーメーションは4-3-3。中盤の3人がセバージョス、ジャカそしてサカでした。サカは左からあまり動かず縦の移動がメインで、ジャカとセバージョスは状況により位置を変え、CBの脇に降りたりとビルドアップに大きく関与。

3トップは右からぺぺ、ウィリアン、オーバメヤン

ウィリアンがおりてきてスペースを作り、オーバメヤンで裏を狙うのだろうと感じました。

 

普段のアーセナルは、5-2-3のスタートポジションから左CBのティアニーが高い位置をとり、WBのサカもしくはナイルズが内に絞る可変式の4-3-3を採用していました。しかし、今日はスタートから4-3-3。なんでなんだろう。

推察されるのはペップが4-2-3-1でスタートしてくると考え、噛み合わせを合わせたのかと。

 

 

前半 アーセナル対策とはなにか

試合開始からわけのわからない展開が続き、見るものを混乱に陥れた両指揮官。

簡単に前半のポイントをおさらいしましょう。

 

 

ポイント

・ビルドアップの3パターン

アーセナルの癖

アグエロのポジショニング

 

 

ビルドアップの3パターン

アーセナルは、アルテタ仕込みのWGからCBにプレスする形。

ペップを知り尽くしたアルテタにペップは3パターンの対策を講じました。

 

まず、押さえておきたいのが、アーセナルの守備。

前線はマンマークでパスコースを切りながらプレス。また、前線と中盤の6枚の中心にアンカーを置いて捕まえる。ロドリをアンカーでビルドアップを形成しようとするならば、確実にやられていただろうと思いました。

 

 

1.エデルソンからマフレズへ
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1つ目はエデルソンからマフレズへのロブパス。

左でボールを持ったときに使われたパターンです。

アケ、もしくはディアス、もしくはロドリがパスにつまったときにエデルソンへ下げる。

エデルソンがボールを持つとアーセナルはそこまでプレスをかけてくる。マフレズは、縦への飛び出しの選択肢を、相手選手への天秤に乗せることで一瞬だけフリーに。そのタイミングでぴったりとボールを届けるエデルソンの技術にも脱帽ですが、マフレズの駆け引きのうまさ、カンセロのその後のフォローと、まるでアルテタの考えを見抜いてるようなビルドアップの回答でしたね。

 

 

2.スターリングの足元

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スターリングの降りる動きです。これは最終ライン中央でボールを持ったときのプレーです。

ポイントとなるのは、六角形で示されたアーセナルの包囲網にだれもポジションを取らないことです。

空いているスペースに入ることでDFの反応が遅れ、スターリングがフリーでボールを受けることが可能です。こういったボールの受け方は、今日の試合はアグエロも非常にうまく、スターリングよりも曖昧な立ち位置をキープ。

スターリングは後ろや横に一度逃がしてプレーを続けていましたが、アグエロは受けた段階で前を向けるほどアーセナルDFをかいくぐっていました。

図には書き起こしていませんが、その後のプレーでカンセロや、ベルナルドを使うことでさらに前進を狙い、特にカンセロは、ボールをはたいたあとFWを追い越しペナルティエリアの手前まで動くことがあり、攻撃能力の高さを感じました。

 

 

3.ロドリとベルナルドのポジションチェンジ

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ビルドアップ時にロドリが最終ラインに入っているとき、意図的にベルナルドと位置を変えることがありました。

ディフェンスへの迷いを生むだけではなく、この動きによって別の場所がフリーにもなる。おそらくこの場面ではスターリングが受けられるはずです。

面白いのはカンセロにはやらせないことですよね。ディアスの右にロドリが落ちたときは、パスコースが封じられたときはエデルソンの中距離砲に限られていました。左に降りたときだけ、ベルナルドとのポジションチェンジが行われていました。

カンセロには中盤の位置からより前へ、ということだったのでしょう。

 

 

 

アーセナルの癖

それでは、アーセナルのビルドアップを。私はマンチェスターシティのファンなので、アーセナルは簡単に笑

むしろ、アーセナルのビルドアップというよりシティの守備に焦点をあててしまいます。


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まず、アーセナルは基本的に左からビルドアップを開始します。これはアルテタになってからより顕著に。

