CLラウンド16 雑プレビュー
こんにちは。
tadashiです。
日本時時間2020年12月14日20時
街も心もクリスマスムードに染まっていく中チャンピオンズリーグ ラウンド16のドローがありました。
僕は家に帰るまで覚えていましたが、家に着いたらすっかり忘れていて、気づいた頃には組み合わせが決まっていました。
さっそくですが組み合わせです。
ボルシアメンヘングラッドバッハ vs マンチェスターシティ
バルセロナ vs パリ
セビージャ vs ドルトムント
どうでしたか。応援しているチームの相手はどのチームですか?勝てそうですか?負けそうですか?
苦戦しそうですか?
今日はせっかくUEFAの方でドローをやってくれたので、超簡単に極めて合理的に、そこはかとなく雑にプレビューをしていきたいと思います。
多くの方々がそのチームの戦術から両チームの展望を語ってくれるような気がするのでもういっそのことプレーの話はしなくていいんじゃないかなと思っています。
※これ以降書かれる話はすべて主観によるものです。気にしないでください。
好きなところから、いや、気になるところだけ読んでください。プレビューに繋がりはないとも言えないですが、読みたいところを読むのが一番いい。
- ボルシアメンヘングラッドバッハ(ドイツ) vs マンチェスターシティ(イングランド)
- ラツィオ (イタリア)vs バイエルン(ドイツ)
- アトレティコ(スペイン) vs チェルシー(イングランド)
- ライプツィヒ(ドイツ) vs リバプール(イングランド)
- ポルト(ポルトガル) vs ユベントス(イタリア)
- バルセロナ(スペイン) vs パリ(フランス)
- セビージャ(スペイン) vs ドルトムント(ドイツ)
- アタランタ(イタリア) vs レアルマドリー(スペイン)
- 勝ち抜け予想
ボルシアメンヘングラッドバッハ(ドイツ) vs マンチェスターシティ(イングランド)
■3度目もやっぱり対決
ボルシアメンヘングラッドバッハ。
今回ラウンド16に進出したチームの中でもっとも声に出して読みたいチーム名であることは間違いない。
ボルシアメンヘングラッドバッハ。
「ボルシアMG」と書かれることも多いが、僕は略したりはしない。
ボルシアメンヘングラッドバッハだ。
ボルシアメンヘングラッドバッハは、これまでCLに3度出場している。
15-16シーズン、16-17シーズン、そして今回の20-21シーズンである。
成績はそれぞれグループリーグ敗退、グループリーグ敗退、ラウンド16進出となる。
実はこれまでの2回ともこのマンチェスターシティと同組になり、はかなくも散っている。
今回初めてマンチェスターシティをかわし、見事グループリーグを突破したと思ったら、ラウンド16で当たることになるとは…。と、思っているボルシアメンヘングラッドバッハファンも多いのではないだろうか。
ちなみにマルクステュラムは、あのフランス代表DFリリアンテュラムの息子。お父さんは今何をしているかと思い、気になって調べてみたら特になにもしていないようだった。2008年にフランス大統領から内閣入りを打診され会談まで行ったが、断ったという実話があるようだ。
一方、僕みたいなマンチェスターシティファンはそんなこと思い出しもせず「ボルシアメンヘングラッドバッハかー、ザカリアがいたなそういえば。来シーズン取らないかな」とか腑抜けたことを言っている。
ドイツ勢との戦いではもっともCL制覇に近づいたであろう18-19シーズンのシャルケとの試合だ。あのザネの強烈なフリーキックは忘れられない。
ちなみに、ボルシアメンヘングラッドバッハの監督マルコローゼは、あのラングニック派の監督である。だからなんだと言われたらどうしようもないが、心なしかラングニック派とは相性が悪いような気がする。ペップは。シティは。
シティのアカデミーのドイルくん。
