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マフレズ vs ヴァーディの元チームメイト対決 プレミアリーグ第18節 vs LeicesterCity


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引用:Mancity公式Twitter

 

こんにちは。

tadashiです。

 

第18節のレスター戦をとてもシンプルに振り替えることにします。

 

レスターと言えば、岡崎もいたミラクルレスターが記憶に新しいところです。

15/16シーズン 残留が目標とされていたレスターがいつの間にか首位に立ち、その後も勝ちを重ね、23節以降は首位の座を渡すことなくフィニッシュ。

5年前まで7部にいたヴァーディは、プレミア記録の11試合連続ゴールを記録。その年に来た岡崎もヴァーディとのコンビネーションや献身的な前線からの守備でチームに貢献。香川真司に続き、二人目のプレミア優勝を経験した日本人となりました。

 

というレスターの歴史も有名ですが、Mancityファンからすると昨シーズン終盤のコンパニーのこのゴールが最もセンセーショナルでインパクトがあったと思います。

 

 

撃つなよ…撃つなよ…!とだれもが思っていたところのゴール。試合自体の終盤でもありました。今、思い出すだけで震えますね。昨シーズンはこうやって勝ちきれる試合が多かった。今シーズンはやはり取りこぼしが気になりますね。精神的支柱のコンパニーがいなくなり、D.silvaも今シーズンで退団。ピッチのなかにリーダーが必要です。絶対的な。

 

ところで、今期のレスターも実はかなり強い。ヴァーディが猛烈に点を取っています。得点ランクトップの16ゴール。Jリーグ(34試合)の得点王が15得点なのですごさがわかると思います。そのレスターは現在2位。

 

現在2位のレスターに3位のMancityが挑む形になりました。

 

結果としてはファンから見たら最高のゲーム。レスターに隙をつかれたところもあったけど全体を通してMancityがボールを支配し、ゲームを支配し、しっかりと勝利しました。

 

 

MOM(マンオブザマッチ)はDe Bruyneです。ここ最近Mancityの試合はだいたいDe BruyneがMOMな気がします。

昨シーズンのほとんどを怪我で満足のいくプレーができなかった。それを払拭するかのようにとんでもなく好調です。

ハーフスペースでボールを受けるだけでなく縦横無尽に危険なエリアに顔を出し、高速クロスと正確なミドルシュート。今シーズンはこのまま行けばキャリアハイとなるかもしれません。

 

[フォーメーション]

◻️Mancity

4-3-3
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万能プレイヤーB.silvaがIH。ワントップはjesus。この試合Agueroが途中交代で復帰しました。いいニュース!

Mahrezも古巣相手にスタメン。どんな気持ちなんでしょうね。というかやりすぎなぐらに相手のサイドを切り裂いてましたね。

左SBは最近Mendyが使われてますね。Angelinoがんばれ!Otamendiの兄貴は相変わらずパスミスをしますね…。好きなんですけどね。Agueroの心の癒しなところも好きなんだけど、、

 

◻️Leicester City

4-1-4-1
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ワントップのヴァーディがとても怖い存在です。

キーパーはもうすっかりお馴染みのシュマイケル。僕がレスターを知ったときは「あのシュマイケルの息子」という認識でしたが、今ではシュマイケルといえばキャスパーの方だといわれるんじゃないかと思います。

親子揃ってプレミアを制覇し、プレミア屈指のGKになるなんてそれはほんと素敵なことですね。

 

[前半]

前半レスターは、マジソンをアンカーのGundoganにマンマークさせ、4-4-1-1の形で守ります。Mancityと戦うどのチームもやるアンカーつぶしです。

ティーレマンスとンディディでIHの2枚をとらえ、Mancityの中盤3枚をマンマークで抑える。奪ったら素早くヴァーディへという展開を作り出したい。という狙いでした。

 

レスターの4411は、中盤の3枚をタイトにマークできるメリットはありますが、CBがドリブルするスペースを埋めることができません。

De BruyneはマークをされながらもSBも注意を払わなければいけないところにポジションを取り、偽SBのWalkerもアンカーであるGundoganの横でビルドアップをサポートすることで、意識的に大外にいるMahrezをフリーにする構造となっていました。

それを利用して、MancityはCBから幅を取ったMahrezへボールを送り、Mahrezのドリブル突破からチャンスを作ります。独特のリズムで縦にも横にも突破できるMahrezに手を焼くチルウェル。彼は何度もMahrezに突破を許し、かなりきわどいピンチを作っていました。カットインから得点も取られています。