スターリングがアンカーをマーク。マフレズがボールホルダーにプレス。アグエロは逆サイドでCBを警戒。

アーセナルの中盤3枚はジャカとセバージョスにポジションチェンジはありますが、サカは常にハーフスペース。普段はWBから内側に絞っていましたが今回は最初かはこの位置。守る方はそれはそれで守りやすかったかもしれないです。ただ、マークしてたのカンセロなんでまあまあ、いい勝負になっていました。

カンセロは、守備に甘さはありますが、ライン際の1対1よりボールを取らなくてもいい曖昧なプレッシャーなら悪さは目立たない。

ビルドアップのときに高い位置を取る左SBも同時に視野に入れてます。

 


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サカ、アンカーがマークされているので、ガブリエウはキーパーに下げます。その後高確率でレノは、ティアニーへ。

ティアニーに対してはカンセロがスライド。ロドリ、ベルナルドもそれに合わせてスライドしていました。

 

 

ちなみに、ファーストプレッシャーラインを突破されると、ウォーカーをCBに、カンセロがSBに下がっていました。

 

 

さて、ここからは試合を簡単に追っていきます。

1分
前からプレスのアーセナルマンマーク気味でウィリアン、オーバ、セバ、ジャカ、プレスは1トップの役目。

守りかたとしては4-3-3です。
エデルソンからマフレズ、インナーラップのカンセロへ。カンセロドリブルで運んで、再度マフレズへ。マフレズとスターリングのワンツーでシュート。

 

7分
また、エデルソンからの展開。ベルナルドへ。アケに渡して中央のスターリングへ。スターリングがマフレズに展開。ペナルティ内でいつもの切り返しでクロス、アグエロヘディング。

 

人が次々と動くシティ。スターリングは縦の動き、ベルナルドとフォーデンはお互いの位置を気にしながら横の動き、カンセロは斜めの動き、ロドリはディアスの位置を見ながら後ろへの動き、ウォーカーは横の動き。

アーセナルは、ジャカがCBの横に、セバはそれに合わせて真ん中へ。ウィリアンも内側、オーバはワイドから裏狙い。

 

10分を過ぎてからはベルナルドシルバのドリブルが目立つ。運べるし、持てる。

 

展開としてはマンチェスターシティがゲームを優位に運んでいました。

20分間でアーセナルのシュートは0。それだけマンチェスターシティがボールを保持。

 

23分

 

スターリングのゴール!

 

前半から見せていたビルドアップからの得点です。

スターリングが落ちて下げる。アグエロが落ちて下げる。アーセナルの前6人はそこに意識を取られます。

ディアスが底でボールを持ち、右サイドのマフレズへ。一本の中距離のパスで6人を置き去りに。狙っていたのはこれだったのでしょう。前に集めてサイドに展開。

そこからは早かった。2タッチで、中央のアグエロへ。良かったらハイライトを見てほしいのですがこのアグエロの受けた位置が絶妙に中途半端。マークのつきにくいポジションを取り、ボールを引き出します。

アグエロが戻ってきて思うのは、ここがジェズスとの違いなんだな、と。ジェズスももちろんFWとして点の取れる位置に顔を出すことはできますが、マンチェスターシティの攻撃に必要な「相手の意識を集めてるのにも関わらずフリーでボールを持てる」という才能がほしいのです。

 

 

25分にようやくアーセナルのファーストシュート。ギアがかかるのが遅いですね、アーセナル

 

27分は、私がカンセロのうまさにびっくりしたプレー。

カンセロが前線のスターリングを追い越し、ペナルティエリアの前に移動します。スターリングが縦パスを受けて反転。右サイドのマフレズへ。そのマフレズがシュート。

中央で受けたときのカンセロの落ち着きと反転がおよそDFとは思えないですよね。

 

アーセナルは、中盤の3枚が遠くなかなか思うように試合を運べていませんでした。

 

30分

アーセナルは5-4-1の守備にシフト。ペナルティエリア前をしっかり固めて、ピンチはなかったものの、マンチェスターシティにポールをもたれる展開が続く。これ以上の失点はまず避けようとしたのかもしれません。

 

34分

マフレズのシュート。しかも、右足。

ここ数試合を見ていて思ったのは、マフレズが意図的に右足を使うようにしていること。

これは良い傾向ですね。左だけと思われるより、右足もあると思わせて左を使えたら、個人での突破もフィニッシュも増えると思います。

 