父親も祖父もシティの選手というサラブレッド。シティの血を色濃く受け継いでいる彼がマンチェスターシティの未来を背負ってくれるかはマンチェスターシティのフロント次第だ。若手を安く買って、買った金額より高い移籍金で売るという地道な移籍金収入を得るやり方が変わってくれることを祈るばかりである。
リーグでもペップ史上もっとも調子の悪いシーズン。CLでは調子が良さそうだけど案外良い試合をしそうだ。
ラツィオ (イタリア)vs バイエルン(ドイツ)
■国産対決
イタリアで生まれイタリアで育ちイタリアのクラブでプレーし、イタリアのクラブを監督したシモーネインザーギと、ドイツで生まれドイツで育ちドイツのクラブでプレーし、ドイツのクラブを監督したハンジフリック。
両チームの監督は国を愛し、国のサッカーを信じ、その国のクラブを率いてCLの舞台にやってきた。
ハンジフリックは一足先に優勝を経験した先輩ではあるが、シモーネインザーギもラツィオでしっかりとした基盤を築き上げた。
両チームの共通点はほとんどない。
語るのも難しい対戦である。
ストライカーのインモービレとレヴァンドフスキ。ゲームメイカーのルイスアルベルトとミュラー。
この4人が輝くかどうかがこの試合の鍵になりそうだ。
シモーネインザーギは、偉大なる兄を持っている。ACミランで活躍したフィリポインザーギだ。
兄は本当にオフサイドが多く、オフサイドの数で言えば世界一だったかもしれないが弟はそうでもなかった。選手として大きな名声を得たわけではないが、その後のキャリアもしっかり考え、今ではラツィオになくてはならない指揮官だ。
ローマ地方からこんなに強いチームが2チームもいるなんてすごい。常にダービーは盛り上がる。ローマと聞くとやはり北川さんが頭に思い浮かぶ。しかし、こっちはラツィオ。ライバルチームだ。
バイエルンですぐ思いつくのはバラック、カーン、そしてラーム。
ラームは2006年のドイツワールドカップ開幕戦のコスタリカ戦で、芸術的なミドルシュートを先制点としてあげたことを今でも覚えている。
ラームの万能具合は今はキミッヒが受け継ぎ、CLの決勝点をあげている。
ペップがバルサの次に率いたチームとしても個人的にはなんだか気になるチームではあったがブンデスリーガでいうと僕はドルトムントが好きなのでいつまでもいつまでもブンデスリーガ優勝し続けるなよ、と文句を言いたくなる。それもこれもドルトムントが毎年途中から調子を落とすのが悪いのだ。
話がそれた。
これまでラツィオに所属した選手はけっこう面白い選手が多い。まず、監督としてもっとも年俸の高いディエゴシメオネ。ネスタもクレスポもヴィエリも所属していた。ユーベに移籍したキエーザのおとうさんもラツィオにいたらしい。
どこかでだれかの思いは回っている。
この両チームの歴史もまたどこかでだれかの思いに繋がっている。
アトレティコ(スペイン) vs チェルシー(イングランド)
■心機一転対決
心機一転。アトレティコもチェルシーも今シーズン大きな方向転換を実施。
しかし、両チームが向いている方向はまったく違う。
アトレティコは自慢の守備を残しつつ、攻撃型への転換を図るという戦術へのアプローチ。
まず、チームのゴタゴタで戦力外となったスアレスをバルセロナから獲得。さらには中国からカラスコを引き続きキープ。前線に厚みを持たせ、ジョアンフェリックスを自由にさせることで爆発、絶好調。
移籍最終日にパーティが移籍。昨シーズンに引き続き真ん中の選手を取られてしまったので、もはやコケと心中するしかないのでは。
10年目のシメオネ体制でも新しい勝利への糸口を手繰り寄せようとするシメオネのメンタリティには驚く。
ずっとシメオネの話ばかりで申し訳ないけどヨーロッパの監督で一番サラリーをもらっているようです。約2200万ユーロ。もはやどれぐらいかわかりません。
うーん、と、およそ26億円だそうです。休日の味の素スタジアムを5200回も借りられます。毎日借りても14年借りられるので気になる方はシメオネ監督に頼んでみてはどうでしょう。