 

レスターも負けていません。

レスターはビルドアップの際は、左のIHに入ったマジソンがンディディの位置まで下りてリズムを作り、SBからのダイレクトの内側へのパスからマジソンやティーレマンスが余裕をもって顔をあげ、ヴァーディがMancityDFの裏へ飛び出すタイミングでスルーパスを放り込む。

FernandinhoもOtamendiの兄貴も足が早くないのでヴァーディに一気に離されてしまいます。今日の試合の唯一の失点もこのヴァーディの裏への飛び出しでやられました。ああなってはどうしようもありません。Edersonに頼みましょう。しかし、ヴァーディはシュートもうまいですね。

 

2012年にレスターに来たヴァーディの移籍金はなんと100万ポンド。まさかこんなに活躍するとはだれも思ってなかったのではないでしょうか。しかもそのあとプレミアリーグを制覇するんですから人生何があるかわかりませんよ。

ヴァーディのすごいところはなんといってもスピードです。

シュートのうまさや正確さを抜きにしても余りある能力だと思います。テクニックや戦術眼は鍛えることができますが、スピードや身長は生まれ持ったものです。こればっかりはどうしようもありません。

 

前半は、途中から中盤三枚の構成をダブルボランチとトップ下に変更したMancityがレスターのプレスを何度も交わし、Mahrezが猛然と突破する形で優位に進めました。

 

ヴァーディが飛び出して、Mahrezがドリブルして、という交互の展開は見ている方もスピード感もあって楽しかったです。

 

 

[後半]

前半ボールも保持され、攻めこまれたレスターは守りかたを変えてきます。アンカーへのマンマークをやめ、4-1-4-1のまま守ることにしました。ンディディが1枚残ることで中盤4枚を抜けたところを潰したり、トップ下のDe Bruyneをマークしたりする予定でした。また、中盤の4枚で、パスの受け手を止めるという狙いもありました。

しかし、Mancityはそのンディディの脇を使います。内に入ったSterlingやDe Bruyneがンディディの脇を使うことで、中途半端な位置に飛び出せないレスター守備陣はプレスに行くタイミングも遅くなり、結果的に後手にまわってしまいました。

 

今日もMancityはMendyが大外のレーンを一人で担当することで、Sterlingが自由に動くことができました。ボランチのように振る舞うB.silvaやGundoganが多少低い位置でボールを受けることで、Mendyはより上がりやすくなります。

 

69分にはだめ押しの3点目をjesusが獲得。そのアシストもDe Bruyne。

レスターの選手の間でボールを受けたDe Bruyneはユソンシを絶妙にタイミングをずらしたドリブルで突破し、大外に待つjesusにボールを送るだけでした。

 

De Bruyneは、8回のチャンス演出で試合トップ。デュエルの勝利回数9回で試合トップ。

62回のタッチ数で、キーパス7回、82%のパス成功率でした。

いやー、素晴らしい。見ていて楽しい!Kevin!!!

 

終わってみれば3-1で快勝。スタッツも勝利に値するスタッツでした。

 

ボールポゼッション63%、シュート本数23本、620本のパス本数です。

23本もシュート打たれる方はたまったもんじゃないですね。

 

[得点シーンハイライト]

最後にハイライトを。


Manchester City on Twitter: "A win that looked mighty fine from all angles 💪 🔵 #ManCity #MCILEI… "

 

今回は時間が無さすぎて、図も写真も少なくなってしまった。

言葉でどれだけ表現できるかとも思いましたが難しい。

 

 

さて、南野がザルツブルクからリバプールへの移籍が決まりました。

現、ヨーロッパ王者に加入するなんて日本人として誇らしい。CLで直接対決し、ゴールを決め、リバプールを脅かし、実力で移籍を勝ち取ったといっても間違いないでしょう。

ただ、移籍先がリバプールという点はMancityファンとしてブーイングを浴びせなければいけません。後半戦でピッチに立つかはわかりませんが、もしMancityとの試合に南野が出場するならば、ぜひ、南野とMancityを応援したいなと思います。

 

フィルミーノに、かけてミナミーノと実況が言うことを期待。デビューは1月5日のFAカップと言われていますので楽しんで待ちたいと思います。

 

それでは!