こうやって1つのチームを追っていると、シーズン中にもそうだし、昨シーズンとの比較でもそうですが、選手の成長が見られることがとてもうれしいです。楽しいです。

 

40分

アーセナルの決定機。ガブリエウの縦パスがきっかけ。一度はカットできましたが、カンセロの判断ミスにより、ボールを奪われ、サカとオーバメヤンのワンツーでフリーでシュートを打たれました。しかし、ここはエデルソンのビッグセーブ。正直ここで失点していたら違った結果になっていたと思いました。

 

 

 

後半 無策と無策

先制点をとられて得点が必要となったアーセナル。どういった変更を加えるのか期待はしていましたが、大きく変えたところはありませんでした。

マンチェスターシティの守備ブロックの外側で回し、オーバメヤン頼みの攻撃。どこかで見たような光景だなぁ。うちだ!

アーセナルはみんながみんな中央に寄ってくる。SBのベジェリンでさえも寄ってくる。マンチェスターシティはスライドしなくていいから楽。

終盤にラカゼットとオーバメヤンの2トップとしましたが、結局試合を通してオーバメヤンにシュートはなく、むしろ4-4-2にしたことで間延びしてパスが繋がらなかった。

 

 

一方のマンチェスターシティはどうだったかと言うと、後半はアグエロを下げてギュンドアンを投入、重心は少し後ろへ。カンセロとベルナルドシルバのポルトガルの2人が前への推進力は保っていたが、アーセナルにボールをもたれ(持たせていた?)時間だけが過ぎていった。

両チームともポゼッションのチームらしく、奪われてショートカウンターの危険をはらんでいました。マンチェスターシティは、ルベンディアス。アーセナルはガブリエウがなんとか踏ん張った形。

 

後半の試合としては、ファンでなければ見なくていいかと思う内容でした。ある意味で膠着状態をキープしたとも言えますが、アルテタはもう少し動くかと思っていました。

 

結局、スコアは動かず1点を死守したマンチェスターシティが勝ち点3を獲得しました。

 

 

今日の苦しめられた選手たち

・セバージョス

     アルテタが残したかった選手なだけある。ビルドアップでの顔の出し方。抜けたあとのボールの運び。アンカーとしとも、IHとしても計算できる選手でした。

 

・ガブリエウ

    ダビド・ルイスに頼っていたビルドアップを全振りできるほどの選手。落ち着きもあり、パスも正確。サカに助けられた面もあるけれど。決定機を作った縦パスは見事。

 

・サカ

今日はWBではなく、IHでスタートしたサカは、パスコースを作り出したり、前に飛び出したりとビルドアップ以降の攻撃に大きく関与していました。ただ、WBからの横の動きが必要なかったので、守備側はサカの動きを判断しやすかったでしょう。あの決定機は、はずしてくれてほんと良かったです。

 

 

平均ポジション

 

マンチェスターシティ

 

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選手交代後


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アケの方がウォーカーよりも平均ポジションが高い。それだけ右サイドはウォーカーに依存していたし、カンセロのテイクバックを期待していました。

また、ディアスのフォローとして、ロドリとベルナルドシルバはディアスの左に下りていたのでなおさらです。

 

 

アーセナル

 

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選手交代後


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やはりとは思いましたが、サカはとても高い位置にいますね。

セバージョスとジャカのポジションが真ん中。相互関係ができています。

 

 

 

 

デ・ブライネがいないことで

 

王様のいない国

 

デ・ブライネが代表ウィークに怪我をしたときに私はこう感じました。

マンチェスターシティという国家に君臨する王ケビンが突如としていなくなった、と。しかし、無法地帯になると思いきや、国民たちは一致団結。目の前の敵を次々となぎ倒し、国を守りました。めでたしめでたし。

 

というおとぎ話のような試合でした。

 

マンチェスターシティの攻撃は、デ・ブライネが関与し、デ・ブライネで終わる。特に昨シーズン中断明けはそれはそれは顕著でした。

デ・ブライネのインテンシティ、デ・ブライネのチャンスクリエイト、デ・ブライネのフィニッシュ。これらがなければ得点が生まれないのではないかと思ってしまうほどの活躍でした。