一方のチェルシーは大型補強を敢行。およそ190億円を移籍市場に投入し、ヴェルナーを始め、アヤックスのシエシュ、レスターのチルウェル、PSGのチアゴ・シウバなど次々と移籍を成立させた。ちなみに190億円なので、休日の味の素スタジアムを3万8千回借りられます。
方向転換というよりアブラモビッチがオーナーになった直後に戻ったかのようだ。
チェルシーの監督ランパードは、ダービーカウンティで惜しくも昇格を逃しながらも、お金のないチェルシーに半ば強引にチームを託されながら昨シーズンはCL圏内を死守。素晴らしいの一言であるが、新しい選手を獲得しすぎた感じもする。散々若手を起用して若手主体のいいチームと言われながらも、若手の意欲を煽る即戦力級の選手たちの獲得。シメオネと同じようにモチベーターとしての役割も持っているのかも。
どうでもいいけれど、カンテを見るといつもマケレレを思い出して、カンテは動きすぎなんだよなぁと知ってる風な口を叩くのが僕の得意技です。
個人的に気になっているのはジョルジーニョです。一説では審判よりも足が遅いと言われ、サッリと一緒にチェルシーにやってきたのにサッリは一年でいなくなるという事態。ランパードになってからはどうなんでしょうね。ここ数試合は使われてないようですが、ハヴァーツ、コバチッチ、カンテ、マウントとタレントが揃うなかで守備に不安のあるジョルジーニョを使うのは少し心配ですよね。
戦術へのアプローチと選手の補強。
勝つのはどっちだ!
ライプツィヒ(ドイツ) vs リバプール(イングランド)
■すごく走る対決
新旧ストーミング対決とも言っていいかもしれない両チームは同じタイミングでポゼッションを取り入れることに着手。
ブンデスリーガとプレミアリーグという場所は違えど、今のサッカー界の中心にあるストーミングの最高峰の戦いが見られるとはサッカーファンはよだれもの。
ライプツィヒは新興勢力だ。元々存在していたクラブを2009年レッドブルが買収したことで発足した。
RBライプツィヒのRBは決して"RedBull"ではない。ブンデスリーガの規定により親会社の名前が使えない。なので、造語"RasenBallsport"をチーム名に取り入れ、略語をRBとすることでレッドブルの名前を使わずに印象づけることにした。
なんだよ、金で強くなったのかよ。
と、文句を言う方々もいると思いますが、強いチームは例外なく選手獲得に大金を使っている。
また、選手たちもより高い年棒を払ってくれるチームに移籍したいと思っている。スポーツ選手は職業なんだからお金が稼げなければ意味がない。それに見合ったモチベーションで仕事をするのはだれもがそうなのではないか。
夢を売る職業などとくだらない価値観を持つのはおおいにけっこうだが、大金を稼げるという夢を見せていると言い換えることができると僕は思う。
まあ、しかしここ最近の移籍金の高等には首をかしげてしまう。エンバペやネイマールはいったいいくらかかるんだ。
味の素スタジアムの1日貸し切りで比較したいぐらいだ。
ちなみにリバプールは、たくさんのファンがいてファンに愛されているが、大金をはたいてアリソンとファンダイクを獲得している。
ファンは口を揃えて言う。手当たり次第金を出してるわけではなく必要な投資だ、と。
成功した例には目をつむる人間の悪い部分が全面に出ている。注意だ。
もちろんマンチェスターシティにも言えることだが。
なにが言いたいかよくわからなくなった2チームのプレビューだが、歴史も成績もリバプールが圧倒的上位。
ただ、ライプツィヒにはアンヘリーニョがいる。マンチェスターシティからPSVにローンされ、活躍したのち戻されたもののペップにはなかなか使ってもらえず、ライプツィヒにレンタルしているアンヘリーニョがいる。CLでも大活躍。今シーズンも圧倒的に期待している。できれば来シーズンには戻ってきてほしいが、買い取りオプションでライプツィヒに残り、彼が幸せになるならなにも問題はない。
