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シティの右サイドはだれがいいの? PL第11節 vs Southampton


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こんにちは。

tadashiです。

 

日程がタイトになってまいりました。

個人的には書ききることが目標になっています。内容も充実させたい。

 

今節は、前節9失点の歴史的大敗をしたサウサンプトンとの試合。前節のイメージでいると足元をすくわれるかもしれません。

 

目次

 

[結果]2 - 1

Mancity ⚽⚽

The Saints ⚽

13 Ward-Prowse

70 Aguero

85 Walker

 

[今日のポイント]

◻️狙われる左SB

◻️クロスの質 Walkerの妙技

◻️展開を読みすぎたセインツ

 

[フォーメーション]

◻️Mancity 4-3-3


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いつの間にかFernandinhoがCB、アンカーGundoganが定着しています。Gundoganがいなかったらここ数年のMancityはどうなっていたか、怖くて考えられません。

 

◻️Southampton 5-3-2


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吉田はベンチ。イングスとレドモンドの2トップが攻撃の鍵を握ります。

 

◻️狙われる左SB

ここ最近のMancityは、前半あまりよくないことが多いです。

強いチームは研究されるのが世の常ですが、Pepのサッカーは一貫していて、対策されても突破できるという自負もあると思います。

この試合は、左SBが狙われます。サウサンプトンは、ボールを持ったら下手に繋ごうとせずロングボールを左SBに放り込み、こぼれ球を拾う戦術を採用。

なぜ左SBかというと、Angelinoだからです。Zinchenkoでも同様ですが、高さのないサイドバックほど、ロングボールの的になります。

 

私も学生時代は攻撃的サイドバックとしてプレーしていましたが、それはまあがんがんロングボール飛んできましたね…。本当に嫌てした。CBに競らせてこぼれ球担当ができるなら良かったのですが、そうでないときは相手の屈強なSTと勝ち目のない勝負をしなければなからなかったりと試合を通して狙われるとメンタル的にもきついです。

そこはプロですからAngelinoも嫌な顔せず対応しますが、きっかけはそこです。

 

ロングボールを放り込まれる。

という考えがチーム全体にあったのか、いつもより深い位置で構えていたMancity。

13分の失点は一連のこの流れからフリーでミドルシュートを打たれ、そのこぼれ球をフリーで押し込まれてしまいました。

 

サウサンプトンは狙っていた通りに先制。いや、もしかしたら先制点はできすぎだったかもしれません。

 

そこからサウサンプトンは顕著にボールキープを諦める試合展開へ持っていきます。シティ相手に守りきるにはそうやって、ボールをなるべく遠くに出して少しでも時間を稼いで、中央を固めて単調なクロスをあげさせれば良いのです。

 

前半はMancityも悪くなかったんです。

サウサンプトンがシュートを打たれても跳ね返し、クロスをあげられても跳ね返していました。

 

とくに左サイドはいつものように流動的に崩しを見せていましたので、得点も時間の問題かと思いました。

 

○Mancityひとつの形
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アンカーがボールを持ったときにSBがしぼり、LWがワイドに開く形が良く見られます。

 


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点線:オフサイドライン

ゴロもしくはロブパスがLWに入るとSBはインナーラップ。抜けてればパスを出します。DFがついていけば点線のようにオフサイドラインが下がります。

 


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すかさずアンカーはSBのいたスペースにフォローに行き、ボールを受けます。

そのときにはパスがもらえなかったSBが戻ってくるのでそれに合わせてオフサイドラインも上がります。


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そのタイミングで、主にD.silvaはその裏に飛び出します。サウサンプトン戦でも見られたこの左サイドの攻撃は決まった形のように自然に発生します。

相手からしたら嫌でしょうね。波状攻撃です。

 

◻️クロスの質 Walkerの妙技

後半

D.silvaにアクシデントなのか、Jesusが入ります。

いつもの443から442に変更し、サイドからクロスをガンガンあげていく攻撃に変えました。すごく不安だったんですがこれがまあ良かった。

 

1点返すまでのMancityは単調なクロスを繰り返すだけ。サウサンプトンも簡単に跳ね返していました。2ボランチのDe BruyneとGundoganはパスコースにつまり、JesusやAgueroにミドルのパスを送りますが、収まりません。

 

そんななか一瞬の隙をついて、今までとは異なる低く早いクロスをWalkerが蹴りこみそれを見事にダイレクトでAgueroがゴールにいれました。

サウサンプトンの意識にはあの速いクロスへの対応が消えていました。Mancityはペナルティエリアで崩して、触れば1点というクロスをあげると頭でわかっていても実際の試合か単調なハイクロスだけでは、体が反応しないですね。

さすがWalkerです。

 

そして、試合を決めたのもWalkerでした。

86分、Angelinoのクロスをキーパーが触った先にWalkerがいました。

いやー、やってくれました!

日にちもたってるので書きますがCLアタランタ戦でも、しっかりとゴールマウスを守り、クリーンシートを達成しました。(笑)

 

実はAngelinoのクロスも良かったですね、単調なクロスに見せかけて、相手の頭を越えて処理しにくいボールであったからこそあのゴールが生まれたのです。

 

今シーズンはWalkerだけでなく、Canceloもかなりチームに貢献しています。Canceloはラストパスに近いパスが出せる良さがありますが、Walkerにはこの屈強なフィジカルとスピードで今節のような結果を出すことがあります。Mancityの右SBはいったいだれがいいのでしょう。

 

◻️展開を読みすぎたセインツ

最後にサウサンプトン

前半の狙い。早い時間帯の先制点。おそらく予想外だったと思います。

その後のMancityの動きを読み、サウサンプトンは理想の展開に持ち込んでいたはずです。

しかし、ここ数試合のMancityは相手の読みをなんとかずらそうと色んな試みをします。この試合も早々に442にシフトし、クロスの押収。そして、得点。

ボールを持ったら蹴る。というところまではいいですが、せっかくイングスとレドモンドがいるんですから、前半のように、Angelinoを狙ってみても良かったかもしれません。

とにかく跳ね返して残りの時間を耐えしのぐぞ!という戦術には時間が残りすぎていました。残念。

 

今節も勝ちました。

はらはらする展開が続きます。

今節はリバプールも勝ちました。エバートントッテナムでは、大きな事故もありました。ソンフンミン含めた選手たちのメンタルが気になります。

 

今週末はいよいよリバプール戦。

ここで勝てるかどうかで今後のプレミアリーグの展望が変わります。

期待です!

 

それでは!