 

しかし、今日はどうでしょう。

選手全員が動き、考え、相手の裏を取り、仕掛けて、1点をもぎ取り、クリーンシートを達成。少しの変化が見えたとも言えます。

ポジティブな要素でありました。

デ・ブライネがいない中でアーセナルに勝利。

 

この変化は、守備ブロックを作って少ない手数で勝負する戦いかたではなく、数シーズン前の人もボールも動く、クリエイティブで魅力的なサッカーに近いと思いました。

ベルナルドシルバとロドリとのポジティブチェンジ、スターリングのスペースに下りてくる動き、アグエロの曖昧な立ち位置、カンセロのFWを追い越す動きなどなど。

デ・ブライネという圧倒的な個性がいなかったからこそ生まれたものでもあったと思います。ここに純粋にデ・ブライネが混ざればこれまで見てきたペップシティが戻ってきてくれるのではないかと期待がありました。

 

次の試合が楽しみです!

 


ジンチェンコの可能性

さて、今回の試合で怪我をしていたジンチェンコ。

ファンからすれば「おいおい、なに怪我してんだよ」と試合後のインタビューがあったらすべてのカメラを映らなくしたいと思いました。

 

今日のカンセロを見ていたらわかりますが、カンセロは攻撃的なセンスはやはり高かった。前線との繋ぎ役ももちろんのこと、ペナルティエリア前でも冷静。しかし、ユベントスにいるときから「攻撃はいいんだけど、守備が…。」という評価があったが、それは今でも変わりません。その不安要素に対する1つの回答が今回のシステムとも言えます。ウォーカーがCBにいて、マフレズも守備に戻る中でカンセロも守備に回る。複数に紛れることにより、守備に特化しなくて良いということに。

これはまさに、ジンチェンコにとっても素晴らしい試みだと思いました。

 

昨シーズンのマンチェスターシティは左SBを狙い打ちされることがしばしばあり、それにより押し込まれ守りきれないもしくは攻めてるけど失点するというパターンが多かったです。

また、中断明けからWGをサイドに張らせるのではなく、SBをサイドに張らせるようになり、縦への推進力という部分でメンディーが使われています。(メンディーにその力がなくなっているのは十分わかったが…)

 

私は以前こんな記事を書いています。


ジンチェンコがIHでプレーするべき3つの理由 - tadashicityのブログ

 

ジンチェンコはIHでプレーするべきという中に、左SBが狙われているということを書きました。

その弱点を回避するようにアケが左に起用されたこの試合。ジンチェンコが本来のプレーを発揮できればベルナルドシルバの位置でもプレー可能だと感じた試合でした。

 

とにかく怪我を癒し、トップフォームに戻し、いち早くレギュラー争いに加わってほしい。前線の新加入がフェラントーレスだけという事実は既存戦力で戦う意思の現れです。

当然、ジンチェンコもその中の一人として数えられているはず。

 

何の根拠もないけれど、ジンチェンコにはがんばってもらいたい。

 


SBの多様化という罠

今日のシティの試合を見て感じたことは「SBという存在そのものに対する危険信号」である。

 

 

右SBは、カンセロがIH、ウォーカーがCBでの起用。

左SBはそもそも起用すらされていない。

 

マンチェスターシティというチームの中ではSBという選手はいらないと言いたげなシステムであったし、起用方法であったと感じた。

 

アーセナルのペペやウィリアンのドリブルに対して守備力のあるアケ、オーバメヤンのスピードに対してスピードのあるウォーカーをあてるということが目的であればいいのですが、これがペップの目指す戦術であるならば少し怖い。

 

近年のSBの多様化、偽SBという流れからSBは万能でなければいけないという考えがありますが、言い換えれば、万能な選手をSBに配置すればいいということになる。

実際にペップはバルサを離れてからそこに手を入れている。代表されるのはラーム、キミッヒ、ジンチェンコ。

 

今日の試合は、守備時にウォーカーがスライドするか、カンセロが降りてくるかでSBになる戦術で、初期位置にSBを置くシステムではなかった。

 

今後シティがどのシステムを基本とするのかわかりませんが、少しずつSBの選手の需要が減ってきていることが気がかりです。

 