リバプールには南野がいるので、少しでもいいから試合に出てほしい。
そんな2チームの試合は90分間見る方も疲れそうな展開の早い試合になりそうだ。
ぜひともチアゴアルカンタラに出ていただいて試合の展開をコントロールしてほしい。
ポルト(ポルトガル) vs ユベントス(イタリア)
■CL制覇は過去の栄光対決
この2チームはどちらもCLの優勝経験のあるチームだ。
モウリーニョが率いたこのチームはマニシェ、デコ、パウロフェレイラ、リカルドカルヴァーリョなど渋い選手たちが揃い、モウリーニョが負けないチームを作り上げた。このあと、マニシェはチェルシー、デコはバルセロナと、当時の優勝メンバーは次々とステップアップした。モウリーニョは実績と名声を手にいれ優勝請負人の監督として成り上がっていく。
あれから18年。ポルトの監督はセルジオコンセイソン。懐かしい。
セルジオコンセイソン。これまた声に出したくなる名前だ。
セリエAで選手として実績を積み、ギリシャで引退。監督としてはフランスリーグ1ナントを指揮した後、17-18シーズンからポルトを率いている。CLは常連。しかしここ最近はなかなか結果は出ない。きっとモウリーニョのポルトが特別だったのだ。そう言われても仕方ない。なぜならポルトは、育成して売却するクラブ経営が主体だからだ。
ミリトンをマドリーに、ファビオシルバをウルヴスに二人で9000万ユーロを稼いだ。
ポルトには日本人の中島もいる。コロナが影響で練習にも参加しなかったが、つい最近復帰。南野と同じく活躍を期待したい。
ユベントスの優勝は時代を遡る。95-96シーズンのリッピ時代のことである。
セリエAで9連覇を果たしたイタリアの強豪もビッグイヤーを掲げたのは遥か昔。
当時のメンバーにはデル・ピエロや現在インテルの監督であるコンテ、フランス代表のデシャンが在籍していた時代。ジダンがいたときですらCLは優勝できなかった。
内弁慶と言えば悪口になってしまうだろう。しかし、そう言われても仕方がないぐらいCLでの結果はいまいち。16-17シーズンの準優勝以外はベスト8が限界。今シーズンこそはと思っているユベンティーノも多いはずだ。
そんなユベントスは、サッカー界だけでなくさまざまなところに進出しようと、伝統のエンブレムをなくし、ロゴマークをデザイン。NY(ニューヨークヤンキース)のようなアパレルブランド同然のブランディング戦略を始めた。これによりイタリアのクラブで唯一収益トップ10にランクイン。(味の素スタジアム1日k…)
ロナウドを獲得して、今シーズンからはピルロが監督に。開幕前にはバルサと闇のトレードがあったが、フィオレンティーナのキエーザ、アトレティコのモラタ、パルマのクルセフスキ、シャルケのマッケニーと補強は十分。監督としては言い訳のできない立場である。つらい。
僕の友人でユベンティーノがいる。建設業で働いていてなかなか試合が見られないが結果だけはしっかりと追っている。
当時スキャンダルでユベントスがセリエBに降格した際も即答で「ユベントスはすぐ戻ってくる。応援し続ける」と返ってきた。イタリアサッカーファンにはこういった熱い男たちが多い。最高だ。
またもなんの話かわからなくなったが、CL優勝クラブ同士の対決だが、実力は圧倒的にユベントス。CL大好きロナウドの活躍で勝ち進み、レアルマドリーとの対決を僕は望んでいる。
バルセロナ(スペイン) vs パリ(フランス)
■大逆転劇の再来 対決
僕が望むのはまさにこれ。
16-17シーズンのパリに対して大逆転劇を演じた渦中にいたネイマールはいまやPSGの替えのきかない選手。
正直、フランスリーグ1での優勝は当たり前のものとなっているPSGにとってCL制覇だけが唯一の目標。昨シーズン決勝に進み、あと一歩まで迫ったが、その一歩は何万歩よりも遠いものだと見ている側も思ったし、もしかしたらプレーしていた選手たちも思ったかもしれない。