 

 

ということで、思ったより長くなってしまいましたが、そろそろ終わりしようと思います。

 

ここ最近のマンチェスターシティからは想像ができないほどのアグレッシブな攻撃をしていた。昔のような人もボールも動くサッカーはまだこのサッカー界で通用するのか。

今後も期待したいところではあります。

 

DAZNではCLが見られなくなりました。

したがってポルト戦は見れません。アグエロが復帰弾、ギュンドアンがFKを決め、フェラントーレスが追加点で3-1の逆転勝利。幸先の良いスタートでうれしいです。

 

 

次節はウェストハム

ジーニョがポルト戦で怪我。デ・ブライネも怪我をしていて心配です。

ジンチェンコが戻ってきたのでカンセロのような使い方をされることを期待して、応援していきましょう。

 

 

それでは!

J2リーグ第25節 モンテディオ山形 vs FC琉球 J2ってどんなとこ?

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こんにちは。

tadashiです。

 

 

前回初のJ1レビューをやりました。

応援しているFC東京浦和レッズとの試合。まあ、それはもうびっくりするぐらい見てもらうことができず心が折れかけました笑

 

よし、じゃあJ2も!ということで、折れるのも早いけど回復も早いtadashiです。

奥様の実家が山形なので、モンテディオ山形のハイライトや試合結果を昨シーズン途中から追っていたところでした。

昨シーズンは、シーズン6位でフィニッシュ。入れ替えプレーオフも決勝まで進みましたが無念の敗退。

再度J2からスタートです。

 

モンテディオ山形

昨シーズンから結果を気にはしていたけど、このチームに詳しいわけではないので、モンテディオ山形について調べてみました。

 

日本の山形市天童市鶴岡市を中心とする山形県全県をホームタウンとする日本プロサッカーリーグJリーグ)に加盟するプロサッカークラブ。(wikipedia調べ)

 

3つの市の名前を出しながら、山形県全県をホームタウンとする、と言い直しているところが奥ゆかしさを感じます。

 

さて、天童市と言えばみなさまご存知将棋の街。

僕も一度天童市に行ったことがありましたが、駅にはそれはそれはかわいらしい「3月のライオン」のキャラクターがお出迎えしてくれます。

 

ホームスタジアムは、NDソフトスタジアム山形山形県総合運動公園内にある陸上競技場兼球技場です。

 

創設は意外と古く1984年。J2に加盟してからは、2009-2011、2015年のみJ1でプレーし、その後は主戦場はJ2である。

過去には豊田陽平古橋達弥が所属していたことを知る。さらには、元日本代表柱谷さんが3年間監督をしていたり、玄人の好みそうな歴史をもっていた。

 

現在はJ2。スローガンは

前進 YAMAGATA ICHIGAN

である。

なぜ、横文字でローマ字なのかは不明。

 

 

タイトルは獲得したことがない。

色々と調べた結果J1在籍の4年間で4度「フェアプレー賞」を獲得している。

 

 

マスコットが実は二人いる。

これもなかなか知られていないのではないか。いや、むしろマスコットがいることを知らなかった。

みなさまはご存知かもしれないが、ディーオモンテスだ。だれだよ。

 

ディーオ
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モンテス

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ちなみに、マスコットについては、当初一案でいこうとしたところ反発勢力が現れ、決まらずに2つのマスコットを採用したようです。

 

スローガンの一丸とはいったい…。

 

 

なんだか、もっと調べればたくさん不可思議なエピソードが出てきそうではあるが、このブログの趣旨が変わってしまうので休止。

むしろこれが楽しくて肝心の試合はただの振り返りになってしまったことを深く反省し、モンテディオ山形のマスコットキャラクターの設定を読むことにします。

 

 

そろそろあきらめて試合へ。

 

結果

山形 | 琉球   3-0

 

6'    アラウージョ

35'  南 秀仁 

74'  加藤 大樹 

 

 

スタッツ

スタッツについては下記サイトを参照

https://spaia.jp/football/jleague/j2/game/2020101019/stats

 


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琉球は15本シュートを打ちながらも、枠内シュート0本。こういった部分にもプレーの差が見られます。

23本打って枠内一桁の山形もですけどね。

 

 

 

■プレーエリア

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プレーエリアを見るとわかりますが、アタッキングサードでのプレーが山形は多く、よりゴールに近いところでプレーしています。

 

 

■パス


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パスに関しては同じような傾向でした。

もう少し、山形の方が前にパスを出していたのかなと思いましたが。

パスの方向割合で見れば山形は37%も前へのパスを狙っていたので、チームとしての意識も前へ向いていました。

 

 

スタッツからわかるのは、よりゴールに近い形でパスを繋ぐ山形に対して、琉球は中央でのパスが多く、アタッキングサードに入るまでに苦労していたとわかります。

クロスの本数が多いことがペナルティエリアに侵入できていなことの証明でもあります。

 

後半は山形も帰陣が間に合わず攻めこまれてましたが、中央はしっかりと締め、サイドに追いやるという最低限のことはできていた結果がスタッツとして現れていたのかと思います。

 

 

スタメン

両チームのスタメンはこちら


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ホーム青色のユニフォームはモンテディオ山形。アウェイ白のユニフォームがFC琉球

両チームともトップ下を配置する4-2-3-1でスタート。

 

 

 

前半

さて、前半開始

 

16位の山形と18位の琉球。これほどまでな大差がつくのは、なるほどわかるなという試合でした。

解説の方も言っていましたが、山形のサッカーを見て、J2で16位には思えないです。

 

山形の試合をフルで見るのは2回目。1回目も今シーズンの試合だったと思う。

つや姫!山形のユニフォームスポンサーはいつもお米ですね。はえぬきとか。

 

山形のサッカーはパスサッカーです。ですが、後ろでゆっくり繋ぐというよりは素早くパスを繋ぎ、相手の動いたところからペナルティエリアに素早く侵入しようとする狙い。トップ下の南や1トップのアラウージョに縦パスが入ることをスイッチに流れるように選手たちが動き、それに連動するように小気味良くボールを繋ぎます。

基本戦術は上記のパスサッカーですが、固執してるわけではなく、つなげなければシンプルに前線の3人に中距離のパスを出します。



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ハーフスペースにいるSHがうまく相手の視野を奪えれば、トップ下とFWがフリーになる回数も増える。

 

ある程度前進できれば、相手を片方のサイドに集めて、逆サイドに展開。サイドに広がると真ん中が空き、ペナルティエリア内やその手前でトップ下の南がフリーになる。

 

といった形でとても流動的な攻撃を見せる山形。

 

前半開始早々は、琉球がボールを持っていたけど、それはすぐに山形のペースへ。

琉球は、選手間の距離とパスの制度が釣り合っておらず、山形にカットされることが多い。プレーの質という点では明らかに山形よりも下だったと思います。

 

そんな山形優勢と見える始まりでさっそく6分に山形の先制点。

琉球トップ下の小泉を3人で囲み、ボールを回収。回収したボールを南からアラウージョにスルーパス。幸先の良い展開ですね。

 

山形の守備は、ハイプレス。

SHが内に絞り相手のCBにプレスに行く場面も。琉球が繋ごうとしても山形は引かず、GKに下がってもそのまま追いかけていました。

 

一方の琉球も、深さを取りながらじっくりとビルドアップ。2CB+2ボランチ

山形は前線3枚で対応します。

 

追加点がほしい山形と同点にしたい琉球琉球はいいところでのミスが多く見られますが、一進一退の攻防が続く。

 

これからは時系列で見直します。

19分、20分に立て続けに右SBの山田がシュートまで持っていく。琉球のDFラインの背後をうまく使っていた。

 

25分
山形は前からプレスするが琉球の小泉がうまく顔をだし、繋ぎながらロングボールでサイドに展開。27分はそれによりコーナー獲得

少しだけ琉球がボールを持つ展開が続く。

 

28分
小泉から左サイドへスルーパス。約6人を置き去りにするパス。小泉は随所にいいプレーを見せる。

 

30分にほしかった追加点。

中村のフィードから山形ボールのスローイン
そのスローインから南のミドル。

ステップを踏んでボールを受ける準備を瞬時に行いいい状態でシュートを打てた。

また、パサーも良かった。後ろを見ながら選手が動いたところを細かいスペースですが通してました。

 