ネイマール、エンバペ、ディ・マリア、イカルディという魅力的なアタッキングサッカーを、ゲイエやマルキーニョスが支える。彼らを自由にさせるために、後ろの選手たちはたくさんのものを背負うことになる。
しかし、ネイマールを筆頭に、CLではしっかりテイクバックしてディフェンスにも戻る姿がファンの目にはよく映る。
PSGの選手にとっては、CLこそが本番なのだ。
それにしてもCLは勝ち続けても10試合ぐらいしかないので、そこにピンポイントで心も体も最高の状態に持っていくのは難しい。PSGの選手たちはそういった自分のコントロールも習得できるクラブのなにかがあるのだろうか。マドリー好きから言わせるとエンバペはPSGのラストシーズンになる可能性が高いのだから最高の結果を目指すべきだ。
エンバペはいただきます。
PSGの話だけでは、プレビューにはならいのでバルセロナについても少しだけ。
クーマンが就任してバルセロナは混沌としてしまった。メッシが「バルセロナというプロジェクト」に絶望し、退団を希望したのだ。
一時期ペップのもとに来るのかと言われていたが契約解除金7億ユーロ約880億円はだれも払えなかった。当たり前だ。
スアレスとラキティッチは去り、リーグでは勝ち星がうまく積み上げられず、CBは軒並み怪我人が続出と最適解の得られないバルセロナ。
一筋の光はカンテラ出身ペドリと純粋な9番タイプのブライスワイト。
サッカー好きであってもあんまり知らないのではないかと思う。僕も詳しくは知らない。
もっとも印象に残ったCL優勝はペップが率いて史上最高のチームと言われた08-09シーズン。ブスケツ、イニエスタ、シャビにおける華麗なパスサッカーはとても魅力的でかつ圧倒的な強さだった。
最後は14-15シーズンと翌年から始まるマドリー3連覇の影に隠れている。CL優勝が現実的かはわからないが、クレに対してポジティブなところを見せてほしい。
ちなみについ先日髪型を変えたグリーズマン。個人的には2002年日韓ワールドカップ決勝で大五郎カットにしたロナウド以来の衝撃。
死ぬほど似合っていない。
CL制覇に向けて心をひとつにしているPSGとチーム内部から一度崩れかけ、建て直しを図っているバルセロナ。
もしかしたら世紀の大逆転劇にすらならない結果が待っているかもしれない。
セビージャ(スペイン) vs ドルトムント(ドイツ)
■洗練された4バックとしたくてもできない妬み対決
ドルトムントはここ数年何度も4バックに挑戦した。その度に守備は崩れ、大事なところで勝ち点を落とす。昨シーズンも途中まではバイエルンを上回る結果を残していたのにいつの間にかバイエルンは遥か先へ行ってしまったようだ。
クロップ、香川、レバのいた黄金時代はどこに。
そんなドルトムントを煽るかのように整然とした4バックで昨シーズンELを制覇し、今シーズンはCLでグループリーグを突破したセビージャ。
レギロンのいた左SBにスポルティングからアクーニャを獲得。
ヘススナバス、クンデ、ディエゴカルロス、アクーニャの4バックはラリーガでも随一。
ドルトムントの妬みの力はどこまでのものなのか気になるところ。
ちなみにドルトムントは、若い選手をうまく使うことで有名。かつての香川真司も21歳でブンデスリーガで輝いていた。
ホーランを筆頭にサンチョ、レイナ、ベリンガム。そして16歳ムココ。一体平均年齢何歳になるんだ。
セビージャはもちろんプレイヤーも素晴らしいが、監督のロペテギとスポーツディレクターのモンチがあまりにも有名。
前回のワールドカップでスペイン代表の監督でありながら大会後にレアルマドリーを率いることがすでに決まっていることが報道され、スペイン代表監督を解任。それだけでなくマドリーでも成績が振るわず即解任。セビージャで成功して一番ホッとしてるのは本人だろう。