山形は前からハードなプレッシャー。
琉球は、距離感が悪い。
効果的なダイレクトパスで、ペナに侵入。

 

42分
ヴィニシウス反転からシュート
はじいたのにもつめる。キーパーがどちらもセーブ。
その前の2本のダイレクトプレーでDをF置き去りに。

上でも書きましたが、ペナルティエリアでフリーになることのできる南。縦パスや南に一度入るところをきっかけにペナに人数をかけてくる山形。
スピードもあって、プレーが正確で見ていて面白い。

 

 

 

後半

キックオフは琉球

蹴らずに後ろから繋ぐが、山形がカットし、ロングボールで琉球の背後を狙う。

左サイドでアラウージョが持ち、右SH加藤が中央に入ったところへパスが入る。ダブルタッチでかわしてシュート。惜しくも決まらず。

さっそく山形がシュートを打ち、押せ押せムードになるかと思いきや、48分に琉球にビッグチャンス。

簡単なロングボールを野田がヘディングの処理を誤り、琉球に拾われる。キーパーもかわされるが熊本が必死にクリア!

 

ここで得点が入っていれば流れは琉球に傾いていたかもしれませんが、琉球パスミスに救われ、山形は流れを失わずに試合を進めます。

 

後半の最初の方はハーフゲーム。

琉球は、山形のディフェンスが密集している地帯にパスを出してしまう。後半に入って、より間延びしたような琉球

 

50分、51分にも琉球のボールをカット。

57分には、同じように琉球のボールをカットしてから、加藤のシュート。

 

後半は、繋ぐよりも琉球のミスから素早くフィニッシュまで、という展開が多かった。最終的にはポゼッションは琉球が上回っていたところからも読み取れる。

 

そして、また5分ほど琉球の攻め。

今日は常にこのような展開。前半よりはピンチもなく、60分を過ぎてからはまた山形が盛り返す。

 

山形は攻めれてはいましたが、FWの帰陣が追い付かないので、4-4のブロックでずるずると下がる。特に、左サイドからクロスをあげられることが多く、失点しなかったのも不思議なぐらいであった。

 

そして73分に3点目!

加藤のゴールです。加藤はとても躍動的でした。守備からの攻撃。カウンターに対していち早くFWを追い越す動きを積極的に見せていました。

試合の終盤になればなるほどこういった最後まで走れる選手は大事です。

 

このまま展開は変わることなく3得点クリーンシートで山形の勝利となりました。

 

 

 

山形の試合をフルで見て

素直に面白いサッカー。

ボールも人も動いて攻撃するので、見ていて楽しいし、トップ下の南だけでなく選手たちの技術が高い。

ダブルボランチがビルドアップに関与し、SBが高い位置をキープ。前進できればダブルボランチの一角も上がることで厚みのある攻撃を可能としているが、いかんせん打たれ弱い

今日の琉球相手にも、SBの帰陣が間に合わず右サイドを崩されるシーンが何度もあった。また、ダブルボランチが上がったあとのケアも少なく、CBとGKの連携にも少し不安の感じる試合だった。

昨シーズンのように上位にいてもおかしくない試合展開にも関わらずこの順位にいるのは、得点力と守備なのは間違いない。

特に今日の試合だけで言えば、守備があれだけ緩いと大量失点もあり得るので、このサッカーでやっていくならアラウージョ含めた前線がチャンスを確実にすべて決めるぐらいの能力が必要だと思う。

ザッカーは攻撃だけできるわけでも守備だけになるわけでもない。連続したスポーツだからこそ、攻撃のときには守備を、守備のときには攻撃を考えていかなければいけない

今後、次に試合を見たときにどう変わっているのか期待したいところです。

ちなみにJ2の印象は「戦い」って感じです。昇格したい!降格しない!という強い気持ちを持ったチームが上がっていけるところなんだ、と今日の随所に出る体を投げ出したプレーなどから感じました。

 

 

今後の山形に期待しつつ、週末のアーセナル戦に備えることにします。

 

 

それでは!

 

 

スタジアム : NDソフトスタジアム山形
入場者数 : :2,529人
天候/気温/湿度 : 曇 / 18.7℃ / 76%
主審 : 川俣 秀
副審 : 岡野 宇広、細尾 基
第4の審判員 : 野堀 桂佑