モンチはローマのスポーツディレクターのイメージが強いが、元々セビージャでスポーツディレクターをしていた。10代のセルヒオ・ラモスを2700万ユーロでマドリーに売却したのはモンチの手腕だからこそなし得たこと。ローマでの契約期間を終え数シーズン前にセビージャに渡ってきた。さらなる手腕に期待だが、経営と成績どちらを取りに行くのかが気になるところ。
書いていて思ったが、両方とも育った選手をピーク前で売って、健全経営を保つ商売上手対決だ。
アタランタ(イタリア) vs レアルマドリー(スペイン)
■育成と獲得対決
この両チームの共通点は同一監督による長期政権と柱となる絶対的選手の存在だ。
監督は
絶対的な支柱は
アタランタのアレハンドロゴメス
逆に言えば共通点はそれだけ。
他は真逆のチームだと言える。
CBの能力で守るマドリーと組織的なマンツーマンで守るアタランタ
選手個々の高いプレー精度で押し込むレアルマドリードとアレハンドロゴメスを軸とした計算されたポジショナルプレーを披露するアタランタ
そして、優秀な選手を移籍金をはたいて獲得するレアルマドリードと自前のタレントを高値で売却して新たな若手を育成するアタランタ
これらを並べただけでこの二つのチームの対戦は非常に興味深い。睡眠時間を削ってもいいぐらいだ。
イリチッチのバレンシア戦の4ゴールは記憶に新しい。
マドリーが僕の愛するマンチェスターシティに敗北したこともしっかりと思い出してもらいたい。
CLでは初対戦だと思う。監督として経験をつんだガスペリーニが、まだまだ若手のジダンに何を教えるのかも気になるところだし、そんな指導を受けつつ圧倒的なジダンが、なんだかよくわからないけど90分後には勝っているマドリーをCLの舞台で見せつけるのも楽しみである。
ちなみに銀河系軍団とし大活躍したジダン。現役時代は華麗なプレーで観客を魅了したのだが、監督としては「走らないやつは使わん。みんなで走って勝つんだ!」という考え。(自分はマケレレやグティ、がんばり屋さんのベッカムに救われてきたのに) それによりハメスとイスコが構想外に等しい扱い。
ロナウド、ラウール、ジダン、フィーゴ、ベッカム、グティ、マケレレ、イバンエルゲラ、カシージャス、ロベカル、ミチェルサルガドなどなど本当にビッグな選手ばかりが顔を揃えていた時代を知っているので、今のスカッドは少し物足りない。ぺレス会長の本気に期待。
エンバペ、ホーラン、ケイン、アラバなど、第二期銀河系軍団をぜひ。
勝ち抜け予想
最後にベスト8に進むチームを予想して終わりたい。ホームアンドアウェイの合計スコアまで予想しておく。
一つでも当たったら鰻をだれかごちそうしてください。
■ボルシアメンヘングラッドバッハ vs マンチェスターシティ
トータルスコア 1 - 3 シティWIN
1st 0 - 2
2nd 1 - 1
トータルスコア 0 - 5 バイエルンWIN
1st 0 - 3
2nd 0 - 2
トータルスコア 1 - 0 アトレティコWIN
1st 1 - 0
2nd 0 - 0
トータルスコア 4 - 4 アウェイゴールでリバプールWIN
1st 3 - 3
2nd 1 - 1
■ポルト vs ユベントス
トータルスコア 2 - 5 ユベントスWIN
1st 1 - 3
2nd 1 - 2
■バルセロナ vs パリ
トータルスコア 5 - 6 パリWIN
1st 3 - 2
2nd 2 - 4
■セビージャ vs ドルトムント
トータルスコア 3 - 3 PKでセビージャWIN
1st 2 - 1
2nd 1 - 2
トータルスコア 2 - 3 レアルマドリーWIN
1st 2 - 1
2nd 0 - 2
ものすごく長くなってしまった。
もし、少しでも共感するところがあればそれを伝えてもらいたいし、気に食わなければそれも伝えてもらいたい。
サッカーが好きな気持ちはみな同じである。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは!